たえなる故郷は
たえなる故郷はしっている
枝葉に
かれらが
かがやく
そこに天馬がゆくことを
吐息が炎であることを
うまれる朝に
燃える
卵が金であることを
ねむれる夜に
落とした羽根があることを
ながれて西へとゆくことを
このくちびるが
おとぎの話をすることを
あまねく故郷はしっている
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