第3話

「えっ…? え~…なっなっ何で…あっ…あっ…敦巳君が居るの…ですか?!」



驚きの余りカミカミの真妃


敦巳(アツミ)君とは真妃達、兄妹のイトコ 小学六年生 真妃の一つしたの男の子



クスッ と笑い 真妃に…


「史也兄に呼ばれたから居るんだけど」


クールに言う敦巳

小学生の割に冷めてる感じなんだけど…



「へぇ~そうなんだ…(にぱっ)ってゆうか久しぶりだね敦巳君~ 相変わらず(ガバッ)可愛い~」


さっきまでパニクってたのに…満面の笑みで敦巳に抱きつく真妃

「なっ………」



真妃の突然の行動に驚き固まる敦巳


固まる敦巳を見て更にからかいたくなった真妃は…



「クスクス かわい~い~あっくん」



ハートが沢山飛んでる感じに言う真妃



「…(プシュ~) まっ…真妃…頼むから離れてくれ」


クールな性格なのだが史也と同じで真妃に弱い敦巳



「(そろそろヤバいかな)さて着替えてくるかな」



そう言って自分の部屋に行った



「真妃のバカ…」


ぽっりつぶやきリビングに行った


In Maki is room



「やっぱり敦巳君可愛いな…って浸ってる場合じゃないよ」


ブツブツ言いながら急いで着替える真妃


着替えを済ませリビングへと急ぐ

急ぐ余り………


ドタッ ゴトッ ズテン


「イタいよ…グスン」


階段を踏み外して落ちた


ガチャ


『どうした? …真妃大丈夫か?』


音がしたの慌てて来た敦巳と史也

同時にしゃべる


「あはは…踏み外して落ちちゃった…」



舌を出しながら苦笑いしながら言う真妃


「たっくもう…心配するだろが」


ちょっぴり呆れ顔の史也



「何やっでたが…ドジっ子…ホラッ」


呆れたように言いながらも手をさしだす敦巳



「あっ…ありがとう敦巳君」


真妃は敦巳の手をつかみ立ち上がりリビングに行った



「ねぇ? お兄ちゃん…何で居るの?」



真妃が史也にきくすると史也はクスクス笑いながらこう答えた


「今日は…(クスクス)…何日だ?」


「えっ? 今日は…ってゆうか何で笑うのよ」


膨れ面になる真妃


「…史也兄…真妃は(誕生日)確実に忘れてると思うよ?」


さらりと言う敦巳



「何さ敦巳君まで…ふんだ…」


いじけだした真妃だが…

グゥ~

お腹がなってしまった


敦巳も史也も大爆笑

「…もう笑わないでよ二人とも…」


恥ずかしくなる真妃



「はは…ごめん、ごめん クスクス…」


史也は笑いをこらえるのに必死だ

敦巳もまだクスクス笑ってた



膨れ面になる真妃をみて史也と敦巳は[膨れ面でも真妃はかわいい]そう思っている

シスコンだからな



「(クスクス)…史也兄…そろそろ言ってもいいんじゃない?」


「ふぅ~それもそうだな一頻り笑ったしな」


史也と敦巳の会話についていけない真妃



「さて、俺は準備でもするかなスペシャルなデザート(バースデーケーキ)」


そう言ってキッチンに消えていった


「…スペシャルなデザート…今日は9月4日…あ。…」


スペシャルなデザート=バースデーケーキで思い出したらしい真妃



「やっと思い出したんだ自分(真妃)の誕生日…」



やっとかよ って思いつつも顔はニコやかな敦巳



誕生日の日は特別だから史也の料理フルコースを食べられるから真妃は嬉しくてピョンピョン跳ねてはしゃいでた


でもハシャギ過ぎて…



ドカっ



「…ハシャギ過ぎだよガキかお前(真妃)」


敦巳にぶつかり冷ややかな眼差しで真妃に言った



「はぅ…ゴメンナサイ…」


シュンとなる真妃

[まったく…騒がしい妹(真妃)だよ…元気いっぱいなのはいいんだがな…まあいいか可愛し…]と真妃を見ながら思う史也なのでした





「フゥ~… 真妃、敦巳 準備が済んだから始めるぞ パーティー」



史也は一息いれてから2人に言った



「わぁ~い パーティー」



さっきまでシュンとなってた真妃だが史也の声を聞いたとたんケロっとしていた



「…」



真妃は本当に自分より一個上なのか疑問に思う敦巳ですが [可愛いからいいけど]って心の中では思ってる



「わぁ~プリプリエビィ~いっぱいだ~!?」



大好物のエビを前にハシャグ真妃


「…[だからプリプリエビってなんだ? …まあいいか嬉しそうだし]ハッピーバースデー真妃コレ(料理)が俺からのプレゼントだ」


史也は少々、疑問を持ちつつも嬉しそうな真妃を見てるとどうでもいいらしい



「ありがとうお兄ちゃんエヘヘ」


満面の笑みを見せる真妃


史也と敦巳はその笑顔をみてニヤケてた


「さてと…では食べるとしますか」


史也の一言で二人は頷き


『いただきます』


皆仲良く食べ始めた

食べ始めて数分後真妃が…



「ねぇお兄ちゃん…敦巳君を呼んだのってパーティーする為に呼んでくれたの?」



不意に史也に聞いた



「えっ? …あぁそうだけどどうした?」



不意に聞かれて驚く史也



「ううん たんに嬉しくてさ…だから聞いてみたの」



嬉しそうに言う真妃



「真妃は敦巳に会えてそんなに嬉しいのか?」



余りにも嬉しそうなので真妃に聞く史也



「うん…だって滅多に会えないしだから嬉しい」


ちょっとしんみりしながら言う真妃



敦巳は照れて下を向き黙々と食べていた



「そっか…じゃあもし…明日からこの家で暮らすって…言ったらどう思う?」



からかうように喋る史也

















「えっ~~~~~~~~~~~~~~!?」




余りのことに叫び出す真妃



『ウルサイ!!』



史也と敦巳は同時に真妃に言った


「ごっ…ごめんなさい…だって…ビックリしちゃって…つい…」


シュンとなる真妃



「ったく…だからといって驚き過ぎだって近所迷惑になるだろ…」



困った妹だよと思いつつもからかったのが原因であるため強く言えない史也であった



「ウゥ~ごめんなさい…」



泣き出した真妃


「…ごめんな真妃俺がからかったのがいけないんだから…怒ってないから…泣かないでくれよ…」



泣き出されてあたふたする史也



この時敦巳は呆れて見ているだけ



「ウゥ…グスン…ほんぢょ(本当)に?」


少し泣き止んだ真妃



史也は頷き

「あぁ…だから泣かないで…さぁご飯食べような…」

と言った



「ニヘヘ…うん」



真妃は泣き止みご飯を食べ始めた



それを見て史也はホッとし敦巳は無言のまままた食べ始めた



そうしてなんだかんだで楽しいパーティーの(?)時間は過ぎていき気が付けば20時だった



「フゥ~お腹いっぱい 美味しかった」



満足そうな真妃



「真妃は見てて飽きないな」



さっきまで呆れて黙っていたが満足そうな真妃を見て笑ってた



「そうなの?」


「うん…まあたまに呆れて何も言えない時はあるけどな」



真妃と敦巳はたわいもない話で盛り上がってた



その頃史也は後片付けをしていた



それからしばらくして…

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