第38話 ミメの訓練
3柱の邪神がやって来た!!
醜く恐ろしいお姿の神々だ!
我らの神はトール神様のみ!
速く消え去ってくれる事を望むだけ。
平伏して、崇める真似をして居れば、通り過ぎてくれるだろう。
千年に渡り、統治してきたワシの国、何としても守る!
我らの言葉が理解しにくいと、勝手に言葉を書き換えやがって!
誇りあるトール語を、蔑ろにするな!
この上は、目障りで醜いクラーケンにぶつけて、共倒れにしてくれる!!
「と思ってるよ、カメさん」
「人語スキルで、考えも人語、分かりやすい」
「レドンが、自称かも知れないけど、島の統治者らしい」
こっそりワトさんが、教えてくれました。
レドンを鑑定してみました。
ポセイドン族国王
LV120 HP2500 MP300 力2000 速さ100 魔力0
?変に片寄ったステイタスだな。
国王は自称じゃなかったのか。
ミメは竜族と戦闘訓練繰り返して、別格の強さに成ってる!
比べるのは可哀想な気がするが。
闘神ミメ
LV300 HP40000 MP45000 力50000 速さ60000 魔力60000
久し振りに見たけど、凄いな!
竜より強く成ってる!!
あれ?ミメの称号?闘神に成ってる?
「ミメ!」
「何、じいちゃん」
「ミメって、何時の間にか闘神、神様に成ってるよ!」
「??・・・・・・!!」
「そうか!ワト様とじいちゃんに釣られ、神様の真似事やったからかな?」
ワトさん、ミメって神様になっちゃった!
カメさんと一番永く一緒に居たから、私のカメさん神格化計画の影響受けたみたい!
「まだ半神だけど」
「ミメ!生活魔法じゃなく、闘気を全力で纏ってみて!」
ミメが「ムン!」と闘気を纏うと。
「凄い!」
青白くメラメラ燃え立つ輝きが眩しい!
「ミメが一番魔神らしく見えるよ!」
「ミメ、この状態何時まで出来そう?」
「ん?じいちゃん、闘う訳じゃ無いから、何日でもいつまでも出来るよ」
「よーし!ミメ!この状態で練習しよう!!」
『私は闘神ミメ!
此方におわすは、カメ魔神とワト女神である!!
一同頭が高い!!!』
「これ言ってみて」
「じいちゃん・・・恥ずかしいよ!」
気ずくと、レドンを含めた魚人達は、ミメの闘気にあてられ、気絶して居ました。
脅威にもならないが、一応レドンは縛っておこう。
真面目なミメは、恥ずかしいと言いながらも、小声でぶつぶつセリフを練習しています。
本当に恥ずかしいのか、顔がほんのり赤くなっていて、ん~~可愛い!
ワトさんは、こう言うの大好きみたいで、嬉しそう何か妄想しているようで、時々悪そうな笑顔が見られます。
二人に言い終えて、私は銀色に輝きながら、村々を飛び回り
「2日待つ、レドン王の所に、村の代表者は集合せよ!」とトール語で告げて回りました。
待つ間暇なので、丘の上に滅ぼしたゼンナ正教の神殿、収納しっぱなしで忘れてた、其の一番地味な物をコピーして設置しました。
「此れからは、この神殿の闘神ミメを崇めよ!」
小声で⦅じいちゃん恥ずかしいよ!ワト女神様の神殿で良いじゃ無い?⦆
「いや!此処はミメ大島!!闘神ミメを崇めるべきだ!!」
「でも・・・レドン達はこの島「レドン王国」って言ってるよ。
先住民を差し置いて、勝手に名前付けちゃダメでしょう?」
「ワト星の神、ワトさんが許した事、遠慮は無用!」
「そうかな?ワト神様の事、段々分かって来ると少し不安」
「ミメーーっ、かなり失礼な言動ね!!」
「わっワト神様!!ごめんなさいニャ~~~」
「良いよ!言われてみると、その通りでも、私はワト神、私の言ことは絶対なの!!前神の遺物は面倒だから、消し去って良いってルールなのよ、神々の決まり事、面白そうだから、残してあげてるの!温情よ!!それに、カメさん以外の意見は無用!」
2日待たずに、全村長が集まりました。
縛られたレドンを見て、村長達は収支の着かない状態になり、銘々勝手に騒いで居ます。
「ミメやって!」
「じいちゃん・・・本当にあれやるの?」
「やって!!」
『ボン!!』
辺りに響く音と共に、メラメラ青白く燃え立つ闘気纏ったミメが言います!
ワトさんと私も同時に黄金と銀色に輝きます。
開き直ったのか、ミメの大声が轟きます。
「者共控えろ!!!
私は闘神ミメ!
此方におわすは、カメ魔神とワト女神!!!
一同頭が高い!!!」
控える処か、ミメの闘気で全員気絶して居ました。
真面目なミメ、頑張り過ぎ!!
次ぎは闘気もう少し控えようね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます