episode5

〈星side〉


腕時計を見て、ため息をつく。


アイツを待ってもう2時間がたとうとしている。


星「ザケンなよ、夜…」


今日は久々に2人で組んでやる依頼


オレが何でも屋、夜が運び屋になってから初めて会うっつーのに…


夜「おー、久しぶりだなー」


やる気0な感じを全身から出しながら夜が来た。


星「あーそうですね。っていうかお前『久しぶり』より言う事あんだろ」


夜「え?あー…お前相変わらずちっさいな」


星「ザケンな!殺してやろうか!?」


夜「ハイハイ、ジョークですよ。ほら早く行くぞ」


結局謝らねーのかよ、と言いたいがいつもの事だからやめておく。


夜「で?えーと何っったっけな…」


星「仭」


夜「そう、そいつがいる所わかってんの?」


星「あたり前田のクラッカー」


夜「…知ってる?それもう若い奴知らないんだぜ?」


星「え!マジで!?オレらの趣味が古いのか…」


夜「んな事いーから、どこにいんの?」


言うのがめんどーだから、指を指す

ていうか、もうすでにオレらは近くにいるハズ…


と思っていたら、路地に入ってすぐ見つけた。


星「アレそうなんじゃねー?」


夜「え、嘘…マジだ。お前、すごいな…」


若干引いたような感じで見てくる


星「その目止めろ。テメーがノープランすぎなだけだ、バーカ」


夜「るせー、適当に歩いてりゃ見つかんだよ、チービ」


そんな話を普通にしていたから、アッチも流石に気づいたみたいだ。


遠目じゃ分からなかったけど、女もいる。まぁ、一人増えても大した問題じゃねーだろ。


出来るだけ無邪気に笑って二人に話しかける。


星「どーも初めまして。殺人鬼さん」(ニコッ)


仭「そーだな、初めまして。まず、名前でも名乗れよ」


星「あぁ、失礼、改めましてこんにちは。「しがない運び屋と」ただの何でも屋です」


星、夜「よろしくどーぞ」







さぁ、楽しい狂宴(パーティ)でも始めましょう?

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