応援コメント

Lという人物」への応援コメント

  • 最新話まで一気に拝読しました。日常のふとした瞬間に異質な、非日常的な現象に出会ってしまった恐怖、正体の掴めないものが這い寄ってくるような不安をLに抱いており、現状味方で良かったと思う反面、「片桐の部屋には盗聴器もないし壁も厚いから大丈夫」と言い切ってしまう、いわゆる「筒抜け状態」が何とも恐ろしいと感じました。Lに対する信頼は恐らくこれから構築されていくのでしょうが、今はまだ本当の意味で本条が護られているのか判断に難しく、だからこそ物語の続きを求めてしまいます。

    所感として、人物の一人一人にきちんと色があり、それぞれに違う魅力を感じました。文章自体にも読みにくさがなく、話の流れを理解し追いかけやすいため、私個人としましてはとても好みです。一方で、重要な部分の描写があっさりしていたり、「なぜそうしようと思ったのか」「どうしてそう思ったのか」と、人物の行動に対してささくれのような疑問が残ってしまうところが少々ありました。心情、展開等に於いてあと一歩踏み込んだ描写がありましたら、より物語や人物に深みが増し、没入しやすくなるのではないかと感じます。

    公安の謎、Lの謎。同時に進んでいく案件がどのように片桐を巻き込んでいくのか、正体の掴めない不安と期待を抱えたまま更新をお待ちしております。