6限目

部活の3年生追い出し会。顔を見れる最後の日。普通に接することは出来たと思う。無理も全くしなかった。3年生と一緒に部活して、ご飯食べて凄い楽しくて幸せな日だった。けれど、よく考えればその日は最後に会える日だった。

最後だったと実感するまでは、遊んだ日からキッパリ忘れれたと思っていた。けど違った。もしかしたら死ぬまで会えないなんて考えたら怖くて怖くて仕方がなくなった。もう別れたんだから死ぬまで会えない、死んでも会えないなんて事は当然の事ではあろう。けど、あの言葉が心につっかえたままだからまた会える日までなんて思っていた。浅はかな考えだった自分を恨みたい。なんかどこかでまだ付き合って笑い合える日が来ることを願っている。

何度、付き合った時に戻りたいと考えたか。何度、やり直せたら別れなくて済んだと考えたか。笑いあってた日々に戻りたい。また笑い合いたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る