第24話 じいちゃん竜も仲間にする
「主殿!此方に竜じゃ!飛竜が来てるのじゃ!」
「ララア、わかった」
市内に来させると、被害が大変!
飛竜は、森林湖当たりから、此方に一直線にやって来ています。
加速で竜に向かいました。
広い田園地帯、無人の此処なら暴れられても被害は少ない。
私が位地に着くと、殆んど同時に飛竜がやって来ました。
飛竜は、軽く降り立ちます、其だけで、立って居られない位、大地が揺れます!
私は踏ん張り、威圧を込めて「おーい、そこの竜!我領に何用か!!」
竜も威圧を込めて
「大森林で、竜を倒した者を探しておる!お主、何か知らぬか?」
「其なら、私だ!!1年前私が倒した!」
「1年?其が何やら解らんが・・・お主が、誠竜殺しなら、試させてもらう!!」
土竜の敵討ちか?
先手必勝!
「みがわり!」
身体が引き裂かれ、弾き飛びそうな、痛みを伴う凄まじい力が、湧き上がります。
あまりに急激な力の上昇に、身体がついて行けず、身動きが取れません!
飛竜
LV30 HP50000 MP40000
力 40000 速さ 60000 魔力 50000
スキル 煉獄の業火 ハリケーン 魔飛行
飛竜は、私の体力になり、
LV7 HP5000 MP7000
に下がって居るはず。
流石に土竜のように、無様に潰れる事無く魔力を使って居るのか、踏ん張って立って居ます。
が、其だけ、飛竜も身動き取れない様子。
「煉獄の業火!」最弱に絞り、竜の顔面、目潰し!
空かさず、「ハリケーン!」私は巻き込まれないよう「魔飛行!」
空を飛べた!!
ハリケーンは、風の刃の凄まじいやつみたい。
竜の両前足は、ほとんど千切れた状態に、首も半分切り裂かれて居ます。
飛竜は、瀕死状態になって居ました。
ピコピコピコ、やっと痛みが去り力も抜けて行きます!
動ける様にも成りました。
「人の身が、こうもあっさり私を撃ち破るとは!」
「私は、もう長くは持たん」
「厚かましい願いかも知れぬが、死に行く私の願いを、聞いてはくれぬか?」
「私の勝ちで、良いですか?飛竜さん」
「この状態は、誰の目にも、私の完敗!敗けは認める、が、時間が無い!」
「じゃ!飛竜さんの、話を聞く前に、治療します、少し動かないで!」
私は素早く飛んで、上着で竜の千切れ掛の首を被いました。
「この状態の私に治療など、む・・・だ・・・じゃ?・・・あれ?治った?」
「お主、凄い!」
もう少し動かないで!足も治すよ!
「・・・なんと!」
両前足も、瞬時に治って居ます。
人の身で、これ程の回復治療をするとは!
眩しい光と共に、巨大な竜の姿は、小柄な女性に変わりました。
「私は、竜族の長タツノと申す」
「人よ、私の非礼許して欲しい!以後人化を通し、下僕となろう主殿!」
「あっ、ご丁寧に、私は侯爵領の主、ツルタ カメと言います下僕などで無く、友人、仲間になって下さいタツノさん」
「竜族一党喜んで仲間にして貰う、主殿!」
「で、タツノさん、話とは?」
「私達、この世界最強の竜を軽く倒す、強者の主殿なら、竜族の危機を救えるで在ろう!「」」
タツノさんの話では、密林に住む巨人族が、竜の卵を盗み、喰って居るようです。
盗みの現場は掴め無いそうですが、巨人族の集落に卵の殻が散乱しているそうで、盗んで居るのは確かだそうです。
タツノさんの一族は何人ですか?人化は全員出来ます?
人化が出来ぬ程年老いた竜が2体、彼らは竜ヶ岳に残る。
一族は106体おる。
安全な私の領地に越して来れば?
歓迎するよ!
移住しても良いのか!
条件は、他の種族、ラミアやアルケニー、ゴブリンにコボルト、人族、亜人、魔人、獣人達と、仲良く共存出来るか、です。
巻き込まれ無い、遠くでララアやケイト、ゴン達が見ています。
行き先を皆に言い残し、人の姿のタツノさんと共に、竜ヶ岳に向かいました。
飛行出来る様になり、移動が速く安全に出来ます!
竜ヶ岳に着き、竜達の前でタツノさんがツルタ侯爵領の、傘下に成った事の経緯を丁寧に話して居ます。
私も竜達に、巨人族はコボルトと同じスキル、ステルスを持っていると思われる!
この竜ヶ岳に住む限り、以後小竜は産まれない!
安全な我領地に移住する事を勧めます。
出来る限り、解りやすく話した結果、人化した竜達の移住が始まりました。
取り敢えず、市の集会所に宿泊して貰い、
領内の何処を居住区にするか、役割も決めなければいけません。
人語も亜人語も話せる様になった、ミメ、ホミ、キサを世話役につけました。
「ワトさん、やっと思い出した!」
「何を?カメさん」
「ミメ達の服、キュロットみたいな短パン、パンタロン!
ん?ガバチョ!ガバチョパンツだった!」
「くっ?くっくっくっあははははっ」
「今日のボケ最高!あははははっ
ガウチョよカメさん!あははははっあははははっ」
ワトさんの笑い声が、平和な侯爵領に響いて居ました。
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