俺は誰よりも自分の事が嫌いだ

「あーあ、終わったな」

 講堂、最前列。くあっと退屈そうに欠伸を漏らした後、両足をだらしなく前に投げ出した赤星に隣に座る花条は「縁起でもない事言うな」と彼の肩を小突いた。相変わらず加減を知らない彼の手によって抉るような痛みを与えられた肩を擦り、怪訝な顔を浮かべながら赤星は開口した。

「兄の方にはブランシャール、弟には金敷。……誰がどう見ても詰みだろ」

「赤星、黒瀧に興味があるのか?」

 後ろの席から身を乗り出して声を掛けた青沼に、赤星・花条の肩がほぼ同時に飛び上がった。花条は心臓を押さえながら「ビックリした」と呟き、赤星は「ビビらせんなアホ」と言いながら青沼の頭を軽くはたいていた。

「そういうんじゃねぇ。嫌でも視界に入り込んで来るんだよ、あっちが」

 蚊か蝿みたいなもんだと素っ気ない態度でスクリーンの映像に目を向けた赤星に、青沼と花条は顔を見合わせた。青沼が小さく笑ったのを聞いて、赤星は腕を組みながら「何笑ってんだよ」といちゃもんを付けた。

「最初の会議の後、汗だくになって校内中探し回ってたのに……赤星は誤魔化すのが下手だなって」

 うるせぇなと赤星から暴言が返って来た。2人の会話を見守っていた花条は、薄笑いを浮かべながら激闘が繰り広げられているスクリーンの映像を眺めた。

「ほっちゃんはいい奴だよ、俺が保証する。

 ……だからさ、友達になれるといいな」

 うるせぇともう一度暴言が返って来た。てっきり「友達なんかいらねぇよ」だの「誰があいつなんかと仲良くするか」なんて返って来るかと予想していた花条は目をぱちくりと瞬かせた後、青沼ともう一度顔を見合わせながら「素直じゃねぇな」と彼の肩を勢い良く叩いた。



 頭が痛んだ。次に腹、心臓。絶え間ない痛覚と自分の体から溢れ出る血を眺めて、ようやく斬られた事を実感した。

 目で追えなかった。それくらい一瞬の事で、ビー玉を指で弾くくらい簡単に勝敗は呆気なく決まった。

「……こるりちゃんの言う通りよ。貴方達の実力が100になって、それが200になれば脅威になり得る。

 リヒちゃんや凪ちゃんは湊斗ちゃんの方ばかり注視していたようだけど、私は貴方の方が厄介だと思った。貴方には私以上にKINGとしての素質があったから。

 ……断言出来るわ。北斗ちゃんはぶっつけ本番で【セイトカイ】のメンバーを扱い、勝利に導ける」

 格の差を痛感させられる事は今まで沢山あった。猛勉強の末、テストで高得点を取っても上には上が居たり。なかなか弾けなかった譜面がようやく出来るようになっても、友人はすっかりマスターしていたり。

 ……けれども、これまでの沢山の経験も今の状況の足元にも及ばない。

「けど、それは未来の話。

 北斗ちゃんと湊斗ちゃんは誰の目から見ても仲の良い双子、私も初めはそう思っていた。

 けれどね、貴方達は“表面上だけ”。大事な本質が何一つ交わっていない」

「金敷……先輩は。

 ……先輩は、お姉さんの事嫌いなんですか……」

 サーベルを収めながら金敷は「まだ喋れるなんて、意外とタフね」と小さく笑った。

「その話、私の事だって一言でも言ったかしら? 北斗ちゃん、憶測だけで話を進めるのは」

「嫌い……なんですか」

 地に這い蹲ったまま起き上がれない北斗へ目線を合わせるように、金敷は片膝を付き「そうね」と肯定した。

「全てが嫌いだった。

 でも……」

 周囲の風景が徐々に元の学園に戻って行くのを眺めながら、北斗は続きの言葉を待った。

 インカムを取り外し、ゆっくりと身を屈めながら金敷は最後に北斗の耳へ口を近付けた。まるで自分の本音を彼以外に聞かれまいと隠すように。

「“殺される”必要はなかった。“俺”は姉貴に……生きて欲しかったよ」

 嗚呼、成程。姉の事を語る時に過去形だったのはそういう事だったのか、と考えて襲い掛かった激痛に意識がプツンと途切れた。



「ちょっ、戸塚先輩ボーッとしてないでこっち……」

「うーん……飽きちゃった」

 そう言って銃を下ろした戸塚に、貞原は「はぁ!?」と動揺の声を上げた。寒河江の構える巨大な弓から放たれる矢を間一髪で避けながら、貞原は彼女との間合いを詰めた。

「だって、もう負けるのが確定してる。これ以上駒を動かしたって意味ないよ」

「駒……?」

 貞原の問いに戸塚は「チェス、やった事ない?」と問い掛けた。

 最近はアプリや携帯ゲーム機の普及で、色んなジャンルのゲームが簡単かつ無料で遊べる環境が整っている。だがオセロのようなメジャーなものなら兎も角、チェスで遊んだ経験のある者やそもそもルールを知らない者も少なくないだろう。実際、貞原もその部類に含まれた。

「KINGのすぐ目の前に相手のQUEENが迫ってる。チェック……テニスで表すところのマッチポイントみたいな状態。

 KINGはもう左右に動かす以外選択肢はない。他の駒で防いだところで、勝敗は見え透いている」

 貞原は思わず言葉を失った。いつも気だるそうに欠伸を漏らし、訓練中や作戦会議の合間にうたた寝をしている事が多い戸塚が水を得た魚のようにスラスラと自らの見解を述べる姿は奇妙と呼ぶ以外、他に相応しい言葉が見当たらなかった。

「戸塚先輩……あんた、一体」

【有限戦争】……というよりは、その題材となったチェスの膨大な知識量。そして彼の発言の節々から覗く勝負事への強大な諦めの色。

 それらに意識を奪われかけていた時、貞原の体が勢いよく持ち上げられ……浮いた。

 ぐらりと反転した視界の中、必死に現状を確認しようにも頭が付いて行かなかった。それがようやく理解出来たのは、地面に勢いよく叩き付けられてからだった。

「いっ……!」

 背中・腰が激痛を訴えた。起き上がろうにも胸倉を強く掴まれているせいで身動きが取れない。

 視界に映り込むのは色白で華奢な腕だった。少しでも力を込めれば折れてしまいそうな細腕の主・寒河江が自分より二回りも大きい貞原を背負い投げ、今現在彼の事を見下ろしていた。

「さ、寒河江先輩……? 首……苦しいんで、離して貰えると」

 絞り出すように貞原がそう訴えれば、寒河江はようやく我に返ったのかハッと息を呑み、両手を離した。軽く蹴られたボールのようにゆっくりとしたスピードで退いた寒河江は顔を真っ青に染め上げ、深々と頭を下げた。

「ご、ごめんなさい! 私……」

「いや、気にしないで下さい先輩」

 起き上がり、無傷である事を証明するように左右へ首を動かしたり、肩をぐるぐると回し「ほら、何ともないですから」と答えてみるも、彼女は「本当ごめんね」と呟きながら、何やら落胆していた。

「またやっちゃった……絶対、今度こそ引かれちゃうよなぁ……」

 何をそんなに気にしているのだろうかと貞原が疑問を抱いた時だった。

「【オチコボレ】KING・黒瀧北斗、戦闘不能チェックメイト

「……北斗!」

 アナウンスを聞いてすぐ、どこかへ走り出そうとする湊斗の腕を黒宮がすかさず止めた。

「何処行く気だよ」

 初めて声聞いた、と思ったのは湊斗だけではなかっただろう。彼自身が誰とも交流しようとしなかっただけあって、【オチコボレ】メンバー全員が衝撃に目を瞬かせていた。

「決まってる。北斗を……」

「はぁ……お前、馬鹿か。弟の方はもう」

「分かっている。分かっているが、俺は!」

 湊斗が抵抗するように黒宮の手を振り払った時、その衝撃にふらついた黒宮は目元を覆い、しゃがみ込んでしまった。

「……黒宮?」

「クソ……また」

 ポツリと呟いた黒宮の体がぐらりと倒れ込み、地に伏せた。もしかして当たりどころが悪かっただろうかと慌てて彼を介抱するも。

「……気を、失ってる?」

 彼の目の下には色濃い隈が刻まれていた。長らく眠れていないのだろうか、彼の体は疲弊しているように見えた。

 何にせよ、重体ではなかった事にホッと息を吐いた刹那。

 バン、と盛大な銃声がその場に木霊した。

「……穹? どうして」

「どうしてって……撃てる位置に居たから」

 その銃声の主・天に視線を向け、アズサは驚いたように目を見開いた。

「そういう問題じゃないだろう!? 君は……」

 キョトンと首を捻った天に、アズサはやがて諦めるように項垂れた後、取り繕うようにレイピアを下ろした。

「黒瀧湊斗、お前の隙はそこだ。何かと弟を優先して、自分の事は二の次。いい王だとは言えないな」

 血の溢れ出る左胸を押さえ、込み上げるものを呑み込みながら湊斗はやんわりと首を振った。

「それで構わない。

 ……俺は、誰よりも自分の事が嫌いだ」

 空虚だとアズサは小さく笑った。

「【オチコボレ】KING・黒瀧湊斗、戦闘不能チェックメイト。よって勝者、【セイトカイ】」



 意識が覚醒してすぐ、湊斗は勢いよく起き上がった。体中のありとあらゆる汗腺から汗が溢れ出し、手がわなわなと震えていた。荒い呼吸を必死に整えながら、湊斗は左胸に手を当てた。

 傷はない、血も出ていない。それでも確かに撃たれた感覚とその痛覚だけがずっしりと体に残っていた。

 気だるい体に鞭を打ち、湊斗は走り出した。何処に居るかも分からないまま、しらみ潰しに校内を走り回り。ようやく北斗を見つけ出したのは体育館へ繋がる渡り廊下の手前だった。

「北斗、大丈夫か」

 痛ぇと小さく呟きながら起き上がった北斗は、湊斗から差し出された手を一瞥した後「ごめんな、作戦失敗して」と自らの手で起き上がりながら謝罪を述べた。「そんな事、ないさ」と差し出した手を引っ込めながら頷いた湊斗の少し前を歩き、北斗は「講堂行くか」と弱々しく笑った。

 半歩分離れた距離に形容し難い感情を覚えながら、ちぐはぐになった2人の足はゆっくりと目的地へ向かった。


 次の有限戦争はニ週間後の6月19日。その伝達事項だけをぼんやりとした頭の中で薄っすらと覚えている。

オチコボレ】の中で特に会話はなかった。お互いに言ってやりたかった事は山ほどあっただろうが、それと比例して言いたくない事も同じくらいあった。寮に帰るのもバラバラで、北斗と湊斗の会話もいつもに比べれば10分の1にまで激減した。

【有限戦争】で実感した様々な事がぐるぐると脳内を巡り、疲れているというのに上手く寝付けなかった。

 結果、早朝6時を迎える頃にはすっかり目が冴え切ってしまい、北斗は静かに布団の中を這い出た。

 湊斗がぐっすり眠っているのを確認し、なるべく音を立てないように身支度を整えてから、ギターケースとイヤホンの刺さったスマートフォンを片手に寮を飛び出した。玄関を開けてみれば、少し生ぬるい風が顔に打ち付けた。厚手のパーカーを着て来て良かったと安堵しながら、動きやすいジャージに包まれた足を目的地へと動かす。

 土曜日の早朝と言うこともあり、人の姿は疎らだった。向かうのは祭園付近にあるかしわ公園(近隣住民には噴水公園で親しまれている)徒歩で10分掛かる坂道の上り下りを繰り返し、ようやく辿り着いた公園は無人だった。場所選び間違えたなと昨日の【有限戦争】を思い苦笑しながら、ギターを取り出し片耳にイヤホンを捩じ込む。お気に入りの曲を流しながら引き始めようとしたところで「あれ、北斗じゃん」なんて明朗な声が前方から掛かった。

 顔を上げてすぐ、勢いよく立ち上がった北斗の耳からイヤホンがすっぽ抜け、スマートフォンごと地面に落ちたが、お構いなしにその人物の元へ駆け寄った。

「慶!」

「よっす、久々……って言っても二週間くらいか? 変わってなくて安心したよ」

 畑山慶。北斗の同級生で、かつて一緒に所属していた軽音楽部ではベースを担当していた。比与森同様、軽音部がなくなってからもその交流は続いており、いつか一緒にバンドを組もうと誓い合った仲でもある。

 ツンツンと飛び跳ねた茶髪に、くりくりとした小型犬のような藍色の目。身長は163センチの北斗より1センチ大きいくらいの小柄で、改革前は比与森にはよく“子犬コンビ”なんて呼ばれていた。畑山は白色のTシャツに薄手の灰色のカーディガンにジーパンとカジュアルな格好をしていた。

 背負っている楽器ケースを見てすぐ、北斗は口角を上げた。どうやら畑山は彼の意図に気が付いたようだった。

「色々積もる話もあるけど。

 ……それよりいいもん持ってるじゃん、北斗」

「慶こそ」

 畑山は北斗が持っているギターを、そして北斗は畑山が背負っているベースを眺めながら笑い合った。

 言葉にせずともやる事は決まっている。ベースを取り出し、北斗の隣に腰掛けながら畑山は「んじゃ、いつもの曲な」と合図を送った。

 3、2、1のカウントの後、メロディーを口ずさみ始めた畑山に合わせ、ギターの弦を弾く。いつもは一人で行う事が殆どの練習も、ベース特有の低温が入り混じれば音に深みが増す。ここに更にドラムとキーボードが加われば、一層原曲に近付くんだろうなと考えれば心が躍った。

 一番を弾き終え「あの曲もやろう」「この曲もやろう」と話していれば、太陽はかなり高い位置まで上り始めていた。



「映画とかドラマみたいな話だよな。何だっけ、今やってる……」

「東京サバイバー!?」

 そうそれ、と力強く肯定した畑山は休憩にとコンビニで買って来たお茶を飲みながら「よく分かったな」と笑った。北斗は朝食として買って来たおにぎりを食べながら「兄貴と毎週欠かさず見てんだ」と答えた。

 東京サバイバー。原作は人気ミステリー作家・菖蒲川いさざの小説で、ゾンビ物の金曜ドラマだ。

 突如蔓延したウイルスによってゾンビ化していく人々から逃げながら、その原因を究明していく……というのが大まかなストーリーだ。

 主人公・小暮誠役が前年の朝ドラに出演してから人気沸騰中の新人俳優・ユキヤである事、原作の人気度や話題性も掻っ攫い毎週高視聴率を記録している。

「昨日の見た?」

「あ……まだ」

 そう言えば昨日放送だったなと思い出しながら、北斗は「めっちゃ面白かったから絶対見ろよ」と念押しする畑山に分かったよと頷いた。

「……っと、もう8時か。俺、そろそろ戻るわ」

「うん。慶も訓練頑張ろうな」

 月曜からのしごき思い出さないようにしてたのに、と笑いながら畑山は足早に立ち去って行った。

 ゆっくりと伸びをして、太陽を見上げる。ようやく襲い掛かって来た眠気に負けないよう、北斗はギターケースと食べ終えた朝食の残骸が入った袋を片手に、軽い足取りで寮へ戻った。

「北斗、何処行ってたんだ?」

 丁度寮の1階にある学食から出て来た湊斗に北斗は「眠れなくて、ギター弾きに行ってた」と欠伸を漏らしながら答えた。

「そうか。明日からでも次回の【有限戦争】について打ち合わせをしたい。時間、空けておいてくれ」

「オッケー! おやすみ兄貴」

 時計を見上げながら湊斗は「おやすみ」と笑い掛け、いつも通りの北斗に安堵の表情を零した。



 2021.06.07

 午後16時。全員のデバイスから発されたサイレンに全員がその画面を見つめた後、制服に着替えるためそれぞれの自室へと駆け込んだ。

“全生徒、講堂に集合”その収拾が掛かってから全員が到着するまで、さほど時間は掛からなかっただろう。

 各KINGが点呼を行い、理事長に人数の報告をすると灰島は「休暇中にすまない」と前置きをし、壇上にスクリーンを下ろした。【ユウトウセイ】・【フウキイイン】・【セイトカイ】の姿がない事に疑問を覚えながらも、北斗は理事長へ視線を向けた。

「異端者弾圧要請が掛かった。

 場所はレインボーブリッジ。付近は車や周辺住民の避難のため、交通障害が発生している。

 既に現場には【ユウトウセイ】・【フウキイイン】・【セイトカイ】を派遣。状況によっては防衛軍から追加で要請が来る場合もある。そのため、【オチコボレ】から【ウキコボレ】にも待機してもらった」

 理事長がパソコンを操作すると、画面には現場の悲惨な状況が映し出された。ドローンで撮影されているものだろう。車は横転・炎上し、下敷きになった人や逃げ遅れた人の救助を救急や防衛軍が共同して行っている。

 広がった炎の消火活動に消防が当たっており、周囲にはサイレンの音が重なって響いていた。隆起した道路の防衛軍がぐるりと取り囲んでいる中心には2人の男女の姿があった。彼等が異端者なのだろう。その付近には金敷や銀塔の姿も確認出来る。

 映像の中の防衛軍をジッと注視していた時、北斗は見慣れた顔に勢いよく立ち上がった。

「……慶」

 昨日会ったばかりだ、見間違える筈もない。防衛軍の軍服に身を包んだ畑山の姿がそこには映し出されていた。

 ふと学園改革時に灰島が語っていた言葉を思い出す。


『賛同できない者は辞退してくれて構わない。新たに生徒を選抜するだけだ。

 選抜されなかった一般生徒からな』


『彼等も君達と同じように、防衛軍の管轄下にある。彼等から直接訓練を受け……やがて盾として扱われる事だろう。辞退者以外はな』


 ……居ても立ってもいられなかった。

「おい、北斗!」

「先輩、駄目です。

 ……いざという時、KINGが居なければ成り立ちません。私が代わりに追い掛けます」

 講堂を飛び出した北斗を追い掛けようとした湊斗を制し、有馬はすぐさま立ち上がると彼を追うために走り出した。

「全員、その場待機!」

 講堂に響く理事長の声を背に、有馬は北斗の背を懸命に追い掛けた。

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