俺とキュウリ娘の既定路線

あやぺん

 

 高二の春休み。ジイちゃんが失踪した。一晩探しても見つからず、方々に連絡をしたが意味はなく、捜索願いを出したが見つからず……。


 毎日横断歩道に立って、にこにこと小学生を見守りつつ、くだらないことを言って子供達を笑わしていたジイちゃんは、ある日突然、煙のように消えてしまった。


***


 大学二年の冬休み。修助しゅうすけはぼんやりと窓の外を眺めた。チラチラと降る雪。暗い、分厚い雲。まだ昼間なのに、まるで夜みたいだ。カーテンを開けている意味が無い。ジイちゃんはこんな雪の中、何をしているのだろうか?


 能天気なジイちゃんなら、のんびり雪見温泉かもしれない。ボケていなかったし、何も変化がない日常についに飽きて、旅に出た。何処かで死んでしまっていると考えると、あまりにも悲しいので俺はそう思うことにしている。俺は小さい頃からジイちゃんっ子だった。ジイちゃんは何で俺に何も話をしないで、消えてしまったのだろう?


 そんなことを考えていたら、手元のゲーム機内で俺が死んだ。四人のプレイヤーが誰かしら、合計三回死ぬと任務失敗となる。いいところだったのに、やらかした。


「なんか辛気くさーい。しかも地味だなあ」


 女子の声?実家暮らしの俺は、家に彼女を呼んだことが無い。専業主婦の母親と姉二人が、絶対に面倒だからだ。そして母親にも姉達にも部屋をひっくり返されたく無いので、立ち入り禁止にしている。男の領域に近寄るべからず。掃除くらいお茶の子さいさい。ゆっくりエ……いや、勉強が出来ない。男の人生において大事な勉強が出来ない。


 つまり、何が言いたいかと言うと、幻聴だ。俺はゲーム機から目を離さないことにした。先月彼女に振られたので、ちょぴりセンチメンタル!白昼夢って奴?


「ちょっと無視しないでよ!」


 また幻聴。このゲームって音声機能は……猫ちゃんだけだ。可愛い鳴き声を出しながらポカポカ敵を殴る可愛い猫のキャラクター。今、画面にいないけど。


「おいコラ!こっちを向け!無視するな!」


 うるさい幻聴だな。ジイちゃんの台詞セリフを使うな。こっちとはどっちだ?


「こっちってどっちだよ幻聴。女なんて星の数ほどいる。元気出せ俺。ネックレスが趣味じゃない?あんな女こっちから願い下げだ」


 修君が選んでくれたネックレスが欲しいの♡とか言っておいて、文句タラタラ。ブランドにしか興味無い強欲女なんざこっちからサヨウナラ。でも胸は中々大きくて良かった。惜しんで悩んでいたら振られた。こっちが振ってやりたかったのに、屈辱。しかし、やはりあの胸は惜しい。


「何を言ってるのよ!頭おかしいの⁉︎」


「おかしいから幻聴が聞こえるんだろう?喧やかましい幻聴。あーっ!」


 目の前からゲーム機が消えた。イリュージョン⁈ゲーム機があった場所の向こうに、小学生に見える女の子が立っていた。白い半袖のワンピースに、麦わら帽子。今、冬なんだけど。


「幻聴じゃなくて、ここにいるでしょう?何なのあなた。変よ。変過ぎる!」


「変質者⁈変なのは君だ!今は夏じゃなくて冬!ああ、白昼夢だから幻覚か……これはもう寝よう」


 俺は横向きになって目を閉じた。


「っ痛!何するんだよ!」


 足を叩かれて俺は飛び起きた。ん?幻覚でもない?


「訳が分からないことばかり言わないでよ!普通、君は誰?何処から来たの?とかそういう会話でしょう⁈」


 小学生女子が腰に手を当てて、ふくれっ面。クソ生意気な態度で気に食わない。顔は可愛らしいが、俺はロリコンじゃない。むしろペタンコなんざノーサンキュー。


 イラってきたので無視することにした。俺は無言で立ち上がって小学生女子の横を通り過ぎた。戸惑う小学生女子を無視して部屋を出た。しっかりとドアを閉めた。


「母さん。腹減った。昼メシ何?」


 階段を降りながら叫ぶと、背後に気配がした。気がついても避けられない。小学生女子が背中に強襲きょうしゅうしてきていたが、俺は紳士。避けたら階段ゴロゴロになる。頭にタンコブ、足は捻挫ねんざ。多分、そうなるので黙って受け入れた。


「逃げると思った」


「重いから降りて。とんでもなく重い」


 俺の首に手を回してぶら下がっている小学生女子。実際は驚くくらい軽かった。スッカスカでまるで羽、だと何か腹が立つのでピーナッツだな。


「本当に変だね。さすが、ようちゃんの孫……」


 ようちゃん。洋助。ジイちゃんの事か?俺の勘は鋭い方。ピピピピピーンときた。


「降りろ。そして話せ。ジイちゃんを知っているのか?何処にいる?生きているのか?」


 俺は体を左右に振って、小学生女子を落とそうとした。首に手がしっかりと巻きついていて離れない。


「君は誰?何処から来たの?でしょ!」


「興味無い!このチンチクリン!そんなことよりジイちゃんだ!話さないとジイちゃん直伝のチョップをお見舞いするぞ!」


 逆さチョップをしたら、本当に小学生女子の頭に当たってしまった。これは幼児虐待。即座に謝罪するしかない。


「あ、ワリ」


「痛ーい!全く悪びれてないでしょう?」


「俺の全ての真心込めた謝罪になんて言い草!」


 なんて疲れる小娘だ。しかも一向に離れない。俺は階段に座ることにした。段差でしがみついていられないだろう。ついでなので後ろに体を反らした。案の定小学生女子の引き剥はがしに成功した。


「ちょっと!何処見ようとし……」


「セーフ。見たくもないものを見るところ……っ痛!このピーナッツ、いやキュウリ女子!俺はガキに興味なんてない!ジイちゃんは何処だ!」


 危うく犯罪者にさせられる所だった。スカートのすそを抑える小学生女子は真っ赤な顔の怒り顔。


「キュウリ女子⁈」


「軽くて細くて寸胴幼児体型に似合う素晴らしい命名だな。キュウリ娘よ、俺って天才だろう?」


 キュウリ娘に脳天チョップを食らった。ジイちゃんのチョップの仕方に似ていた。


「もう帰る!こんななんて信じられない!」


 キュウリ娘が階段をドスドスと上がっていった。帰られると俺はジイちゃんに会えない?仕方ないので追いかけた。何て我儘わがままな子だ。親の顔が見てみたい。


「ケホケホッ。ゲホゲホ……ゼー……ゼー……」


 え?キュウリ娘、いきなり薄幸の美少女。廊下でうずくまって息苦しそうに咳をしている。呼吸音がおかしい。あまりにも苦しそうなので俺は背中をさすった。


「何、病気?喘息?騒いだから?持病なら自己管理しろよ……」


 名前を呼ぼうとして、まだ名前も知らないと気がついた。


「もう嫌だ……こんな短い時間で……こんなの嫌だよ……」


 大粒の涙がポロポロ、ポロポロと床に落ちていく。麦わら帽子が床に転がった。そう思ったら、髪の毛ごと。転がった?髪は落ちない。カツラだ。彼女の頭には髪が全く生えていない。小さい花みたいな斑点が咲いている。可哀想な光景だった。


「誰か……助けて……何処かに行きたい……」


 目の前に急に足が現れた。懐かしい穴開きシマシマ靴下。右は親指、左は中指のところに穴が開いた、緑と灰色のシマシマ靴下。俺はゆっくりと顔を上げた。


「ジイちゃ……」


「なつみちゃん。もうこのバカタレは置いて行こう」


「ひろちゃん!」


 記憶の中のジイちゃんよりも、しわが少し増えたジイちゃんが穏やかに笑った。にこにこ笑顔の懐かしさに、一気に泣きそうになった。


「修!大きくな……ってないな。なんだその顔。今日のことは全部内緒だ。さらばだ孫よ!もう小遣いをせびられるのは断固拒否!子供に優しくしない孫なんて知らん!」


 春風のような温かさなのに、激しい突風が俺の体を吹き飛ばした。起き上がると廊下には誰も居なかった。


 俺は本気で白昼夢を見たらしい。


 なのに、廊下でゆらゆらと麦わら帽子が揺れている。


 子供に優しくしない孫なんて知らん。


 俺の胸の奥でジイちゃんの言葉が燻くすぶった。



***



【8年後】


 早坂はやさか 修助しゅうすけ。タイムパトロール特務部隊隊員、初任務。その前に勝手にタイムマシン使用。


「いきなり解雇かもな!しかーし、ジイちゃんの行方を知るにはこれが一番でしょ!」


 数年前から噂されていた「時空管理局」が本当に設立されて三年。猛勉強して就職した。しがない営業なんてオサラバだ。ジイちゃん失踪の謎が知りたかった。俺って健気。ついでに何処かに行きたいと泣いていた、キュウリ娘も時空旅行に連れて行ってあげる予定。


 あの若さでハゲって病気か?と後で調べたけど、新型化学過敏症かもしれなかった。頭の斑点が病気の特徴、そのままだった。あの時代では超難病。ワンピースに麦わら帽子だったが、あの後死んだりしていないよな?無化学室でないと生きれないと書いてあった。日に何分というレベルで外出困難。だから「なつみちゃん」はあんなに辛そうだった。何処かへ行きたいなら、一度くらい自由に遊べる場所へ連れて行ってやりたい。


 子供に優しくしない孫なんて知らん。俺はジイちゃんっ子なので未だに傷ついている。俺って結構繊細せんさいな男。なので太々しくタイムマシンを無断使用!


 時間設定はジイちゃん失踪の日。最後の目撃者は、通学路の横断歩道にて挨拶をした小学生。という訳であの日の通学時間くらいの、あの横断歩道が目的地。俺って結構記憶力が良いので、設定はバッチリ。


 横断歩道には、それはもう懐かしいジイちゃんが立っていた。もう小学生は見当たらないが、にこにこしている。


「違法使用者!連行します!」


 振り返ると髪をキッチリと纏まとめた美女が俺を睨んでいた。手にはタイムパトロール特務部隊隊員用の電子警棒けいぼう


「早っ!ジイちゃん!俺!修助!」


 背に腹は変えられん!俺はジイちゃんにラリアットを食らわせた。正確には腹。ラリアットは首だから、腹フック?そのままジイちゃんを抱えて走り出した。タイムマシンは人工林の奥。逃げるが勝ちって奴だ。


「修助?あーあ。修だなあ。大きく……なってないな」


「嘘だろう⁈俺、もう30近いぜ?」


 突然の珍事件だろうに、ジイちゃんは呑気な声を出した。それにしても美女、速すぎ!


「30近い?そんな子供っぽい喋り方で何を言って……ひいっ!」


「止まりなさい!」


 電子警棒けいぼうが俺の左側に振り下ろされた。必死に避けた。ジイちゃんを抱える右側じゃないのは褒ほめ称たたえよう。


 パチリ。


 タイムパトロール特務隊員だろう美女と目が合った。怒った顔だが、可愛い。しかし、何処かで見た顔だ。


 その瞬間、俺の足元が疎おろそかになった。勢いよく後ろ向きに倒れ、ジイちゃんが俺の腕から空へと飛んだ。


「あああああああ!」


「あああああああ!」


 俺と美女。息ぴったり。ジイちゃんがタイムマシンにぶつかって、そのまま消えてしまった。何で?操作もしていないのに何で消える?何処に時空移動した?


「あああああああ!俺だ!俺がジイちゃん失踪しっそうの犯人か!これでクビだとキュウリ娘も何処にも行けねえ……ひまわり畑とか連れて行く予定だったのに……」


 俺は頭を抱えて膝をついた。時空の彼方に消えたジイちゃんはいつの時代に行った?タイムパトロール特務部隊はジイちゃんを返してくれていない。俺のせいで死んだ……?


「時空法違反で逮捕します……」


 泣き声がしたので俺が顔を上げると、美女が泣き笑いしていた。真っ赤な顔で、頬には大粒の涙がポロポロ、ポロポロ。初逮捕とか?泣きたいのは俺だ。というかもう泣いている。俺、大好きなジイちゃんの殺害犯だった。


「あの……ひろちゃんは……」


 


 俺が顔を上げると、美女の横にゴリラ男、間違ったノブアキ先輩が立っていた。鬼のような形相で怒っている。


 連行されたタイムマシン内の取り調べ室で、俺は今回の時空法違反の理由を喋らされた。素直に話した。過去の俺の恐ろしい所業を止めてもらいたい。しかし、俺がさっきジイちゃんを時空の彼方へ吹き飛ばしたということは、これは既定路線の運命。そうじゃなきゃジイちゃんが吹き飛ばされる前に止められていた。例題を思い出して考えてみだが、多分そう。何とかの法則。時空関連の原理って難しいんだよ。


 タイムマシンが絡むことすら既定路線の場合、何をしようとしても過去や未来は変えられない。なんとかのなんとかの法則。なんだっけ?確かペンギンとかなんかそういう名称だった。タイムマシンの始祖にちなんだというが、関連性がなくて覚えにくいんだこれが。


 既定路線なら俺は永遠にジイちゃんを時空の彼方に吹き飛ばす。


 ジイちゃん……。


 可哀想なキュウリ娘……。


「あの、ノブアキ先輩。彼の祖父は七年前のサカキバラ記念病院に時空移動しています」


「マミヤ、どういうことだ?」


 俺はふとマミヤ隊員の胸元の名札を見た。あまり膨らんでいない胸元に「間宮まみや 夏美なつみ」と刻印されていた。


 なつみ。そして、ひろちゃんの発言。


「キュウリ娘⁉︎大きく……なってない?いやなったか。少し膨らみ不足だけど今やピーナッツだ。何だ、元気じゃないか。もう何処にも行けるんだな。良かった」


 俺は脱力した。何処にも行けないと大泣きしていた、あまりにも悲しそうな女の子はもう居ない。ジイちゃんも死んでいないらしい。


 何も分からないが、俺が逮捕されたことでキュウリ娘は元気なピーナッツになったらしい。ひろちゃんと呼ばれるくらいジイちゃんは好かれていた。いつもニコニコ、ニコニコ、そして奇想天外ジジイなので、病院で子供達と面白おかしく過ごしたのだろう。



***



 祖父、早川はやかわ 洋助ひろすけは孫の俺がきっかけで、自らが住んでいた時代の一年後に時空移動した。飛ばされた先はサカキバラ記念病院。難病の子供を多く治療する病院。持ち前の明るさで、陰鬱いんうつな子供達を元気付けていた所をタイムパトロール特務隊員に保護された。


 しかし、何故かタイムマシンが作動しない。一年前の存在を自宅に帰宅させて良いのか議論中、ジイちゃんはサカキバラ記念病院で子供とお話ボランティアをして過ごしていたらしい。


 議論結果は帰宅却下。理由は「既定路線」だったから。何の「既定路線」なのかは機密事項で教えてもらえなかった。


 こうして、ジイちゃんは帰宅と知人との接触を禁止されてしまった。まだしぶとく生きているらしいが、俺は当然接触禁止。


 俺はというと三ヶ月の減給と反省文、それから猫型ロボットの古典漫画文学の感想文と関連する課題提出を求められた。小学生かよ、と思ったら課題はげんなりする量の倫理関係や哲学関係の問題考察だった。


「疲れた……」


 資料室の机に俺は突っ伏した。手書きしろという、とんでもない無駄な行為をさせられていて手がもう疲れた。


「あの……早川さん、これどうぞ」


 差し出されたのは、良い香りのコーヒーだった。声で分かったが、顔を上げるとやはり間宮隊員だった。会うのは逮捕以来。ジイちゃんとの関係を知りたくて会いに行こうにも、仕事と資料室に缶詰め状態で探せなかった。自宅に帰宅も許されていない。泊まり込みで働かされ、課題を受けさせられている。


 ゴリラ、じゃなくてノブアキ先輩によれば間宮隊員は難病を克服こくふくして入局したらしい。


 新型化学過敏症。「なつみちゃん」の病気に対する俺の推測は正解だった。確か二年前に画期的な薬が開発された。電子新聞で「超天才児が難病に対する新薬開発!」と連日世間を騒がせていた。


「ありがとう」


「あの、私こそありがとう。嬉しかった」


 急に、そしてあまりにも可憐かれんに笑ったので俺は見惚みとれた。間宮隊員が俺の隣の席に座って、恥ずかしそうに俯うつむいた。


「ひろちゃん、タイムマシンで私をひまわり畑に連れて行こうとしてくれたんです。それであの日貴方に会ったの……孫が一緒だと楽しいだろうからって……でもあんなんで。あの後すぐ連行されました。変な人ですよね?あの時私もう14歳でしたよ!小学生じゃなくて!私も何かムキになって子供っぽいことをしてしまいましたけど」


 間宮隊員が歯を見せて愉快そうに笑った。話が何となく繋がった。俺がジイちゃんを時空移動させた。ジイちゃんが飛ばされた先のサカキバラ記念病院で親しくなった子供の一人が「なつみちゃん」で目の前にいる「間宮隊員」


 ありがとう。嬉しかった。


 俺が「キュウリ娘」を「時空旅行」させてやりたかったことに対してだろう。


「お礼だったら、この課題手伝ってくれない?あー、あと、今度一緒に食事でもどうですか?キュウリ娘じゃなくて、なつみちゃんって分かったし。今度は何処から来て、何をしに来たか聞くよ間宮さん」


 間宮さんが嬉しそうに、楽しそうに笑った。俺も心の底から笑った。


 「既定路線」は、恐らく新薬を開発したという超天才児にジイちゃんが何かしたのだろう。精神的に支えて、それが新薬開発に繋がった。恐らくそういうこと。


「笑い方がひろちゃんソックリです。ひろちゃんって呼ばないと怒るんですよ?」


「なら、俺も修ちゃんと呼ばないと怒ることにしよう。なつみちゃん」


 ちょっと調子に乗ってみたけど、問題なさそう。なつみちゃんが嬉しそうに、恥ずかしそうに笑った。


 これってもしや、俺にとっての「既定路線」でもあったのかもしれない。二人の未来に何か歴史的出来事があるとか。そう思うとワクワクするので、そうしておこう。



 運命って信じる?

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俺とキュウリ娘の既定路線 あやぺん @crowdear32

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