第33話 じいちゃん魔物が攻めて来た!前編
今日は、ホミ男爵領(旧ホミ村)に、魔人、獣人、70人全員集まって貰いました。
「今日集まって貰ったのは、ルナの帰国に伴って帰国希望者の確認のためです」
皆さんワイワイ話して居ます。
「こんな住良い所無いよ!」
「生き甲斐のある仕事、美味しい食事!」
「帰国なんて、とんでも無い!」
「神王国に帰化希望!」
「既に私達は、神王国の住民だよ!」
意外な結果、ルナを含め、帰国希望者0でした。
「ルナは帰国しなくて良いの?」
「んっ、帰国は10年位先で良い!折角順調な国作り、途中で抜けるの残念過ぎるよ」
「私はじいちゃんに、何処までもついて行くニャ!」
「ミメさん1人じゃ、秘書官勤大変でしょ。私も、男爵領を豊かにしないと!ジャングルの開発、利用法まだまだ途中だし」
「私達が居ないと、技術向上難しいでしょ!」
「事務官の仕事に生き甲斐を感じて居ます」
「もっと凄い合金を開発するんじゃ!」
「皆の気持ちは解った!凄く嬉しい!此からも宜しく頼む!」
その時、神王国全土に警報が鳴り響きました。
「コポ男爵領と、ケイト男爵領の中間地点に、魔獣千以上、武装兵100人弱の混合部隊が襲撃して来ました。神王国防衛隊、第一中隊120名と交戦中!!」
竜族の伝令が一報を告げます。
「第一中隊120名か。魔獣が、コカトリス主だと苦戦するな!」
第一中隊120人は、冒険者LV上げ第一陣のメンバーで構成されて居て、
全員がLV100超えの精鋭部隊です。
中隊長は、元ギルド受付のリムさん、LVは確か125のはず。
副隊長は、元月の宿のカリラさん、LVは120。
5日前のガルバニ町
大森林への北門
領地没収された元伯爵と元子爵、降格され騎士爵と平民になった、金のカード持ち、それに、私兵達が集まり、性懲りもなく悪巧み。
カメさんの悪口から始まり、希望的妄想から、神王国をどのように攻めるかに、話は膨らみます。
怨みを込めた悪口です。
殆ど妄想ですが、偶然通り掛かった、女性は真に受けて仕舞いました。
「魔人を奴隷にし、悪の限りを行って居る、カメとやらを成敗する助け、私がしてやろうか!」
突然話し掛けられ、けげんそうな元貴族達
「女!お前に何が出来る?」
「私は魔物を操れる。大森林には魔物が無数に居るからの!千程の魔物を操り襲わせれば、神王国とやらも、わけ無く滅ぼせましょう!」
ネクラは元貴族達と、3日間かけ綿密に計画を練ります。
大森林に入り込み、2日間片っ端から魔物を操り集め、魔物は計画通り千を超えました!
「一気に魔物に攻めさせ、神王国を占領しよう!」
ゼンナ街道の脇道、ガルバニ街道の北に大森林の膨らみが有ります。
そこから、魔物が一斉に飛び出して来ました。
妄想から始まった、無謀な戦いの始まりです。
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