ある日突然、独りになった

じろーまる。

SHR


朝が来る。まずそれすら恐怖となる。それはなぜか。朝になると皆活動を始める、そうすれば自ずと私は顔を合わせなければならない。辛いのだ。

私が学校を休みガチになって数日が経ったある日、その日はなぜか数人から「明日は学校来るのか」とLINEで聞かれた。なぜだかはわからなかったが、返信はしなかった。したらその通りに動かなければ嘘つきとなる。行く。と言ってしまうと無理をしてでも行かなければならなくなるし、行かないと言えば行きたくなっても行けなくなる。自分でも自分の気持ちがハッキリしないのに自分の未来を決めるのはなんだかスッキリしない。自分自身はとっくの昔に無くなっていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る