【文楽師同盟】設定集

・文楽師同盟

葦原にて刊行されている文芸雑誌「文楽ぶんがく」に寄稿する作家を中心とした文芸思潮の一派。

文学は職業や種族、国家、性別等の別を問わず、意欲のある万人に開かれるべきであるという思想を持つ。

現在では葦原に拠点を置く「本派」とソレイユに拠点を置く「分派」の二派閥が中心となって活動している。

本派と分派に文学上の隔たりや確執は存在しないが、拠点の性質上、本派は葦原文学、分派はソレイユ文学を執筆する者が多く見られる。

分派では「我等の文学みらいは我等で切り開くべき」の標語のもと、同盟内で「我楽多がらくた」と呼ぶ特殊なクオリアを所持し、ロストに対処している。

文楽師同盟自体は年齢を問わず門戸が開かれているが、未来を担うのは子供である、として、原則20歳以下の我楽多使用を禁止している。

あくまでも本業は文士であり騎士や自警団ではないため、率先して戦場に出ることは少ない。


文楽ぶんがく

30年程前から葦原の本派より隔月で刊行されている文芸雑誌。

文楽師同盟の創始者である詩人、木崎きざき 六陽ろくようが創刊したもので、本派、分派を問わず、多くの文士が寄稿している。

葦原では文士の登竜門とも言われており、この雑誌に乗ることが文士としての第一歩とされている。


我楽多がらくた

我楽多文庫がらくたぶんことも。

特殊な製法でクリアクオリアを染め上げたもの。

古い書物と共にクリアクオリアを数ヶ月ほど置いておくことで、その書物の作者、読者、批評家、それらの様々な思いを吸い上げて色付く。

文楽師同盟の盟員は、己の信条や作風に似た、または座右の銘としているような書物を選び、クリアクオリアをその本の想いへと染め上げることで、己以外の感情を武器として扱っている。

他者の感情であるため扱いが非常に難しく、感情が噛み合えば莫大な威力を発揮するが、噛み合わなければ本家クリアクオリアの10分の1も能力を発揮できないなど、揺らぎの大きい能力となっている。


文楽神髄ぶんがくしんずい

我楽多によって盟員が発揮する能力の総称。

我楽多をブックマーカーとして加工した書物を開き、一言二言の詠唱を発することで書物から文字が浮き上がり様々な形の武器へと変化する。

我楽多とのリンクを高めるため、詠唱は書物から引用されることが多い。

※詠唱、能力名は実際の書物から引用してください。使用可能な書物は幕末〜戦後20年以内(1853〜1965年代)までの近代文学とします。


・詠唱

原則として「能力名と同じ書物から引用」とします。

詠唱の長さに規定はありませんので、単語、一文程度の長さで構いません。


・師弟関係

交流要素としてキャラクター同士で師弟関係を組むことができます。

師弟関係の募集状況についてはキャラクターシート2枚目下部に明記してあります。


・NG要素

☆20歳以下のキャラクターの我楽多使用

文楽師同盟への参加自体は可能ですが、未成年のキャラクターは我楽多を使用できません。

☆文士(小説や詩、俳句などを書くことを生業とする人)以外の作成。

あくまでも本業は文士ですので、それ以外の職業は認められません。カフェなどでバイトしている程度の副業は可

☆他の組織との並行所属

あくまでも本業は文士です(2回目)。

☆我楽多を本のブックマーカーとして以外での着用。

クリアクオリアを騎士の剣にはめるのと同じです。

☆文楽神髄の命名に架空の書籍を使うこと

必ず実在した、または実在する書籍をモチーフとしてください。

☆文学、文楽師同盟、同盟の理念に否定的、反抗的な思想を持つキャラクターの所属

☆最強、最弱設定

☆その他エルメリアや一般的な交流企画で禁止されている事項

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黄昏のエルメリア集 瓶野こるく @onipota

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