二十一から三十

夜よ、優しくあれ/二

 夜よ、優しくあれ


 その夢のひろがりは

 柔らかき天蓋てんがいであれ


 その憧れのともしびは

 道ゆきの洋燈らんぷであれ


 その祈りのはじまりは

 音まろき守歌もりうたであれ

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