第44話 ゴルゴン族討伐
転がされている、石化された人達は、治療しても生き返らないよう、全て首が折られていました。
ゴルゴン族の仕打ちに、久しぶりに怒りが沸き立ちます!
「ふざけやがって!!誰に喧嘩を売ったか、思い知らせてやる!!!」
未踏のゴルゴンの島目指し高速で飛びます!
たどり着いた、ゴルゴンの島は其ほど大きな島では、ありませんでした。
検索した結果、居る居る!うじゃうじゃ!!
資源は?やった!!硝石がある!!!
火薬火薬!!銃や爆弾が作れる!!
島ごと吹き飛ばす訳には行かなくなった!
チャットを使い、叫びます。
「ゴルゴン!出て来い!!!」
しばらくすると、ゾロゾロと異形の集団が現れました。
頭部は、頭髪の代わりに、ゆらゆら蠢く海蛇がビッシリ生えて居ます。
ううっ夢でうなされる!!
「グッグ!!何シニキタ!!」
「お前達が、今の世界で生きる資格があるか、神の審判を下しに来た!!」
「グッグッ、ワレワレヲ、ホロボセルナラ、ヤッテミロ」
「ワトさん!!」
「我がワト界に不用な者消えよ!!」
ゴルゴン族数百人が、消滅しました。
後ろから、奇襲仕掛かった奴等も、きれいに消滅!!
僅な生き残りが、慌てて!
「マッマテ!!ナニノケンリデ、ロウゼキヲハタラク!!」
「私はカメ魔神、此方はワト女神と闘神ミメ!!神の名に置いて審判を下しておる!!!」
「誰に喧嘩を売ったか、思い知れ!!」
「マテ!ワレワレハ、神ニハサカラワヌ!!」
「だって・・・ワトさん!!」
「まこと逆らわぬ者のみ残れ、審判!!」
ゴルゴン族は一人も残りませんでした。
絶滅させる気は全く無かった!今回の審判は凄く甘めに控えてもらったはず、少しでも、協調する気持ちが有るなら消滅は免れてた。
最後に石化まで試みたようですが、神と殆ど神には全く影響有りませんでした。
本当に最後まで、救い用の無い奴等ゴルゴン族でした。
「妖精さん!居るでしょ?出て来て!!」
「何ですか?ワト神様!」
「ゴルゴンの驚異は無くなった!皆に報せて!!」
「分かった!報せる」
私達は、念のためゴルゴン族が、他の島に居ないか探り、完全に消滅させた事を確認しました。
硝石島と命名したゴルゴン族の島、ゴルゴン族の住居には、脅してポーズを取らせたのでしょう、様々なポーズのオブジェ!石化された美しい人魚、それにクラーケン!!
悪趣味ではあるが、美的感覚は私達と同じだったようです。
ポセイドン族は一体も居ませんでした。
オブジェはお気に入りだったようで、破損が無く幸い石化は直ぐに解けました!!
石化を解かれた人魚達、クラーケン達はしばらく呆然としていました。
落ち着いてから聞くと、人魚族現女王のサリアの母親やクラーケン族の女王ゴーラの母親まで、石化集団の中に含まれて居ました。
人魚族どころか、クラーケン族のゴーラにまで、泣きながら感謝されました。
ミメ大島では、巨人族エミールの指導のもと、各種鉱石の製錬が進んで居ます。
格の違いから、ポセイドン族は、巨人族に従順に従います。
かつてのトール神に巨人族は近い存在で、クラーケン族ですら、巨人族の命令には絶対服従していました。
ゴルゴン族にも巨人族を向かわせたなら、もっと違った結果になったかも・・・それは、無いか!ゴルゴンだから!!
カメ大島の農園、養殖場、もう完全に任せて大丈夫です!!
ワトさんが、背負い紐でナギを背負い、私がナミを背負う。
お陰様で島々に平和が訪れました、これからの産業までご指導頂いて、今度訪問される頃には、神々が驚かれるような発展を遂げて居ることでしょう!
有り難う御座いました!!
笑顔で手を降る皆に見送られ、ツベル大陸を目指します。
ほのぼのとした家族を、暖かい潮風が包みます。
一行は、我が子達の出生地を、ゆっくり離れて行きました。
向かうは、ツベル大陸!何が待って居るでしょう!!
これで第2部終了です。
第3部はお待ちかね!戦争の絶えないツベルです。
戦を優位にするため色々な技術が進化した世界、思わね危険に遭遇しそうです!
じいちゃん頑張れるか?
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