第20話 里見の内偵
「
そういって手を差し出してきたのは氏康ちゃんの弟でこのあいだ
「為昌様って、おいくつになったのでしたっけ? 」
確か前の世界だと5つ違いだったはず…。
「姉とは3つ違いなので14歳になりますね…。それと小太郎さん、私の方が経験が乏しいので様付けは止してください。それに姉様が憎からず思ってる相手ですし、気軽に為昌って呼んでください」
そういって為昌君は笑いかけてくる。
「そっか、よろしくね? 為昌君」
「えぇ、こちらこそ勉強させてもらいます」
為昌君はそういって背後に目をやる。
「やっぱり気づいた? たぶん安房に入ってから尾行されてるね…。でもまだ相手が行動してこないから少し游がそう…」
そういって為昌君に伝えると彼は俺が気づくであろう最小限の動きで頷いた。
グゥーッ…。
「とりあえずお団子屋に行こっか? 」
為昌君に話しかけると彼は恥ずかしそうに頷いた。
小太郎、参る! 兎神 入鹿 @Destiny
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