002 ShpuimDaenr 四本足の蜘蛛
あっ!下がってください、危険ですから・・・。
いえ、危険と言ってもどう危険なのかはわかりませんが・・・。
・・・仕方が無いのです、見ての通り私は頑丈で密閉されているので余程の事が無い限り破損しませんので。ポンコツでは無いので!
しかしあなたは見た限り密閉されているようには見えませんし、強度もそこまで・・・あ、いえ、ポンコツだとは思っていませんよ。ただ未知のものなので何が[害/敵/負の因子]になるのか判らないので。ご理解下さい。
はい、わかりますよあの蜘蛛について!
まず容姿について、黒くて四本足で群れを成している。
・・・どうやら認識に差はあまりないようですね。ええ、一応確認です。同じように物が見えているとは限らないと思いまして。[説明/解説]に違和感を感じたら教えてくださいね、認識の差を埋める努力をしますので!
さて、あの蜘蛛について。
あの蜘蛛は、一定の場所を行き来し物を運んだりしています。
そしてご覧の通り沢山います。ええ・・・それはもう沢山・・・。
蜘蛛は様々な個体差があるようで、各個体は生涯同じ経路をずっと繰り返しているものから、一定数の群れを率いている個体、一か所に留まり続ける個体など様々です。他種の生物を巣で飼っている個体なども確認しました、結構賢い生き物なのかもしれませんね。
えっ、成分?あなたさっきからそればかりですね・・・。
・・・いえ、しかし・・・。なんだか[気味が悪い/気持ち悪い]ので・・・触りたくないといいますか、いえ、密閉はされているのですが。
おそらくあそこの住人もそう思っていますよ。「黒いのがいっぱいいて気持ち悪い!」って言ってましたし、この蜘蛛の事でしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます