第7話 二人旅(2)
〜ゲームセンター〜
「じゃあ俺はクレーンゲームやって来るから」
ちなみに悠は好きなキャラのジャンボクッションが欲しいのである。
「お前、前みたいなやつ取ってくんなよ?持つの大変なんだから・・・」
「はーい!」
悠はあまり信用していなかった。
「さーかんばりますか!よしじゃあ(コイン)ぶち込んでやるぜ!」
・・・1時間後
「ふざけんな!(声だけ迫真)、あったまきた・・・(冷静)」
(ところでさっきからあっちは何を騒いでるんだ?)
その声の主は少し先にいる。行ってみることにした。
怒号が聞こえてくる。
喧嘩か?そう思い見に行くと
「おいゴルァ!お前本当に店員か?」
「センセンシャル!許してください!何でもしますから!」
何やら店員らしき人3人が謝っている。
一人は半笑いで頭下げてないが。
「ん?今何でもするって?」
「あっ・・・(察し)」
「よしお前らクルルァに付いて来い」
スタスタスタ・・・
悠は思った。
何故誰も何をしない?警察を呼べばいいのに。
まあ多分暴力団だからだが。
そんな暗いことは有ったが、何もなかったように時間は進む。
悠は目的の物も取れていない。
残念に思いながら、サーバルを呼ぶ。すると
「取ってきちゃった。えへへ・・・」
確かに前のような物ではない。
だがそれは、確かに、
悠が取ろうとしていたものだった。
「お、お前・・・よくやった。」
「?」
「それは俺が取ろうとしてたやつだ・・・」
そして何事もなく今日が終わった。
〜翌朝 駅〜
「さ、帰るぞ。切符大丈夫か?5回ぐらい確認しとけよ!?」
「だ、大丈夫だよー!」
「よしじゃあ行くか。」
〜家〜
「ただいまー」
「おお、悠。どうだった?」
「ああ、楽しかったよ。父さんが期待してるのはなかったけど。」
「ああそうか、まあいい。とりあえずゆっくり休め。」
「わかった。」
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