第2話 街
家族は"サーバルキャット"を引き取った。
「フレンズ解放令」によって、フレンズの反乱とか
起きるんじゃないかとか言われていたが、何も起きなかった。
世界は今日も平和である。
そんなある日、少年とサーバルは街へ出掛けた。
少年の名は悠という。
13才である彼は、フレンズという存在について考えている。理科の成績は悪いが。
「ねえユウちゃん、どこ行くの?」
「そうだな、駅前にでも行くか。」
駅前には大きなショッピングセンターがある。
二人はそこへ行こうとしていた。
二人は駅前までの道を歩く。
街はヒトとフレンズが仲良く、生活していた。
フレンズと一緒にカフェを開く者、
テレビでフレンズがニュースを伝えている。
少年は一気に変わった街並み、テレビに驚いていた。まあ無理もないことだが。
〜駅前〜
「さあここだ、取り敢えず映画でも見るか。」
まだ慣れてないのか、時折看守のような様子で喋る。まるでどこかの少年漫画のキャラクターのようだ。あちらはもういい年だが。
「チケット買ってくるから待ってろ」
「はーい!」
映画館にもやはりフレンズはいる。
あちらにはフレンズのカップルもいるようだ。
「よし、時間あるからなんか食べるか?」
現在時刻PM1:00、映画はPM3:00からである。
「私お肉食べたーい!」
やはりネコ科、肉が好きなようだ。
「よし、じゃあ〇〇〇〇〇〇〇〇にでも行くか。」
「わーい!」
〜〇〇〇〇〇〇〇〇〜
「俺はレギュラーの150g食べるけど、お前はどうする?」
「私は300gで!」
「ははっ、すごい食うな・・・」
果たして財布は大丈夫だろうか・・・
〜映画館〜
悠は今話題の時代劇映画を観ようとしていた。
主題歌が好きなバンド、となれば観るしかない。
・・・上映中
「すっごーい!」
「静かにしろ・・・」
フレンズ、まるで子供のようだと悠は思った。
・・・数時間後
「zzz・・・」
「すぐ寝やがって・・・」
サーバルは寝たが悠はエンディングまでとても眠れる状況ではなかった。
・・・その後
「映画すごかったねー!」
「お前半分以上寝てただろうが・・・」
「さ、家に帰るぞ、もう夕方だ」
悠の家は門限が決められている。
別に深夜まですることなどないので門限を破るつもりはなかった。
街が赤く染まる。
「ユウちゃん、あっち綺麗だねー!」
「ああ、そうだな」
そして日が暮れる。
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