003 No.512 512号室
はい、ここが512号室です。
・・・。
では次に参りましょう。
・・・成分ではなくて?・・・、ここの住人にはちょっと問題がありまして・・・。
いえ、凶暴だとか[害/敵/負の因子]とかでは無いのですが・・・。
性格が気まぐれで、・・・いえそれだけなら問題は少ないのですが、住人のそばには常に[爆弾/大きな力/破壊]が付いていて、扱いが分からないといいますか・・・。
とりあえず、住人について説明しますね。
"512-"、住人の名前ですね。ゴーイチニーです。
・・・そう言われましても、いまのところこの周辺には話せる[生き物/種類]が他におらず比較できないので変わってるかどうかという判断も私にはできません。
それでですね、512-の特徴ですが、大きさは人より頭一つ分小さいくらい・・・いえ、[DB/書庫/記録]にはこの程度しか・・・正確な数値は記録されてないんです、いえポンコツとかではないですよ!
また、重量は未知・・・ええ、浮いてるので重量という計測ができないのでしょう。また性別はなし、直射日光や高温は避ける、舌が長く伸ばせる、湿り気があるなど・・・外見などはこの資料通りです。ええ、かわいいでしょう?
しかしですね、この左下のこれ、さっき言った[爆弾/大きな力/破壊]です。
"-312"、得体の知れないやつです。マイナスサンイチニ、です。
・・・たしかに長いですね、呼びにくいです。
え、私の名前は最初に言いましたよね、ログにも残っています。
"AMP"、アンプです。ああ、忘れてしまったんですね。
ポンコ・・・あ、それでですね、-312の特徴ですが・・・見ての通り分かりません。[爆弾/大きな力/破壊]であることしか・・・。いつも512-のそばで[漂っている/浮いている/存在している]だけで特に変化もなく意思の疎通もできないので・・・。
・・・その気持ちはわからないでもないです。しかし入ってみて突然-312が[変化/変異/発動]したらと思うと・・・。今まで私以外の[生きた生物/意思疎通可能なもの]は遭遇させたことがないもので。
あ、以前小動物が侵入した際はなんの問題も起きませんでした。
・・・入ってみます?
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