俺とフレンズ
president
第1話 プロローグ
20xx年、世界で一斉にある現象が起きた。
それは、
「フレンズ化現象」
宇宙からか、火山からか。
星屑のような、不思議な物体。
それは人間にとって害はない。
ただ動物は・・・変わった、一気に。
人間・・・つまりヒトと同じような、そんな見た目に。
勿論世界各国の首脳が見逃すわけがない。
頭を抱え、首脳電話が飛び交った。
そして世界各国一斉にある令が定められた。
「フレンズ保護戒厳令」である。
この法律が意味すること。
それはフレンズ・・・いや、動物達を国に預けろ、と言うことだった。
自分達が大切に育てた動物でも、だ。
反対意見が多かった。だが仕方ない。
この未曾有の事態に、誰も立ち向かえるわけなかった。
そして5年後・・・
5年前に降った不思議な物体、通称サンドスターは解析が進み、人工生成が可能となり、効果もわかってきた。
そして世界各国がまた一斉に令を出した。
「フレンズ解放令」である。
この法律が意味すること。
それはフレンズの人権を認め、人間と同じ権利、義務、法整備・・・あらゆることを同格とした。
そして各地の保健所でフレンズを引き取ってくれるヒトを募集した。
もちろん殺到。
その中に中学生くらいだろうか?
そんな子がいる家族がいた。
その家族は"サーバルキャット"というフレンズを引き取った。
フレンズが新たな家族の一員となった生活を、少し見ていこう。
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