第6話 警戒してたのに足がつく

私「ところでどうして私のアカウントがわかったんですか?もしかして私のパソコンかスマホをのぞき見した!?やだそれ最悪……」


コンドー「それは誤解だよ。いつものようにツイッターを見ていたら、おすすめユーザーにそれっぽいアカウントが出てたからもしかしてと思っただけだよ。まさか本当にスミカさんのアカウントだったなんて(くすくす)」


私「笑わないでください(むすっ)」


どんな恥ずかしいことを書いてあっただろうかと記憶を確認するが、それどころじゃないと思いなおし、すかさずスマホでツイッターを非公開にする。


コンドー「スイーツ店のイケメン店員が気になるなぁ」


私「!?/////」


この前スイーツ店に行った時のツイートまで読んでる!?恥ずかしい……私の顔が熱い。真っ赤になってるのを感じる。こんなやつに動揺させられるなんて屈辱だ。


コンドー「そうそう、なぜスミカさんのアカウントが私におすすめされたかだけど。初めて会った時にメルアド交換したよね?そのせいだと思うよ」


~~~~~


……そうだ。私が初めてコンドーと出会ったのは祖母の3回忌の法事の日。どこで知ったのか祖母に世話になったと言ってやってきて、私を見るや否や


コンドー「おばあさんにスミカさんのことよろしくって言われたんですが、参ったな。私と同じくらいの年恰好じゃないですか。まだ子どもだっていうから承諾したのに。どうしたものかな……」


スミカ母「あらあらやだやだ。そーだったのwwwwせっかくだから結婚してってよwwこの子ったら全然そういうのに縁が無くてw」


スミカ「ちょっと、勝手なこと言わないで!」


コンドー「ええっ!?ああ、いや、もしかするとそれくらいしても良いくらいおばあさんにはお世話になりましたからね。まあ、もし縁があったらということで、これ連絡先です」


すっと名刺を差し出すコンドー。


スミカ「は、はあ」


スミカ母「ほら、その名刺の電話番号に電話かけて!」


スミカ「い、嫌だよーそんな」


スミカ母「じゃあメルアドだけでも交換しておきなさい。ほら、メール打って」


スミカ「わ、わかったわよ……」


コンドー「じゃあ、私は仕事があるのでまたこれで失礼します」


~~~~~


うわあああああああああああ。私のメインのメルアド渡したくないからって捨てアドを渡したのがここにきて裏目に出てしまった。その捨てアドはツイッターの登録にも使ってたんだった。そのせいで私の裏アカに足がついてしまった。ツイッターめ、余計な機能を。。。


平常心、平常心。私はクールビューティ。


私「まったく……とんだ失態でした。でもこの裏アカが身バレしようと、第二第三の裏アカがまた生まれます。コンドーさんの知らないところでね」


コンドー「ぷっ……ぶはははっ」


私「ムキーッ!(怒)」


情熱に負けた。

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