閑話休題:ペン先の十色

 皆さん、こんにちは。

 僕は今日も今日とて、コメダで厄介客をやっております。申し訳ないという気持ちはある。気持ちだけは。



 さてさて、今回はペン先についてお話ししたいと思います。

 ペン先。太いか細いか、自分の用途に対して、適正な太さはいくらぐらいか。普段買うときには、僕はその程度しか考えていません。しかも最近は国産ばかり買っているので、うちにいる子はどの子も割と似たり寄ったりな太さです。

 ですが先日、その軛から完全に解き放たれたペンを入手しました。

 そう、前回記事でご紹介した『Witch the third』――通称、魔女様です。


 魔女様のペン先は、変わり種まで幅広く多種多様にご用意されています。なので僕は「せっかく特別な魔女様なのだから、ペン先だって特別にしたい」と思いたち、変わり種『MS』ミュージックを選択したのでした。

 このMS……本当に、本当に変わり種なのです。おかげでレアロ本来の書き味がまったく把握できず、前回記事ではペン先に関する記述をまるっと省くことになりました。

 ざっくり言うと、縦線は細く、横線は太く書けるのが、MSの特徴です。本来は楽譜を書くためのもので、横線でささっと音符を表し、縦線で音符の軸をささっと書き足す、というような使い方をします。

 ちなみに僕、楽譜を書いた経験は一切ありません。多分この先も無いと思います。

 ただ、エレクトーン教室に通っていた経験がありまして、音楽や楽譜というものに親近感があるのです。

 まあそれだけなんですけどね! それだけですが、「好きなもの+好きなもの=最高なのでは?」と思い立ってしまったわけです。

 結果として、僕は大変気に入りました。

 基本太字なので細かい字は書けませんが、インクフローがたふったふなので、紙の上でインクの濃淡が非常にはっきりと出ます。いつものインクが、まるで別人のようです。

 字の太さにメリハリがあるので、カリグラフィなどやる方には大変おすすめできます。


 他の変わり種としては、『ズーム』というものがあります。

 なんとこのペン先、細字から太字まで、太さを自在に変えることができるのです。

 ペン先の立て方ひとつ、持ち方ひとつで自由自在……とのことですが、これは実際手にとって使ってみたくなりますね。はい、使ったことありません。

 僕、くっそ字が下手くそなので、多分字幅の太さを一定に保てないと思うんですよね。

 とはいえ、使ってみたいものは使ってみたい。

 どなたか、ズームをお持ちの方。使用感を教えていただけると僕は大変うれしいです。わくわく。

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