ひとりの青年の物語。どんな経緯で絶望したのか謎。でも、そんな違和感を感じさせないほどに情景描写が素晴らしい。読んでいるだけで靄のかかった森の中に入ってしまったようだった。靄の中の誰かが語る。何を語るかは、読んでからのお楽しみ。