六十一から七十

夜よ、優しくあれ/三

 夜よ、優しくあれ

 迷いのちょうは森へとかえそう

 明るい小石が道々にある


 月と星とを夕卓ゆうたくに招け

 清らかな地図をひろげよう

 夢のもとに羽根が降る

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