第48話 じいちゃん出撃だよ

「我が主、エミール族巨人のゴレム達を呼んで、わらわ達を呼ばなんだのは、どう言う事じゃ!!!」

「蛇は兎も角、我達を呼べば役にたったはずぞね!!!」

「カメ!俺達を何故呼ばなんだ!!情けない!!俺とカメはその程度の仲なのか!!!」

「我が主殿、私達竜族なら一っ飛びで助けに行けたものを、何故お呼びが無かった??」

「神王様!私どもを呼べば非力ながら、命に変えてでも盾になれたものを、悔しいであります!!!」

(おいおい命に変えられちゃぁ、言う事が重いよ)


一通り愚痴を聞いた後、次は子供の事になって。

「子供が出来たなら、一時帰国してくれないと、出産祝賀会も開け無いです」

「そうじゃった!!わらわにも子種を授けてもらわんと!!!」

「我も蛇の次で良いぞね、是非子種を!!!」

(話がヤバイ方向に向かってる··········)


主要メンバー殆どいるみたい。

「リムにカリラ、来てる?」

「「神王様!これに!!」」

「二人は大至急、旧神王都防衛軍第一中隊のメンバーを召集武装して待機!!!」

「「は?」」

「第一中隊のメンバーと共に、2人はツベル軍と共闘のため、ツベル大陸に進軍する」

「「はっ!光栄であります!!!」」

言葉を残し二人は、飛行術で飛んで行きました。


「事務官!!」

「神王様これに!!」

「事務官全員で手分けして、ツベル帝国への緊急食料支援、硝石か火薬、ミスリルにアルミ、鉄に銅、許される限り、ありったけ支援物資とする」

「はっ、直ぐにそろえます!!!」

ルヒトが駆けて行きました。


「同行メンバーを発表したいので大会議室に場所を移します」



各代表者と補佐役が集合、広い大会議室が人で満杯です。

「ゴブリン族、ゴンにドリン隊長居ますか?」

「カメ!居るぞ!!」

大男2名が立ち上がります。

「ゴン?背が伸びた?それに隣はドリン隊長?」

「ああ、俺達キングオーガに進化した」

「おめでとう?2人共顔が似て来たね、それにツベル皇帝にも似てる!!」

「ルナ!アイン皇帝に似てると思わない?」

「じいちゃん、言われてみると良く似てる!」

「話が逸れた、ゴンにドリンはツベル大陸同行の準備して昼までに集合!」

「おおっ!カメ有り難い!!!」

2人は部屋を飛び出しました。


「ラミア族、ララア、リルル、リルラ3名参加してくれ!」

「我が主、直ぐ準備して来る!」

「アルケニー族、ケイト、ケダム、ケルウ以上3名参加してくれ!」

「わかったぞね!準備して来る!」

「コボルト族、コポ、ボト隊長、ベン、ケメ、ガム、ボム以上6名参加してくれ!」

「神王様!光栄であります!!!」

「竜族タツノ、50名人選して集合してくれ!」

「我が主、50と言わず人化の出来る一族106名、全員参加させてくれぬか?」

「ゼンナ大陸防衛の為、竜族全員は困る、竜族50人も居れば一国を亡ぼせる」

「··········我が主の仰せのままに!!」(防衛なら新生子竜30でも出来るのに)

皆銘々準備の為出て行きました。


「秘書官として、猫族キサ、フラウ2名参加してくれ!」

「「はい!光栄です!!」」

「じいちゃん、私は?」

「闘神ミメとワト神、それにナギとナミは、私と常に行動を共に!!」

「ああ、そう言う事、じいちゃんわかった!」


「犬族ホミ、コロ、ペス以上3名参加してくれ!」

「神王様、光栄です!!」

「戦闘、戦略関係者は以上」


「最後に、ドワーフ族ルドフ、レリハ、リイフ、技術関係者は全員集まってくれ!」

「お呼びを待ってたぞ、神王!!」

「じいちゃんに、お見せしたい新兵器!!」

「これを見る!」

「じいちゃんが言ってた、銃身にライフリングは無理!」

「発想の転換!!命中率悪いなら広範囲の攻撃すれば良い」


「見事な散弾銃だね!!!実弾薬莢には雷管まで付いてる!!!!!」

「殺傷力は100メートル先で50メートル拡がりオークを殺す事が出来た」

「散弾銃ですか!!バラ玉銃と呼んで居ましたが、散弾銃の方がカッコいい!!!」

「皆有り難う、良く開発してくれた!!」

「考案者はビオラです」

(ドワーフ5人娘の中で目立たない娘だったが、才能があるな!)

「ビオラには功績を称え、開発企画室長に任命する」

「銃は一千酊用意出来てる、弾薬も持てるだけ持って行って」


「それから、これも銃身問題の時ビオラが言い出した、命中率悪くなる銃で発射しないで、弾が勝手に飛び出し当たってくれる!!!!!」

「火薬矢(仮)!!!!!」

(凄い!ロケット型ミサイルだ!!!)

「凄い!!!!!ミサイルの威力は?」

「即座に命名流石じいちゃん、ミサイル!!カッコいい名前!!!」

「1キロならば必中、3キロ先ならば半分の命中率、高台からの発射で無差別攻撃なら10キロ先でも飛びます!!!」

「これも一千台作製して居ります」

「次に··········飛行中に敵にばら蒔く爆弾各種」


ワト諸島での事から、兵器の開発に集中したようで、凄い事になってる。

「開発設備を各自持って、ルドフ、レリハ、リイフ、ビオラ、同行してくれるか?」

「「「「喜んでお供します!!!」」」」


「最後にルナ、事務官のエルナ、ルヒト、同行してくれ」

「指名無かったら、勝手に追いかけようと思ってた」


残った主要メンバーの内、ガドロ街のギルドのおっさん、ゼムル。

それに、元従者で現男爵領主エシム達5人が、涙ながらに同行を訴えて来ました。

しょうが無いので、男爵5人と各領精鋭5人まで、それとゼムルで31人の追加参加で打ち切りました。


事務官達が準備した大量の支援物資、武器弾薬を収納、

ワトさんが、ミメと私に転移能力を授けてくれたので、三班に分かれツベル大陸に転移しました。

戦場に赤子は·····と言う意見から、ナギとナミを預けようとしましたが、抗議の泣きわめき攻撃に負け、またワトさんと背負い紐で背負い連れて行く事になりました。

戦争するかっこうじゃ無いね!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る