大公は伯爵令嬢の墓前に誓う
仕立屋ノルマ・コントが下がった後。
カイエンとヴァイロンが表の執務室に戻ると、イリヤと一人の団員が待っていた。
「待たせたな」
執務机に着くと、すぐにイリヤが団員を紹介した。
「殿下、これは情報部のカマラです」
まだ若い男がうっそりと頭を下げた。顔が浅黒く、南国の血を思わせる。平凡な顔だが、目がガラスのように澄んでいるのが印象的だ。
カイエンはその名前に聞き覚えがあった。
「では、おまえがあの『メモリア』カマラか?」
大公軍団には治安維持の武力部隊と、市井の事件を取り扱う警ら部隊があるが、情報部は警ら部隊の中の一部署である。主に帝都で起こった重要事件の情報管理を仕事としている。例えば、殺人事件があれば、捜査部隊と共に現場に急行して情報の保全にあたる。
通常、事件現場の様子は専門の部隊員がスケッチする。証拠となりうる物品も収集、管理する。
その情報部の秘密兵器、と言えるのがこの『メモリア』カマラだ。
彼は一度見た場面を決して忘れず、その上に思い出しながらスケッチできるという異能の持ち主である。
異能を見込まれて、先代団長グスマンの時に大公軍団にスカウトされたのだが、異能があるゆえか他の技能では通常人より劣るところがある。
例えば、彼は文字が読めず、書くこともほとんどできない。学んでも習得できないのだという。
「殿下、例の歌劇場事件で殺された少年ですが……」
カマラは話すのもうまくないので、イリヤが話し出した。
「ああ、カルロス……だったな」
カイエンの声が湿っぽくなる。自分より若い少年が、あのスライゴ侯爵アルトゥールに使い捨てにされたのを思い出したのだ。
「本名かどうかわかりませんし、遺体を収容、検視したのちに一応、こいつにも面通しさせたんですが、見たことがあると言うんです。でも、さすがのこいつもどこで見たのか頭の中を探るのに時間がかかりまして」
時間がかかっても思い出せたのならすごいことである。
「こいつの記憶はみんな場面なんだそうです。なので、人間一人ひとりを分けて覚えているのではないそうで」
「ふむ」
「思い出したっていう場面がこれです」
そう言って、イリヤは執務机の上へ、一枚の克明なスケッチを広げた。
すごい。
カイエンも後ろから見ていたヴァイロンも目を見張った。
場面は広い、真ん中に登り階段のあるホールで、十代の少年と思しき人影がたくさん描かれている。顔は女のようで衣装も華美なものだが、どうやら若い女ではないようだ。
「これは……まさか」
カイエンはいつもではないが、重要な事件現場には立ち会うことがある。こういう造りの建物のホール、居並ぶ人物の雰囲気に見覚えがあった。
イリヤのとぼけた顔を見ると、にま、と笑った。
「さすがは殿下。こういう店の事件にも立ち会われたことがありましたよねえ」
「……女郎屋か」
帝都には決められた区画内である遊郭のなかでの女郎屋の経営が認められており、その中は基本的に遊郭の主人たちの組合が管理している。治外法権地帯とも言えるほどにその管理は徹底しており、通常は事件があっても内部で処理されてしまう。であるから、大公軍団の捜査も及ばないことがほとんどなのだが、去年、例外となる事件があった。
その時に、大公のカイエン自らが現場に立ち会ったことがあったのだ。
女郎屋の特異な建物の造りをその時に見ている。
「しかし、これは娼婦たちではないな」
カイエンは、克明なスケッチの中の一人の人物を指差した。
そこに描かれた少年は、間違いもなくあの少年。真っ黒な馬車の中から射殺されたカルロスだ。
女の着るような装飾過剰な服をだらしなく纏って、生気のない顔で笑っている。
「はい。それはみんな男の子ですから」
賢明なカイエンはあのスライゴ侯爵アルトゥールの美貌と女装、少年を悪事の手先に使ったやり方、ザラ将軍やミルドラ叔母から聞かされたアルウィンの若い日の所業などから、なんとなく予想はしていたが、謹厳実直、質実剛健なヴァイロンはそこまで思い至っていなかったらしい。
「えっ」
カイエンの後ろから、ヴァイロンの驚きが伝わってきた。余計なことは話さない男だから、それ以上の言葉はない。
カイエンは心の中で、ヴァイロンを意地悪く応援した。
戦場働きとは全然違うけど、大公殿下も大変だぜ。これからはおまえもがんばれよ、
「ではこれは男娼窟か。カマラが見たこの店は前に事件を起こしていたのか」
「はい」
イリヤは説明した。
この店は帝都の場末にある男娼窟の中にあり、ある貴族が男娼への嫉妬に狂った大立ち回りの末に店に火をつけたため、店側も誤魔化せずに事件となり、その時に周りの店も捜査されたのだと。カマラも現場に急行し、現場だけでなく周りの店の検分にも立ち会ったという。
「カマラは店の名前は覚えていませんでしたから、一昨日、昨日と団員にこの絵を持たせて探させました」
イリヤがにやっと笑う。この笑顔が実はカイエンは苦手だ。
「店が特定できたので、この少年、カルロスの死顔のスケッチと、この絵を持って、俺自ら、聞き込みに行って来ました!」
おおう。
笑顔がカイエンには気持ち悪いが、それなりに真面目で骨惜しみしない男なのだ。
「この子の本名はやっぱりカルロスじゃなくて……殿下、気を悪くしないでくださいね。アルウィン、っていったそうです」
アルウィン。
カルロスよりは少ないだろうが、市井の市民にない名前ではない。
では。
あの子は父と同じ名前だったから?
だからあのアルトゥールに目をつけられてしまったのか。
「誰に落籍されたかわかったか」
何年も前のことではないだろう。誰が彼を男娼窟から引っ張り出し、ああして殺して捨てたのか。
イリヤはメモを取り出した。
「……殿下。これまた驚かないでくださいよ」
いったん、鉄色の目をカイエンの灰色の目と合わせてから読み上げる。
アルトゥールではないということだろう。
「落籍されたのは去年のことだそうで。金を払ったのは、……帝都、公認遊興場『カンパヌラ』楼主、アルベルト・グスマン、です」
イリヤが口にした名前は、前の大公軍団軍団長の名前。
先代大公アルウィンの死後、直ちに職を辞し、イリヤボルト・ディアマンテスにその地位をゆすり渡して、長年の情婦と一緒になった男の名前であった。
その元情婦の経営していた遊郭がカンパヌラだ。
カンパヌラ。
それは、桔梗の異名である。
カイエンは痛む額を押さえた。
次から次へとなんなのだ。
皇后の晩餐会に乗り込もうという矢先に。
嗚呼。
父の亡霊がここにも。
前大公軍団軍団長、アルベルト・グスマン。
彼もまた、恐らくはこの事件のモザイクの中の一人なのだ。
「イリヤ」
カイエンはイリヤの顔を正面から見た。
「おまえはグスマンの側か? それとも私の側か?」
カイエンの後ろで、ヴァイロンの気配が変わった。返答次第ではイリヤの首が危ない。素手でもヴァイロンならイリヤの首を簡単にへし折れるだろう。今のように、イリヤは剣を帯びており、ヴァイロンは丸腰であってさえも。
イリヤは躊躇の影さえ見せなかった。
「いやですねえ」
イリヤはわざわざ執務机の周りを回って、カイエンの前にひざまづいた。
自分に向けられているヴァイロンの殺気は感じているはずだ。
「俺は大公殿下の軍団の軍団長ですよ」
そう言って、カイエンの革靴に包まれた足先を手に取った。
途端に飛びかかるような殺気が、カイエンの背後から巻き起こる。
カイエンはひやひやしながら、ヴァイロンを手で抑えた。
そっと、足を手前に引く。
イリヤは構わずに、満面の笑みで断言した。
「俺は殿下の父上なんかどうでもいいです。グスマンさんにはまあ、軍団長を譲ってもらった恩はありますが、それもどうでもいいですね。もう、俺は軍団長になっちゃったし。今、俺たちの俸給をくださっているのはあなた様ですから。あなた様、ハーマポスタール大公、カイエン様ですから!」
この言葉には、カイエンもヴァイロンも戦慄した。
この男の忠誠は買えるものだ。
言い換えれば、本来は誇り高い一人の男が、小娘の革靴をおしいただくことが出来るほどに強固な忠誠を、買うことができるのだ。
カイエンが大公である限り、そして傭兵ギルドに公平な対応をしている限り、自分は味方だと、イリヤははっきりと表明したのだ。
だが。
大公であるカイエン、この帝都、ハーマポスタールを支配するカイエンは、この男と、その後ろに数多ひしめく大公軍団の団員たちの要求に答えなければならないのだ。
いつでも、公平に。
その仕事ぶりに合った俸禄を持って、彼女は彼らの忠誠を確実なものとしなければならない。
カイエンは一回、息を吐いてから、イリヤに答えた。
「馬鹿なことを尋ねてすまなかった。忘れてほしい。……イリヤ、近日中にグスマンのところを訪問しなければならないだろう。その手配を頼む」
イリヤはひざまづいたまま、笑顔で答えた。
「承知いたしました。殿下」
カイエンはそのまま、イリヤとカマラを見送って、執務室を出た。
ヴァイロンを男妾にしろと命令されたこの年の春から、彼女の中には常に嵐があった。
春の嵐。
彼女の人生で最大の嵐であっただろう。
その嵐を周囲の助けを受けて、彼女はやっとのことで乗り越えてきたのだ。
嵐の中の当事者であるヴァイロンが、彼女を支えていたことも大きかっただろう。
何の前触れもなく、添わされた二人である。
カイエンの側はあまりにも無力だった。
彼女を支えたのは、ヴァイロンであり、アキノであり、サグラチカであり、ザラ将軍であり……。
それでも、あまりにも事件が立て続けに押し寄せたので、カイエン自身はそれほどに自らが傷ついたとは認識していなかった。
なのに。
今、自分は泣きたい思いを持って、大公宮の広大な回廊を歩んでいる。
ハウや帝国大公カイエン。
今はただただ、その肩書きの重さが辛かった。
男妾騒動で試されたのは、一人の女としての自分。
スライゴ侯爵アルトゥールの件からは、大公としての彼女が試された。
しかし。
解決策はすべて彼女の周囲の人々がもたらしてくれた。
だが。
イリヤは図らずも言ってのけたのだ。
それは、カイエンが今、大公殿下であるからもたらされた幸運にすぎないのだと。
「こんちくしょう!」
カイエンは父が言ったことがある言葉を舌に載せた。
ちくしょう、ちくしょう、ちくしょー。
この言葉の使い方は間違っていないはずだ。
いつの間にか、両目から洪水が起こっていた。
なんだこれ。
喜ばしい洪水じゃないか。
カイエンは大声で叫んだ。
「こんちくしょう!」
なんて自分は弱いのであろう。
なんて自分は若いのであろう。
こんちくしょう。
後ろから追ってきたヴァイロンに抱きしめられ、なだめられるまで、カイエンは叫び続けた。
こんちくしょう。
おまえら、ぶっころしてやる!
いつかみんな、ぶっころしてやる!
相手が誰なのか、自分でもはっきりしない。
でも。
でも。
私はなってやる。
おまえらではなく、私がなってやる。
この弱い自分を捨てて、かならず成し遂げる。
あの、弱いものたちを決して見捨てないために。
今、わかった。
すべては契約と計算なのだ。
自分でできないことは、できる人々にやらせるのだ。そのためにはこの社会を変えていかなければ。
自分が変わらなければ。
あのカルロスにされたアルウィンも救えない。
子供達は大人に利用されるだけだ。
弱いものは馬鹿にされ、虐げられるだけだ。
「墓参りに行く」
自分の部屋に戻ったカイエンは、その異常な様子を心配してやってきたサグラチカに命じた。
涙が止まらない。
カイエンはごしごしとそれを拭いながら、サグラチカに言った。
「何があっても行く。明日。マリアルナの墓参りに行く!」
と。
いきなりの要求に、サグラチカは戸惑った。
マリアルナ。
それは。
「マリアルナ様とは?」
カイエンに鎮静作用のある薬湯を飲ませて眠らせたのち、ヴァイロンはサグラチカに問うた。
サグラチカは、沈痛な面持ちで彼女の養い子に答えた。
「リオハ伯爵令嬢、マリアルナ様です。リオハ伯爵のご長女です」
「……昨年、九月に亡くなられました。カイエン様と同年で、十七歳でいらっしゃいました。カイエン様の唯一と言っていい幼馴染のお方です」
サグラチカの返答は血を滲ませるように悲惨な香りがした。
「カイエン様はあのようにおみ足が悪くていらっしゃいますから、お友達も少なかったのです。その中で、マリアルナ様は、特別でした」
サグラチカはヴァイロンを悲しい目で見遣った。
「あなたはマリアルナ様の分も、カイエン様に寄り添わねばなりませんよ」
サグラチカはヴァイロンを連れて、控えの間に入ってから、ゆっくりと話しだした。
「マリアルナ様は、カイエン様がご幼少の時、カイエン様の為に集められたご学友の中で、お一人だけ、気が合われた方でした。カイエン様のおみ足のことにも構われず、仲良く毎日、お遊びに。カイエン様が家庭教師におつきになる年齢になられると、マリアルナ様も淑女としてのご教育が始まり、やや疎遠となられましたが、ずっと書簡でのお付き合いはお続けになって」
ヴァイロンは黙って聞いている。
「マリアルナ様はおつきになった家庭教師の影響で、帝都の孤児院や救済院へよく赴かれていたそうです。リオハ伯爵様も社会奉仕には積極的であられますからね。あなたが従軍なさった国境地域での戦闘でも、傷を負った兵士たちへの看護の向上に関心をお持ちだったそうです。カイエン様は大公になられてから、マリアルナ様のおっしゃっていたことが実感おできになったようでしたね。
それが、一昨年になって、マリアルナ様は病にお倒れになりました」
ヴァイロンは密かに身を震わせた。では、マリアルナ様は。
「脳に腫瘍がお出来になる病でした。カイエン様はあのように生まれつきお腰に蟲をお持ちになられますから、心配もひとしおでした。でも、マリアルナ様のご家族、リオハ伯爵はカイエン様のご身分を憚って、お見舞いを固辞なさいました」
サグラチカは、自分の手を握りしめた。
「去年の新春のお祝いのカードがマリアルナ様から届いた時、カイエン様は動揺しておいででした。私も拝見しましたが、カードの文字は幼い子供のようで、文言も新年の言祝ぎだけのものでした。もう、お手も自由にはならなくなられたことがはっきりわかりました」
「カイエン様はあなたも知っているように、お育ちからご自分のしたいことをはっきり言えない方です。しなければならないことにばかりお気持ちを砕かれてね。それでも、カイエン様はお見舞いを希望されました。リオハ伯爵はそれでも遠慮なさいましたが、夏になって、マリアルナ様がもういけないとお分かりになった途端に弱気になられたのでしょう、お見舞いをお願いするとのことでした」
ヴァイロンは息をするのも潜めて聞き入った。
「カイエン様は私を伴われて、マリアルナ様の病室へ赴かれました」
その時。
もう、マリアルナ伯爵令嬢には、もう、意識がなかった。
真っ白な顔で、真っ白な褥にただ、横たわる物体になっていた。
声をかけようという意志さえ押しとどめる、それは、絶対的な現実であった。
カイエンは、もう五年以上、彼女と直接には会ったことがないことに気がついた。書簡だけがお互いの息吹を伝えていたのだ。
「……申し訳もございません」
リオハ伯爵とその夫人はカイエンの前でくずおれた。
「娘は、マリアルナはずっと……」
そこでカイエンが聞いたのは、マリアルナのしたかったこと。
それだけ。
国立の医薬院に入学し、医師になりたかったと。そう、願っていたと。
それだけを、聞いた。
マリアルナはその後、一月ひとつきもせずに亡くなった。
カイエンは葬儀に参列し、真っ白な百合に囲まれて横たわるマリアルナの静かな顔を、ただ、ただ、見つめていたという。
医師になりたかった。
この時代、女の医師はいなかった。
出産を助ける産婆はいたが、困っている人々、戦場の兵士たちの治療に当たる、医師や看護師に女はいなかった。
マリアルナはそういうものになりたかったのだ。
でも、なれなかった。
伯爵令嬢という地位はその妨げになったかも知れないが、それでもなれたかもしれないのに、若すぎる死が、彼女からすべてを奪った。
そして、あのカルロスにされたアルウィンだって、その死によって、何がしかの未来を奪われた子供であったのだ。
カイエンは思ったであろう。
では、自分はなれるか。彼らの代わりに。
カイエンはすでにして大公であった。
なれるはずがない。
でも、でも。
それはこの一年間のカイエンの懊悩であった。
春からの騒動の数々は、彼女をそこから遠ざけていたが、今、カイエンは戻るべき場所に戻ってきた。
翌日。
カイエンは、葬儀の後、初めてマリアルナの墓前に立っていた。
ヴァイロンとサグラチカが同行した。
帝都ハーマポスタールにある、有力貴族たちの墓地である。
すでに萎れた白い百合の花束が、彼女の墓前に横たわっていた。
墓標には名前がない。
成人する前に亡くなったからであろう。
その代わりに言葉が彫り込まれている。
「はしり去るなにをか得んと人の世にぶちのめされる朝に戻れば」
病にぶちのめされたマリアルナの言葉。
これは、意識のあった限界の時の彼女の想いか。
それは、周回する思考。
いつも、朝に戻ってくる人々の想いだ。
走り去るしか方法のない、刹那の人生の中での叫び。
彼女にはもう、朝は来なくなってしまったが。
朝。
そうだ。
カイエンは思った。
自分にはまだ朝がやってくる。
何度、ぶちのめされても、何度、失敗しても。でも生きていれば戻ってこられるのだ。新しい朝に。
でも。
死んでしまえば、もう、次の朝は来ない。
「私にはきっと、やりとげることはできないが」
カイエンは、マリアルナの墓標に誓った。
「できうる限りを尽くして、貴女のしたかったことの中のいくばくかでも実現しよう」
カイエン・グロリア・エストレヤ・デ・ハーマポスタール、十八歳。
彼女は誓った。
ハウヤ帝国帝都ハーマポスタール大公として、何ができるのかを。
何ができるのかはわからない。
それでも。
彼女はその死が彼女に追いつくまでは続けるであろう。
何もできずに死んだ子供達にも、したかったことがあったことを、決して忘れないだろう。
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