第19.5話 アーシャの日記1
今回の事は日記として残そうと思う。
日頃つけないが、これほどの事件は俺の一生の中でそうそう起こらないだろうし、いろいろあったことを整理したい。
・魔法とは何か。
古い昔に万能の神が与えた魔物に対抗するための技術だと習った。
俺たちの先祖はみな神と共に魔法を使って魔物と戦っていたそうだ。
現代の魔法の基礎はここで作られたがより古い時代に人の力だけで完成された魔法もあるらしい。
古代魔法と現代魔法については学園でそのうち解説されるだろう。
・魔力とは何か。
人体や魔法、物質や概念上のものまで多くが魔力から出来ているらしい。
魔法とは深く見ていけば全て分解と再構成を行っているらしく、その特性が強いのが地属性だ。
・回復魔法とは何か。
本来水属性に属し、流れの特性から来るもののらしい。
治癒を目的とした魔法全般に使い、多くの魔法体系でそれぞれの方法で回復させる。
俺が習得したのは現代魔法の地属性で、属性を越えた効果の発揮は心身共に衝撃だったとこは違いない。
このくらいで十分だろう。
2ページ目を書きたくはないが、アルフェの言った通り俺も今回の事を歓談の一つとして消化していくのだろう。
今回は運が悪かったかもしれないが、同時に良いことあった。
こうして思えば存外悪くはなかったんだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます