第10話

さとし「このかばんもください」


店主「はいよそこに置いておきな」




しばらくすると額ぶちが出来上がったらしく見せてもらった額ぶちが開閉可能になっている

それに頼んでもいないのにしまってる時に止めるための厚めの硬皮が付いている。


さとし「おーありがとうございます」

店主「じゃあかばんのも含めて料金を貰うよ」

さとし「はい」


さとし「あの実は」

店主「うん?」

さとし「あのモンスターは 実は増え続けるんです 20年ぐらいしたらもう手が追えないぐらい」

店主「そうなのか?何でそんなことが分かる?」

さとし「実は色々なところを旅してるからです。同じような話を聞いたんです。昔はたまに出てくる程度だったけど 今はもう手に追えないって 実際その村も大変な被害にあっていました。」

店主「その話は本当かい?」

さとし「はい本当です」

はじめ「だから何らかの対策をするべきです 町の周りに壁を作るとか徹底してモンスター退治するとか」

店主「なるほどそうか今夜村人と話しあってみよう」

はじめ「よかったら自分たちも参加させてもらえませんか?」

店主「もちろんだ 詳しい話とか聞かせてもらおう」


その日の夜大きめの家で話が始められた。

はじめ「あの額ぶちゲートつくって!10年後とか20年後の様子がみたい」

さとし「ああOK」

さとし「だめだな ほんとぎりぎりで壊されそうになってる」


いろいろ城壁の話がされていく中 ゲートの様子をみながら

厚さがたりないとか高さが足りないとか指摘していった。

モンスターを倒せば報酬がもらえるギルドみたいなものも提案していった。


「現代の世界にもどれればいいんだけどな」

「そうしたらお店をしてお金をもうけれれるのに」

「スマホの見世物でもいいのでは?」

「そうだなでも充電はどうする?」


「もし店主さんバッテリーというものはありますか?」

「ばってりーならあるようちの店にもあっただろう」

「あったんだ」

さとし「充電器はある?」

はじめ「充電器ならもってるよ」

「店主さんこの充電器を差し込めますか?」

「もちろんあるぞ こんせんとっていったか?でもこれ使えないぞ?ずいぶん昔に使えなくなったとかで 外側だけ骨董品としておいてあるんだ」

「何だ使えないのか」


「あのこれ見てもらえます?」

「んんなんだこれはちっちゃいテレビだな」

「動かないの?」

「えっと?これでゲームしたりして遊ぶんですよ」

「もしかしたらこれってすまほってやつじゃ?」

「そうですそうです」

「そういうことか 変な格好だとはおもっていたが」

「あの一族のものか」

「先代にきいたことがある変わった服をきたものがてれびとかばってりーとか不思議なものをどんどんもちこんだと」

「ああ」

「それで急に消えてしまったと」

「隠しても仕方ないのでいいますけど そこら辺の人ですね」

「おおー」

さとし「でも珍しいものは今はすまほしかもってないですね」

さとし「お金があれば別の珍しいものをもってこれるのですが」

店主「なるほどなるほど」

さとし「それでこのスマホは見世物小屋にできますか?」

「そうだな出来ると思うぞ このげぇむとやらは面白い」

はじめ「おいでも!このバッテリー使えないって」

さとし「あ!そっか うっかり」





そして江戸城に向かい何とかお殿様に会うことが出来 スマホを見せると

またあの一族かと言われた


モンスターのことを伝えると城とは守るための形をしてるといわれたが

江戸の町全部を囲う塀じゃないとだめだと

後他の場所でのモンスターのことをいい(実際は見てないが)


殿「たしかに江戸が安全な場所であれば人は増えるだろう しかしモンスターとやらが増えなかった場合、完全に無駄足になろう」

「しかし他のところは大丈夫なのであるか?」

はじめ「自分たちが今モンスターの前兆を確認したのはここだけなので」

「もしモンスターがいるならば増えると思っていただいて結構です」

殿「ではモンスターがなぜいるのか?どこからきたのかはしっておるか?」

はじめ「いえ知りません80年前まではかげもなかったときいています」

さとし「モンスターとはいつから現れたのですか?」

「今から30年前だな」

「あの今のうちにモンスターを根絶すれば塀を作る必要はありません」

「ああ そうであるな ではそうしよう」

はじめ「申し訳ありません 少し席を外させてもらってもよろしいですか?」

「よろしいぞ」

見渡しのいいところを探しはじめは額縁ゲートで20年後を見てみるとモンスターに江戸がやられてる風景が見えた


はじめ「駄目だった根絶だけでは江戸は終わってしまう」

「塀はなかったか」

「そうだな」

「実際に根絶はしたのか?」

「してたらしい」

「1年後の額縁ゲートで聞いた」



「殿様 やはり根絶だけではモンスターの襲来は免れないでしょう」

「おぬし 巫女かなにかか?」

「いえそうではないですけど」

はじめ「未来が見る力があると思っていただければ」

さとし「ちょっとおい!」

「ふふっ」

「ならば証明してみせなさい」

「どのように証明してみせましょう?」

「そうだな うーん」

「ゲートのことは隠せよ?」

「分かってる」

「面白いことになってきたね」

さつき「ではサイコロではどうでしょう?」

殿「ほうサイコロとな」

さつき「10個のサイコロを色をつけて分けます」

さつき「それで振ったサイコロをすべて言い当ててごらんに当てます」

さつき「サイコロはすべてそちらで用意してください」

殿「ほほう!それは未来を見てきた何者でもないな」

さつき「はい」

殿「サイコロを用意せよ!」

さとし「殿様あと一つお願いが」

「なんじゃ?」

「サイコロを振る人ですが耳栓と目隠しをお願いします」

殿「それはなぜじゃ?」

「たとえばこちらが未来を言い当てた後、サイコロを振るのでは影響をあたえてしまい未来が変わってしまいます。そうなるとサイコロの目が違ってしまい外れることに」

殿「なるほどでは目隠しと耳栓をせよ 振るときに肩をたたくのを合図にせよ」


さつき「これをつかって?」

はじめ「長い布?」

はじめ「どうつかうの?」

さつき「額縁にくるりと巻いて隠して」

はじめ「了解」

はじめ「さとしあのペンをくれ額縁作るから」

「はいよ」



はじめ「殿様準備をしたいのでもう一度席を外してもよろしいですか?」

「いいぞ」


=5分後=

はじめ「準備ができました」

はじめ「これ返すよ」



はじめ(よし5分後が見えるようにしてきたぞ)


家臣「こちらも準備できました。」


はじめ「でははじめます」

はじめ「赤5 緑1 黄色3 橙5・・・」

家臣が言ったものを書いていく

はじめ「黒1 白2 水色6 薄緑3 紫5 ・・・・」

「あのすみません・・もう一個が見当たりません肩たたいてください」

家臣「承知した」

家臣が肩をたたく

コップのようなものに入れてあったサイコロを振る


殿「おお 赤はあっておるな」

「記した紙を見せよ」

殿「これは・・・見事・・・!

  もう一個のサイコロは部屋の隅っこに行っている・・見事というしかあるまい」

殿「おぬしは本当に未来が見えるのか?」

はじめ「そのような感じにございます」



殿家臣共々あっけにとられていた。あっけにとられていたり騒いでいるもの

自分はこの色を覚えておくからあなたはこの色を覚えておけと答え合わせをしているもの

殿様からもらった紙を見回してる者


殿「もはや・・あの一族のものに間違いない

  見たことのないものを持ち込み キテレツ宿屋を開きこの世のものとは思えないものを持ち込む人そしてこれほどまでにも未来を言い当てる・・そなたたちは・・一体」


はじめ「知り得た未来の危機を教えに来たのです」

殿「なるほど」



殿「危機を知らせた褒美を取らせよう何かとお金がかかるだろう」

はじめ「ありがとうございます」


20両をもらった。

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