『美月と色彩』
「……よしっ」
つい夢中になって
絵に関しては、『デジタルもいいけど、感覚は忘れたくないし』と
「店の夏メニューだから、海の色とか乗せてみようかな……」
空の色にも負けない、海の青。父の
出すシロップのバリエーションは、一家のそれぞれのオススメを出すことにしたようで、全員が他の家族の答えを聞かなくても、自然と
「今年のシロップは、家族の色、か」
ふふ、と
決して
母の
「だって、この家族を見たら、自然と居場所に出来るひとも居るよ」
鼻歌交じりに筆が乗り始めると、アイスコーヒーの氷がからん、と音を立てた。
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