第41話 クラーケン族の秘密

 今回のお話は、少しアブノーマルなセックス描写があります。

 極力ソフトに仕上げたつもりですが、不快に思われる方は、パスする事をお勧めします。



 ぷるぷる震える2体では、何時まで経っても話が進まないので、ミメと私の収納全てのクラーケンを、思いきって出して見ました。


 300体程のイカ足クラーケンが、ウネウネするのは、なまじ美女の上半身を持って居るため、いっそう不気味です。


 チャットで話掛けてみました。


「この中で会話が出来る者は居るか?」

「私はカメ魔神、此方は闘神ミメとワト女神である!」

 例によって銀色に輝き、申し合わせの、ミメは控え目に闘気を纏い、ワトさんは黄金に輝きます。


 ウネウネの中央から、一回り巨大なクラーケンが、進み出てきました。


「今の世を統べる神々、お初にお目に掛かる!!

 わらわは、クラーケン族の長ゴーラと申す!一つ聞きたい!

 神々は、何ゆえに、クラーケン族の産卵を妨害する!!」


「産卵?妨害?」

「ゴーラ族長!正確に会話するため、人語スキルを与えたい、受け取ってくれるか?」

「クラーケン族の事、分かって貰う為なら構わぬ!!」


「ワトさん、お願い」


 ワトさんは無言で、ゴーラをにらみます。

 ゴーラは鈍く光ました。

 更にワトさんが睨みます。

 今度こそゴーラは、ふわりと光ります。


(カメさん注意して!このイカ女、何か企んで居る!!!)


 ワトさんの念話で、不測の事態に対処するよう、気持ちが引き締まりました。


「皆の者は、その場を動くな!」

 ゴーラは、クラーケン族に指示を出し、1人進み出て来ました。


 注意は、していたつもりですが、少しなめて居たかも知れません。

 全く殺意を、感じなかったのも油断の原因でした。


 話をするような素振りのゴーラは、突然私をイカ足で抱きしめ、口付けをして来ました。


 口の中に、ゴーラの舌がねじ込んで来ます。


 あっと言う間の出来事で、不意を突かれた事もあり、全くのやられ放題です。

 何かゴーラの舌から、喉の奥に流し込まれました。


 こんな状態なのに、とんでもない快感が襲って来ます。

 痺れるような快感です。

(まずい!何か毒を盛られた!!)


 ミメが、ゴーラの足を引きちぎり、私を助け出してくれました。


 快感は一層増して来ます。

 気が遠くなりそうな、何処か暗い闇に落ち込んで行きそうな、凄まじい快感です!!


 

「ふっふっふっ、もう遅い!

 私の子を産み付けた!!!

 明日には元気に孵化して、お前の身体を食い尽くす!!

 お前は腹を食い破られても、それすらも快感に悶えながら受け入れる!!

 安心しろ、苦しくはない。

 死ぬまで、快感が続くであろう!!

 ふっふっふっふっふっ」

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