第2章 4

『本選の説明をします

一人づつステージに出て行きましてステージの中心に印がありますのでそこでワンポーズを取って下さい。その後一端はけて下さい。全員が終わりましたら再びステージ場に出て下さいそして横に一列になるようにしてください両サイドに15人づつで間に最後の5人が入って下さい。説明は以上です。そろそろ本選始めますのでステージ裏でスタンバイして下さい。』


スタッフの指示に従う参加者



いよいよ本番


会場は大盛り上がり

予選はスクリーンに映し出されるだけだったの全体が見れるので待ち遠しいらしい


『さあいよいよ始まります会場の皆様楽しんで下さい 参加者達のご登場です。どうぞ』



次々に参加者がゴスロリ服やメイド服を着て可愛いらしいポーズをしてアピールして行きます


全員出終えたのでまず最初に15人づつ出て来て最後に5人出て来ていよいよ審査員による結果発表です



『では発表します。今回優勝したのはNo.457の下永后さんに決定しました。おめでとうございます。優勝賞金と副賞の贈呈です』



会場は更に盛り上がります一人を除き…



「えっ…何で后君が…しかも完璧な着こなしだし…」


かなり驚く真妃



『続いて第二位と第三位の発表です。第二位は…No.52 長野友永さん、第三位はNo.51 小山敦巳さんです。おめでとうございます』



「…(ブツブツ)…うぇ? あっくん三位でナガナガさんが二位…うわぁ凄いやった」


ブツブツ言いながも敦巳の名前と長野の名前が呼ばれたので大はしゃぎの真妃



『以上をもちまして大会を終了です。お疲れ様でした』


司会者の一言ともにわらわらと帰っていいく会場のお客


参加者もわらわらと帰りだした


帰り道



「あっくんとナガナガさん本当におめでとうございます。あ。皆さんこれから私の家に来てください兄がご馳走作るって言ってましたから」



『マジで!?』


ハモるくらい喜んでる皆様



「はい あ。そうだ皆さんお願いがあるのですが…私の家についてから明日昼まで小山家の一員になって下さい(ウルウル)」


ウルウルしながら訴える真妃


そんな真妃をみて…

皆どうしょうと思ってます



「ダメ…ですか? (ウルウル)」



皆困り果てて

アイコンタクトとるかのようにして結論をだした


「わかった…なるから…そのえっと…そんな(ウルウル)表情はやめてくれ…」


皆 真妃のウルウル瞳にやられたみたいだ



「わぁ~い あ。ついたや」


いつの間にか小山家についていた


真妃は嬉しくて史也に飛び付き何やら話していた


そんな姿を見ながら皆は

"嫌な予感する" と思っていました



どうやらその予感は当たるみたいです



「あ。お風呂、湯はってるみたいなのであっくん達お風呂入って下さい。入ってる間に着替え用意しておきますから」


一瞬ニャリと笑いその後ニコニコしながら着替えを用意しにいった


敦巳達は一瞬ゾクッとしたがとりあえずサッパリとしたいと言う気持ちが勝ち気のせいだとし皆は風呂に入りに行った


それから30分近くがたった頃風呂場から叫び声がし真妃はその叫び声を聞き再びニャリとする


1ヶ月近く前の夜を思い出されるかのようだ



「着替えって…小山家の一員ってこういうことだったのかよ…」


皆がっくしと肩を落とした

各々渋々用意された服を着ることにした さいわいにも下はズボンや半ズボンだったのでホッとするが…


「いいよなお前(晴野)だけ普通に普段着で」


滝の一言で残り2人が頷く



「だって彼女(美子)が後でウルサイから…それ知ってるからだと思う小山さん…」


申し訳なさそうに言う晴野


それを聞いて納得する皆


着替えを済ましリビングに戻る



「あ。皆さん夕飯出来てますよ」


ご機嫌な真妃



全員ビックとするが空腹なので直ぐに


わ~い 飯だ!! そう言って嬉しそうに席についた



「もう 滝ちゃんさんはお姉さんであっくんは妹でナガナガさんはお母さんなんだから…言葉遣いがなってない(ブツブツ)けどまあいいや」


どうやらかなり上機嫌らしくどっちでもいいらしい(ちなみに史也は父親役)



それからワイワイ言いながらご飯を食べ始めた


ワイワイ言いながらご飯を食べてる最中に…



「なぁ 敦巳 大会の賞品交換してくれないか?」



「えっ…それはかまわないよ」



「よかった…俺の親がさ"大会でるのなら三位狙いでいけ"ってうるさかったから…」


ホッとする長野

長野の親がどうしても温泉に行きたかったらしい(金持ちなら温泉なんていつでも行けるんのでは…)



「そうなんだ…ってどうした? 真妃姉何か言いたそうだな」



「もう少しで冬休みでしょ? みんなで旅行行きたいなって思ったの…」



シーン



ぷっ…ハハハ


大爆笑する連中



「えっ? 何で笑うの? 私何か変なこと言いましたか?」



「ハハハ…わりぃ…変なことは言ってないが賞品とったら旅行に行こうかって話しになってたからさ」



滝の言葉にキョトンとする真妃



「悪い言いそびれてたよ」



「プゥ~ 笑う必要ないじゃないですか滝君のバカ」



「だから悪かったってば小山」


(旅行の内容は番外編にて書きます)


しばらく和気藹々にご飯を食べてテレビ見たりして21時ぐらいになり敦巳と晴野と長野は部屋に行き寝た


真妃は宿題の残りをしに一旦部屋に戻った


その頃 滝と史也は何やら重い空気を漂わしながら話しをしていた


「なぁ史也…いつまで小山…妹を過保護にするんだ? ほっとけない感じの子ではあると思うけど…」



「そうだな…あいつ(真妃)が大人になるまでかな? でも何でタキが気にするんだ?」



「えっ…いや…なんか史也見てたらずっと彼女とかつくる気なさそうに見えるから…」


モテるのに女の噂を聞かないし聞くのは妹を溺愛しているということだけ



「…別に(彼女が)ほしくないわけでわないだぜ!? これでも…ただな真妃はそそっかしいからろくでもない男に引っかかるかも知れないから心配でそれ(彼女をつくる)どころでないんだ…」



「史也…やっぱり妹離れした方がいいと思う今はいいかも知れないがこれからもその考え方ならどっちも幸せになれなくなるぞ?」


史也の目を見ながら言う滝



「あぁ…そうだな…あいつ(真妃)がもっと…」



ガタン ドタ ガチャ



「イッタイ…アハ…えへ…失礼しました」


分が悪そうに出て行く真妃



「あっ…小山!?」

「あっ…真妃!?」



[確実に聞かれたな…(史也と滝の心の声)]


しばらく沈黙の二人 重い空気が流れる



「なぁ…タキ…頼みがある…」



「何だよ改まって?」



「協力して欲しい 内容は後日日を改めて説明するから…」



「わかったよ」



「サンキュー タキ さてもう寝るとするかな」



「そうだな」


部屋に行き寝た

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る