1限目

最初は気の緩みだったと思う。親友だと思ってた人の裏切り。ストレスでしかなかった。心が持たなかったのだ。朝になると、裏切り行為の数々を思い出し、イライラや腹痛そして頭痛が私を襲ってくる。今までは友達に会えるし、授業は嫌いだったが別に勉強が嫌いなわけじゃなかった。学校は好きな方だった。けれど、心の折れた音が聞こえた朝、その日から遅刻が多くなった。休んでしまう日も増えてきた。母には辞めるのかと何度も問われた。知り合いがストレスで朝起きれなくて学校を辞めたから、焦っていたのだろう。だが逆効果で、それもストレスだった。けれどこの時はまだ学校には行きたいと考えていた。けれど、辞めるのか辞めるのかとしつこかったからもっと1人の殻にとじこもるようになった。けど、こんなこと抜け出したい。

もうすぐやってくる考査をきっかけに学校に行こう。なんて事を考えてた。

考査のために勉強をしなきゃいけなくて、学校に行った日は必ず塾に寄って勉強をして帰って、分からないところがある時は姉に質問もしていた。考査は完璧に迎えれるはずだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る