第3話 ゲームセンター

日本は休日だ。悠の家族は皆ゆっくりとしている。

つい最近から新しい家族が加わっても、それは変わらない。


「そういえばさ、お前ゲームとかやんの?」


「ゲーム?」


「ゲームも知らないのか・・・」


悠は少し困惑してしまった・・・


「そうか・・・じゃあゲームセンターにでも行くか。」


「わーい!」


悠にとっては好都合だった。

丁度なんとかプライズから好きなキャラの寝そべりぬいぐるみが出たところだった。


「よし、今日は違う街にいくか。サーバル、電車乗るぞ。」


悠は知らなかった。

フレンズの運賃を・・・

自分は中学生なのだから大人運賃だ。

フレンズの運賃など果たしてあるのか・・・


〜駅〜


悠は真っ先に運賃表を見た。

するとフレンズは大人運賃と一緒だった。

良かった、と悠は安堵した・・・


「ちゃんと切符なくさないようにしろよ・・・」


何て言っているが、悠は先月切符をなくし2回運賃を払わされた。

人のことは言えない。


「1番線に〇〇行き・・・」


そんなアナウンスが聞こえた頃。

列車特有のキイイみたいな音が響く。


「怖い・・・」


「なんだ怖いのか?まあその耳なら仕方ないな。」


あんなだったら地下鉄でサーバルは死んでしまうんじゃないか?

そんな物騒な想像をしながら乗車。


〜〇〇駅〜


「切符ちゃんとあるか?」


「あるよ!」


「そうかそれならいい。」


「えーと、今俺達はここにいる。

数km歩けばゲームセンターがある。」


「疲れちゃうよー!」


「お前はサーバルキャットだろ、俺のようなヒトより体力は多いはずだ・・・」


「まあいい、行くぞ。」


「はーい!」


サーバルが元気のいい声を上げ、二人はゲームセンターへと向かう。


〜ゲームセンター〜


「コイン交換してくるから、ちょっと待ってろ」


・・・数分後


「よし、交換してきたぞ。

フレンズは"ジャパリコイン"らしいぞ。

ジャパリって・・・サファリとジャパンでもかけたのか?まあそれはいい。」


「お前は自由に遊んでこい。」


「なんかあったら呼べよ、俺はぶらぶらしてるから。」


・・・悠視点


「いろんな人がいるな・・・」


悠が見たのは、格闘ゲームをやるキツネのフレンズ、コインをめっちゃ持ってるツチノコの?フレンズなど、多種多様なフレンズや人がいた。


「そしていろんな物あるな・・・」


悠から見えるだけで

「野獣ストラップ」、「C〇AT名鑑」、・・・

そしてお目当ての物・・・


「よし、じゃあ取りますか!」


・・・数時間後


「よし・・・取ったぞ!1000円以上注ぎ込んだかいがあったぜ・・・」


「よし、サーバル帰るぞーって、え?」


悠が見た先には、超でかい〇〇〇〇〇の姿が・・・


「エヘヘ・・・」


「エヘヘじゃない!まあ仕方ない、俺が持つ。」


〜駅〜


「いいか、切符なくすなよ、俺みたいになるなよ?」


「ユウちゃん切符なくしたの?」


「ああ、少し前にな。」


〜駅(到着)〜


「さ、サーバル、切符は?」


「あれ・・・ない・・・」


「え?」


・・・数分後


「すいません、気を付けます・・・」


「本当だよ・・・こっちも調べたり大変なんだから・・・で、運賃〇〇〇円ね。」


「はい、すいません、当人にも行っておきます・・・」


悠は勿論疲労困憊だった・・・

いくら切符を落としたとはいえ、フレンズに責任はないだろう。つまり保護者の責任だった。


「お前ー!まあいい今度からちゃんと気を付けろよ・・・」


「確認は怠るなよ。俺の責任になるんだから・・・」


「はーい!」


「そういえばユウちゃん何とったの?」


「家に帰ったら見せてやる。」


「わーい!」



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