第2章
第2章 1
真妃の初恋も終わり新たな恋に突っ走ろうと決意してから数週間が経ち今は11月中旬
もう時期 期末テストの期間がやってきま
期末テスト前に生徒会長等を決めます
生徒会長は前生徒会長と先生が話し合って決め、選ばれた会長は副会長を自由に選べ書記等も自由選べるシステムで執行委員だけは一年生の学年トップ10にはいてる生徒の中から六人選ばれます
今日はその生徒会長等を決める日
午前中の授業も終わり今は昼休み
「ふぅ~何かつかれたや…まあ今日は後は授業という授業でないからいいんだけどね…ふにゃ~」
グッタ~とする真妃
「真妃…腑抜けすぎだよ…」
「だって…」
ブツブツ言う真妃
「もう…ブツブツ言ってないで体育館行くよ」
呆れながら言う
真妃は渋々返事をし体育館に行った
体育館につき始まるまで騒がしかったが 先生が怒鳴り一気に静まり返った
「では、今期の生徒会長を発表しますので…前生徒会長の中村里江(ナカムラ リエ)さん今期の生徒会長を指名してください」
中村里江…三年生 前生徒会長
「ハイ…では発表します。今期の生徒会長に滝托巳(タキ タクミ)君を指名します」
そう言った途端生徒が騒ぎ出した
"滝だってよ"" 無理でないのか"
口々に言っている
「お前等…静かにしろ!!」
あまりにも生徒が騒ぎ出したので一人の先生がキレた
静まり返る
「あっ…後は今期の生徒会長に任せますので滝君は壇上に上がって来てください」
そして中村は自分のクラスの列に戻った
「えっと…今期の生徒会長に指名された滝だ まあ頑張るので宜しく」
[全員俺に従えハッハッハッ はぁ…でもかったり(心の声)]
滝托巳…二年生 史也とは親友だったりする
「では、滝君 副会長を二人好きに指名してください」
「えっと…じゃあ 一年の晴野柘久次と二年長野友永を指名する」
緩い生徒会の委員の決め方だな
こうして生徒会長と副会長が決まったので生徒は教室に戻ります
教室に戻る途中
「晴野君凄いね副会長に選ばれて」
「うん本当凄いと思う」
真妃と美子は感心しています
「自分でもビックリだよ…あの滝さんに指名してもらえるなんてさ」
ウキウキの晴野
「滝さんって生徒会長になった人だよね? そんなに凄いの?」
首を傾げる真妃と美子
「えっ? 知らないの? アノ何でもこなす史也さんですら一目置いてるんだぜ!!」
自慢げに話す晴野
「知らないよね? 真妃…って言うかあの史也さんが一目置いてるって事は相当凄いって事よね…うん絶対に…」
何か一人で納得する美子
「お兄ちゃんが一目置いてるってんだ
へぇ~それより早く教室戻ろうよ…」
珍しく兄の話題にあんまり興味を示さない真妃
美子と晴野は首を傾げて 何か変 って思っています
教室に戻り席につこうとしたとき…
「あれ? 真妃、机に何か置いてあるよ?」
「えっ? あ。本当だ? 手紙?」
不思議に思う真妃とその横でニマニマする美子
「にん…めい…?」
「ちっ 何だラブレターかと思ったのにつまんない」
ブツブツ言ってる美子
"あなたを今期の生徒会役員(書記)に任命する 生徒会長"
「えっ…わたっ…私、生徒会役員になっちゃったよ…」
アワアワする真妃 驚いてる美子
「小山さんも生徒会役員に任命されたんだ? 俺もなんだ」
ニコニコしながら話しかけてくるのは…
「あ。学年2位の人」
指をさして言う真妃
「真妃 指さして言わないの失礼だよ」
まったくこの子わ…と呆れる美子
「[名前覚えてないんだ…ショック(心の声)]あはは…」
ショックで苦笑いになる杉上
真妃も美子もとりあえず笑った
「じゃまあよろしくね小山さん」
杉上はその場に居づらくなりそそくさと友達のもとにさとていった
真妃と美子はなんだったんだろうと思っています
ピンポンパンポン
『放課後、生徒会役員は生徒会室に集まって下さい。前生徒会役員の方も繰り返します…』
ピンポンパンポン
「早速か…はぁ…」
溜め息のでる真妃
放課後になり生徒会室に向かう真妃
その足取りはかなり重い
「お兄ちゃん…何で私を生徒会役員に入れさすの…」
何故そこで史也の話がでるのだ?
生徒会室につき中に入る
ほとんどの人がもう集まっていた
しばらくして
「皆さん揃い…あら? 今期の副会長が一人居ませんね何をしているのかしら…」
ガラッ
「すみません遅れました」
「時間は守って下さい 長野友永君」
「ハイ…以後気をつけます…すみませんでした」
ピリピリした空気の中始まった
今日は生徒会の仕事の大まかな説明だけだった
「大まかにですが仕事の内容は把握していただけましたか? もしわからなかったら私か前副会長の黒川田にでも聞いて下さい。では今期の生徒会役員以外は解散して結構です では失礼します。」
黒川田…前副会長 三年生 史也と同じクラス
今期の生徒会役員と先生だけになった
「今日は軽く自己紹介して終わったら帰っていいからな時期に忙しくなるからな 俺はまだ仕事が残ってるから行くわよっぽどの事が起きたら職員室に言いにこい」
そう言って職員室に行く先生
「…えっと…改めて名乗る。生徒会長の滝托巳だ!! 学校行事は派手にやるつもりだ!! まあよろしく頼む 次副会長の晴野と長野」
「副会長になった晴野柘久次です。よろしくお願いします。」
「同じく副会長になった長野友永ですよろしく」
なんとも言えない生徒会長と副会長の三人
「次は会計と書記二人自己紹介しろ」
命令口調の滝
「会計の村山拓(ムラヤマタク)です」
村山拓…二年生 会計 学年2
「書記の中山晶(ナカヤマアキラ)です」
中村晶…二年生 書記 学年3位 女の子
「おっ…同じく…」
ガラッ
「よっ!」
「おっ…おっ…お兄ちゃん?」
史也が何故か現れた
史也が現れたとたん騒がしくなる室内
「うるさい黙れ」
滝がキレた 静まり返った室内
「ヤレヤレ キレちゃったよ 早く来過ぎたみたいだから終わるころにまた来るわ」
そう言い残しそそくさと出て行った
[とっとりあえずさっさと言って終わらせよ…(心の声)]
「えっと…書記の小山真妃ですよろしくお願いします…」
ビクビクしながら言う真妃
「これで役員は済んだな 後は俺が名前呼ぶから返事しろ。執行委員の山田、杉上、村川、川野、吉井、椎葉」
とりあえず怒りは少し治まっている様子の滝
執行委員は皆一年生 学年トップ10組
『ハイ』
「自己紹介も終わったし 執行委員の奴と村山と中山は帰っていいからな…あ。それとこれは全員言っておくが学校内以外で俺を見かけた場合そん時は"生徒会長"って呼ぶなよな!! わかったか?」
最後にギロリと睨む滝
『はっ…ハイ…』
全員ビクビクです
ビクビクしながら執行委員と中山と村山達は帰って行った
それと同時に史也が再び入って来た
「終わったみたいだな…さっきは悪かったなタキ」
「まったく…おかげでキレちゃったよ…しかし史也は人気者だな」
ちょっとお茶目な言い方をする滝
史也を呼び捨てに出来るくらい仲がいいらしい
「うるさくて困るんだがなハハハ…ってどうした真妃さっきから首傾げて」
「何で居るの? 後どうして私を生徒会にいれたの? ねぇお兄ちゃんどうしてなの?」
質問攻めにする勢いの真妃
「バレバレみたいだぞ? 史也 とりあえず説明してやれ兄バカ」
親バカならぬ兄バカか…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます