実験準備、完了!

  畑のハーブはとても新鮮で、沸騰したお湯の中に濡らしてから食べられる。私の経験によって、5茶碗の泉水と2茶碗のハーブを混ぜ、料理し、結果予想以上に美味しかった。老人はきっと特別なルールがあった、彼の言う通り。例えばこの青虫は私たちまったく知らないことだ、一刻も早く虫の秘密を確かめなきゃ…


  手を洗ってからすぐ仕事再開、二つ目の骨格は前の半分の時間を使って完成。私はどんどん腕をあげ、段々嬉しい感覚も消えた。私は機械きかいのように働き、自分の手を見えなくなり、周りのものを感じなくなり、時間の流失を気にしてなくなりなった……太陽が沈む、光が消えた後、私はふっと自分がトイレをしたいと気づき、仕事は停止すべきだ。


  初の日、総計8セットの骨格をつけた、ペーパー通りで、是か非か、分からない。


  翌日、少し早めに起きたが、老人はすでに井の隣に居た。私は彼を近づきだが、何の反応もくれなかった。構わない、私は行く。私はもう自力で95セットの骨格をつけることができる、全ての仕事を方つけた後老人に知らせて、刮目させる算段である。


  二日目の仕事は退屈たいくつだが、まったくつまらないわけじゃない。機械のような操作も改良の余地がある、私は一生懸命に新しいシーケンスを探し、仕事の効率を上がらせる。結果半日だけで10セットの骨格を完成した、昨日の午前とはまるで比べ物じゃならない、昨日は一体どれだけの時間を浪費されたのか!


  昼ご飯を用意した時、私はセージとミントを一定の割合で混ぜてからハーブティーを淹れた、このレシピは何度の失敗から決めたものだから、効果抜群こうかばつぐん、お湯が冷やした後でも味はほとんど変わらない、私は午後の注意力が欲しい、太陽が落ちる前に出来るだけの仕事をやりたい、早くこのつまらない仕事を終わって次へ行きたい……


  二日目の午後、戦果は12セット、昼飯時の予測と完全一致。また休めなきゃいけないとは、でも他のやりこともないので、そうするしかなかった。夕方なら少ないフルーツを摂りだけで朝までの睡眠を保証できる。


  三日目の目標は30セット、私は老人に挨拶する暇さえいない。遠いから彼の背中を眺め、水を汲んでいることを確認してからすぐ仕事場へ向かった。先ず確かめたのは骨格をつけた虫たち…よかった、一匹も死んでいない、私のつけ方は正しいかもしれない。


  今日の私はやる気満々、屋外の雷も全然怖くない。


  私は雨を眺めながら食事を摂る、少し休めた。雨粒あまつぶは小さくないが、光は明るい、雨と関係なく最高な仕事場が私を囲む、雷鳴の音も私に応援おうえんしたような気がする。私はもうピークに達した、手がどんどん動かし、目が見えないまで働いた。


  三日目の結果は31セット、誇り高い数です。でも新しい問題も生まれた、あと34セット、もし明日で完成できたらもっとも理想的な形になる。私は明後日の朝、この朗報ろうほうを老人に示すことができる、これはベストの選択だ。でないと、他の時間に老人を会う確信はない。ここ数日、朝の井以外、老人と一度も会うことはない、探しても、見つからないかもしれない。


  でも、明日の内34セットを完成できるとは思わない。私はとても疲弊ひへいしている、この状態は明日まで続く。私は今日のようにやる気を出すことはない、雷の応援も期待できない。私の予測によると25セットは精一杯だった。


  何かいい方法はないかと……実は、休憩きゅうけいに使った時間は多いすぎたのです、それに原因はたった一つ、光がない。この問題についてとっくに考えた、もし今屋内にあの不思議の光があるのなら、私は寝る前にもう10セットの骨格をつけられる。でもあの日以来の小屋は太陽とともに明滅めいめつして、この方がずっと自然の筋が通る、でも今はその不思議な光が欲しい。


  老人に訊ねるチャンスは何度も恵まれたはずなのに……いまさら自分で何とかするしかない。


  私は太陽が無くなることを恐れ、慌てて小屋に入って、天井を検索し始めた。最初は床より天井の方が清潔だと思うのですが、よく見ると天井は透明とうめいな石で作られたと発見!天井の石は私が本を読むための石より清らかで、でも私の石はもう100シェケに値すると知ると(1シェケは1かごのパンを買える)、今私の上の天井は私たちのシナゴーグのドームと同等の黄金を使ったのかもしれない、たとえサイズは雲泥うんでいの差があったとしても。


  一瞬老人の財力に怯えたのですが、まだ光の謎を解けていないと気づき、また慌て出した。太陽はもうすぐ沈む、私は焦り続け、初めて老人に会った場所に来て、彼の動きを探って、彼が残した匂いを嗅ぐ……


  私の鼻はそんなに器用きようなパーツじゃないのですが、年上としうえ男の体臭体臭に対してだけが敏感びんかんだった、あれは私が一番嫌いの匂いですから。私はハーブを好き、あれは私の唯一の食料。そして今日はもう一度ハーブに感謝を捧げたい…私は老人シート隣の壁からとある木の凸から強いミントの匂いを感じた、これは何度もミントを触った指に通じて残した痕跡です。


  私はこの木の凸を押した、指先から伝わったのは小さな振動、静電と似っている。静電せいでんは我が一族の知恵者たちが数十年を費やして築き上げた研究成果、話せば長くなる。それに、今はまったくそれどころじゃない!私は今人生初めての本物の神業かみわざを目撃している最中さいちゅう!うす暗いはずだった部屋は一瞬で照らされた、初めて来た時と瓜二つの光景。私がやっていたことはただこの木の凸を触っただけと言うことを…信じられませんでした!


  私は嬉しくて、大声を上げて光の神の名前を唱えた、そしてお出かけフルーツを補充ほじゅうしに行った…こうして、私は夜で仕事を再開した?虫の容姿ようしははっきりと見えてくる、昼とほぼ同じ醜い顔と三角形の牙が眼球の表面に映す。その夜、私は10セットの骨格を完成した、神しか知らない偉業いぎょう。結局くたくたまで体を使って、床を接触してから夢に落ちた。


  翌日、私はいつもより遅く起きた、井の傍の老人をもう見えないくらいに遅い。でもこれは許されることです、残したのはたった24セットの骨格、私は紛れもなくすべてをこなす、意外なければ。私は知った、いつも通りやれば意外は起こらない。


  私は昨日のスケジュールを完全にコッピした、昨日は素晴らしい一日だ、昨日を好きだ。私の闘志は未だ高ぶる、昨日より劣るけど、私の仕事ぶりは緩和かんわになりつつ、昨日を及ばないけど。傍に置いたハーブティーをごくごく飲んで、今日は早く休みたい、明日を迎えるために。


  私はぐずぐずして、夕焼けまで見たところ初めて全ての仕事を完成した。ちなみに今日の夕焼けは綺麗だ、炎の煙と…黒いやつじゃない、赤い炎が拡散し、煙になったみたいだ…

  さぼるでもよいではないか?フルーツタイムが終わった後好きな時間を選んでぐうぐう寝られる。でもやはり寂しさに堪えきれず、夜の帳が下がってから空の一番星いちばんぼしを探しに行った、あれは天国の私の父だ、父は私の道しるべ、永遠に。

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