第3話 招かれざる

人は毎日パソコンやスマホと向き合って過ごす。その向こう側に冷徹なマシンの論理や人の思惑がうろちょろしてる。糖分は疲れた頃にやってくる。


私の勤務しているビルに男が一人やってきた。私の許嫁(いいなずけ)を名乗った。


男「素敵な職場ですね。立派に独り立ちされてるようで関心しました!素敵な家庭が築けそうです。わくわくしますね!子供は何人欲しいですか?」


マジかよ。やれやれだぜ。何のぼせあがってんだオッサンよぉっ!!


そんな私の不快な顔を察したのか、


男「私もプログラマなんですよ。職場では優秀なアニキとして慕われています。オブジェクト指向とか楽勝ですよね♪」


私「なんのアピールですか?優秀なプログラマなら、macbook、、、いや、せめてヒューレットパッカードの1台や2台振り回してるものじゃないですか?」


男「ええ、どちらも持ってますよ♪」


私「ムキーッ!!!」

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