番外編)))ユウタと作者の出会い。
俺は数学教師山田ユウタ。29歳。
作者のモチ(もちもん)と友達である。
モチは数学ヲタクの俺からして見たら、
奇跡しか呼ばない変なヤツだ。
まー今日は休みだから、ちょっとアイツのことを話そうか。
俺とモチが出会ったのは高校の時。
モチはずば抜けて、、、天然だった。
俺は、計算高くて、なんでも先を見て、なんでも損得でかけひきするタイプ。
モチは、、、、
奇跡を信じるがむしゃらタイプ。
座右の銘は「信じることはできる!」だ。
俺からして見たら、畑中みたいな宝くじが当たる奇跡をピュアな心で待ち望んでいるようなな。
勉強もできない。
生物67点で
英語42点で
数学はそこそこの82点。
国語なんかやばかったぞ66点だ。
「英語できない、母国語できないってどこの国行けばいいかな?」
とか言い出す、、、。
モチに聞いて見た。
「お前よくこの学校受かったな。」
「うん、そう。おんなじこと思ってる!」
「?」
「実はさ、英語の入試名前書き忘れたんだよね。」
、、、は?
「しかも、上靴まで忘れて来賓用のスリッパで入試受けた。」
、、、マジ?
で、まあ俺も受験を受けたからわかってるわけだ。倍率。
3・25倍。
募集定員が80人だ。
定員÷受験者=倍率
80÷□=3.25
□=260
((100:□=3.25:80
□=260))
てことは260人の受験者の中で勝ち抜いたわけだろ。アイツ。
名前も書かずに。
来賓用のスリッパで受けて。
奇跡だろ、、、?
落ちた180人の学生に謝ってほしいよな。
しかもだ。
モチのすごいところは、、、
授業態度と高感度だけで全ての成績を4〜5にするという超能力者だ。
数学では導けないアイツの特殊能力。
、、テストの点数いいヤツに謝れ。
と心底思ったぜ。
さらにな。モチ、、、
大学の小論文も名前書かずに受かってたんだよ。
俺はマジで、、、
神童かと思ったよ。
だからって真似すんなよ。
で、極め付けが。
奇跡の合格で大学行ったんだよ、、?
アイツ。
俺は県立大学だから、俺からして見たら偏差値高くない学校とは思ってたが。
アイツ、、、
大学の最優秀成績者賞にノミネートされててな。
で結局2位だったんだけど、、、。
モチマジで、、、奇跡だろ。
言っておくが。
モチは自他共に認める
「学力は底辺」
なヤツだ。
何が言いたいかって。
世の中数学では解明できない
奇跡があるってことだな。
、、、そーゆーことだ
「信じることはできる!」わけだな。
完敗だぜ。
アイツは俺の意識低い系数学教師という肩書きが好きらしい。
バカにしてるだろ。
って思うけど憎めない。
アイツは神だな。
数学では絶対に解明できない
モチの奇跡を起こす確率。
、、、ロマンだよ!
作者の奇跡の物語(実話) 完
数学ができないチエちゃん。 もちもん @achimonchan
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