SHR
私はまだ底辺から抜け出せてはいないだろう。座っていた状態から立ち上がったぐらいだろう。それで成長だ。今は春休み、ここでしっかり自分を変えるべきだとわかっている。
やっぱり元彼は戻ってこない。思い出かフラッシュバックしてくる。また苦しい夜がやってきた。大粒の涙は今日も私の頬を流れ落ちる。推しも何も言わないまま去っていた。現実を受け入れ切れてないとわかっていながら、受け入れ方もわかっていない私は惨めでならない。
そんな事を考えているうちに夜中の3時が過ぎた。1つの新聞配達がやってくる時間だ。この音を聞くと独りにじゃないと思える救われる音の1つだ。今までのこの音は夜はまだ続くと思わせる苦しみの音であったのに。
底辺を知ったからこそ、小さな喜びを見つける事が出来た。それは私が納得できる1つの正解だ。
笑い合える日を願って今日もまた暗い夜の中を独りで泣いている。
ある日突然、独りになった じろーまる。 @jiromaru
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