第2章 3
放課後
今日はもう少しで冬休みに入るので冬休み中の注意事項等のプリントをコピーしたり閉じたりする仕事をする生徒会…といっても大半のメンバーは塾やら習い事やらで居ない
居るのは真妃と滝と晴野と長野と…
「はぁ…(家庭教は)"もう来なくていい"と、后の親から言われるし…何故かクラスの女子にはビンタされるし…最悪だ…」
どんよりの史也が居る
后の成績が下がったので"新しい家庭教師の先生に来てもらいますからもう結構です"とつい先ほど電話があったらしいその上 史也はクラスの女の子に何か言ったらしくその女の子にビンタされたらしい
「おい…史也 ジメジメするし気が散るから作業終わるまで生徒会室から出てってくれ」
ピリピリしてる滝
「もう…お兄ちゃん帰ったらいっぱい愚痴とか聞くからジメジメしないでね?」
軽く頭をなぜる真妃
すると…
「…さっさと終わらして帰るぞ」
そう言って何事もなかったようにテキパキとする史也
テキパキと史也が動いたので直ぐに終わった
仕事が済んだので帰ることにした
生徒会室をでる前に真妃が
「あの…タキちゃんさんと晴野君とナガナガさん…暇でしたら家に寄って下さい」
モジモジしながら言う真妃
皆暇らしく真妃達の家に寄って行くことにした
真妃は家につくなりドタバタと自分の部屋に行き何かを持って降りてきた
「ハァッハァッ あの皆さんコレ着てみて下さい…手直ししてあるので…」
息を切らしながらメイド服やゴスロリ服を差し出した真妃
皆は引きつりつつも渋々受け取り試着する(皆、服が目に入った瞬間諦めたらしい)
「キツクなくブカクもなくいいぐわいだな前回試着した時よりもピッタリだ」
「ホッ…よかった…」
ポスッ
安心した真妃は気が抜けたように目の前の滝に倒れかかった
「ちょ…小山さん…」
アタフタする滝
「しょうがないやつ(真妃)だな…タキちょっと手伝え 晴野とナガは戻って来るまで待ってくれ」
史也と滝で真妃を部屋まで連れて行く
残された2人はもう服 脱いでいいよな? いいながら着替える2人
着替えながら2人は
[あの(メイド服とゴスロリ服)格好のままだから絵図等が凄いな]
とか思ってたり…
しばらくして史也と滝が降りてきた
史也は着替えながら「お前ら飯食ってけ」と言った
だが晴野と長野は遠慮し帰った(みたいテレビがあったから)
滝は晩飯をご馳走になってから帰った
翌日
学校も終わり暇だった滝は小山家に遊びに来ていた
「いつの間にやら、滝と真妃はかなり仲良くなってるし…何か寂しいかも」
しょんぼりする
「史也どした? 何しょんぼりしてんだ? 史也らしくない」
「本当何かお兄ちゃんらしくないね」
トテトテ ピトッ
「さて夕飯の支度でもしてくるかな」
そう言ってキッチンに行く史也
真妃がくっつく事で何事もなかったようになる史也
恐るべき真妃効果
「何か面白いな史也って…」
そして[小山さんってすげー]って思う滝
「あの…滝ちゃんさん…昨日のはすみませんでした…安心したら気が抜けてしまって倒れかかってしまって…ご迷惑おかけしてしまって…」
「昨日? …あぁ いいよ別に気にしてないからさ そんなことより…」
滝にとって昨日の事はどうでもいいみたい
「何ですか? 大会の日程が早くなったとか?」
「…よくわかったな12月の23日の祝日の日だったのが11日の土曜日に変更になった」
「11日って言ったら…あと、三日じゃないですか…ずいぶんはやまりましたね」
「まあ早まったからと言って焦る必要もないしな衣装だって出来てるし皆基本的に暇してるしな」
「そうですね」
和気藹々の2人
「おい夕飯出来たぞ敦巳降りてこい」
学校から帰ってから寝ていたらしい
4人で仲良く夕飯を食べ滝はそのまま小山家に泊まっていきました
それから三日、四日が経ち大会当日
会場には500人近くの参加者がいた
人数が多い為予選を行う事にした
予選の内容はスクリーンに参加者の写真が出され会場に見に来ている千人以上のお客の中で抽選に選ばれた35人と審査員15人の計50人に投票してもらい35人までに絞ります
会場はとあるドームで控え室は参加者が余りにも多いので急遽、近くの体育館になった
「いよいよですね予選」
「ああ。しかし予想以上に参加者が多いなまあ優勝したら賞金150万と副賞がハワイ旅行で2位が北海道旅行二泊三日で3位が温泉旅行だからな」
「すごい…"プライド捨てて女装しても構わない"ってな気分になるような景品ですね」
しばし和やかな滝と真妃
その横で…緊張し過ぎてグッタリの長野と晴野
史也と敦巳は始まるまで退屈でウトウトしています
『只今より予選を開始しますので参加者は今から渡すナンバーを付けて下さい』
会場のスタッフが控え室に来て説明し始めた
『皆さんNo.手元に渡りましたか? 足りないようでしたら言って下さい
ないようなので説明を続けます』
まずNo.1~15の人は来てください。それ以降のNo.の方々は順に呼びますで
予選の結果がでるまでは必ず控え室に居てくださいもし居なければ予選を例え通過したとしても本選には出場出来なくなりますのでくれぐれも気を付けて下さい
後くれぐれもお静かにお願いします。もし守れなかった方は失格とし強制的に帰宅を命じます
以上説明を終わります。わからない事があれば質問を受け付けますが少し時間ないので移動中の時にお願いします
ではNo.1~15の方々きてください
ドタバタと移動して行くNo.1~15の人とスタッフ
ちなみに史也は50 滝は17 敦巳は51 長野は52 晴野は53 で滝だけ早いNo.だった
しばらくして次に滝を含むNo.16~30の方々が呼ばれていった
それから次々に呼ばれて行き数時間後
(時刻はすでにお昼時)
いよいよ予選の結果発表の時です
『発表します。予選を通過しましたのはNo.10、No.17、No.25、No.40、No.51~53、No.70、No.105、No.150、No.157、No.170、No.190、No.300、No.308、No.317、No.350、No.360、No.363、No.365、No.421~430、No.453、No.457、No.463、No.470、No.480 の方々は予選通過です。本選頑張って下さい。30分程休憩はさんで本選になります』
アナウンスが流れた後スタッフが控え室に来て
『本選に残られた方々は私に付いて来て下さい』
そして移動した
予選通過出来なかった方々は体育館に残るか帰るかのどちらかの選択をするのだった
体育館にはスクリーンを設けてあったのでそのスクリーンに本選の様子が見れるようになった
『本選始まるまでここで待機しててください』
そう言って出て行くスタッフ
どうやらドームの方に移動してきて元々控え室に使う予定だ部屋に連れてこさされたみたいだ
「皆さん本選頑張って下さい。お兄ちゃんの分まで…」
史也はどうやら予選通過出来なかったみたいだ
「おう」
任しとけ 的な滝
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