第9話

とりあえず村だから人を集めればいいだろうってことで

人集めのために祭りをすることにした。


江戸から2里(4km)ぐらい離れてるけどこの村の入り口から道路をきれいにしたりして

4人ぐらいが通れる横幅で横に露店みたいな感じにして

猫みたいなピンクの手のでかめのねぶたを2つ作ったりして

色々な現代のものを持ってきて屋台で売ってもらい

スピーカーで音楽を流して

青黄色赤の光を道路に映し出す




大盛り上がりだった。

そして子供とうっかりぶつかると

周りが青白く光った


周りの様子が変わっていた
















もと居た道の面影は残っていたが周りの様子が段違いになっていた


ビルのような建物が並び

あきらかに違うのは人が防具や剣・・銃をもってるということ

まるで異世界だった




さとし「なんだここは」

はじめ「この道を見るにここはあの村なんだろうけど、建ってるのはまるで別物だな」



【時空ペン非干渉スイッチがなくなりました。】

【時空ペン新機能が付きました。】

「ええ?」



=======

時空ペン

青色=非干渉ペン

赤色=干渉ペン(new)

無色=なし

無色=なし

========

非干渉ペン

今いる場所を変えた場合の影響が受けない未来にいけます。

干渉ペン

今いる場所を変えた場合の影響が受ける未来にいけます。

※通常時は非干渉状態になってます

========


「あっ便利になっちゃった」

「どう便利に?」

「この青いので書くと変えた影響の受けない未来にいけて 赤いので書くと影響の受ける未来にいけるらしい」

「ああ!わかりやすくなったね!」


はじめ「結局やっぱり影響の与えられた未来に来ちゃったってことなんだろうな」


「じゃああの時代にもどろう」


丸をかいて江戸時代の年号をかいて

【時空ペン 過去へ行ける上限を超えています】

「だめだ過去に行ける年数0だった」

「そんなのあったんだ」

「言わなかったけ?」

「そうだっけ?」

さとし「もと居た年号までか今って何年?」

さつき「しらない」



「なんだあれは・・」

「スライムか?」


でかい狼にも追いかけられてる!


「スライムもどんどんやってきてる」

「まずい逃げないと!」


戦士ぽい人「たたっきれ!」



「こっちだ!こっちの建物にこい!」

「なにあれ!スライムが一つになってでかくなってる!!」

戦士ぽい人「にげろー!」

何とか建物の中に逃げ込む。

戦士ぽい人たちもこの建物に逃げてくる

「いつからあんなものが?」

住んでた人「50年ほど前かららしいよ」

「50年前に何かがあったってこと?」

住んでた人「そうなんじゃないかな?」

「昔のほうはたまに来る程度だったらしいけど しらないの?」

「しらなかったです」

「後今年は西暦で何年ですか?」

住んでた人「せいれきってなんだい? 元禄14年だけど」

「てんな?年号か」

はじめ「そいえば年号表持ってきてたな」

「おっ調べてみて」

はじめ「元禄15年と言えば 1702年になってるな 徳川家康の時代からちょうど100年ほど経ってる」

さとし「100年か」





さとし「20両ならあるから20年前ならもどれるけど」

はじめ「50年前は無理か」

さつき「他に使い道がないなら それに使っちゃうとか?」

さとし「そうだね さっき現代に戻ろうとしたけど拒否されたし」


「大いのししが突っ込んでくるぞーーー」



すさまじい衝撃が次から次へと壁に伝わってくる


はじめ「まずいなヒビが入り始めてる」


さとし「よしこっちだ」

誰にも見られてないのを確認し建物の隅にうつり時空ペンで20年前の年代を書き込む

ゲートオープン

よし!20年前だゲートを消す



さとし「この年代なら大丈夫なはず」

はじめ「ふーっ!」

はじめ「ここの線つなげばまた20年後にいけるんだよな」

さとし「そうだよ」

さつき「あー怖かった」

男「おういらっしゃい」

さつき「あっこんにちはここはお店ですか?」

男「そうじゃが?」

さつき「そうでしたか」

さとし「見世物小屋をやっていた宿屋とかしってますか?」

男「うーん聞いた事はあるが、もうやってないだろう」

「そうですか」

さとし「あれから80年かやめちゃってるよな」




はじめ「そいえばモンスターとかよく出るんですか?」

男「たまにはでるかなモンスター退治なんてする人めったにいないよ」



表にでるとビルのような物ができていて20年後よりも新しい感じがした


はじめ「それでどうする?俺たちは助かったけど」

さつき「皆置いてきちゃったしね」

はじめ「このままだと皆しんじゃいかねない」

「村の周りに壁をつくるか?」

「江戸はどうする?きっと同じ状態だ」

「教えに行くしかないな・・」


はじめ「こんなときになんだが例えばノートとか額縁とかでもゲートをつくれるのか?」

さとし「やったことはないけど多分できると思うけど どうして?」

はじめ「いや何か面白い使い方ができないかと」

はじめ「例えば小さな板のゲートをもっていればどう変わったかすぐに見ることができる」

さとし「それいいな!!」

はじめ「今思いついたんだけどね」

さつき「額の一部を切って蝶張りにしてそこを閉じたりあけたりすれば『ゲート額縁』ができあがるね」

さとし「たしかにそうだ それが出来れば便利だな

    じゃあとりあえずさっきの店で買い物してこよう額縁とかもあれば」

はじめ「そうするか」

さつき「うん~」



==雑貨屋==


はじめ「出来るだけ小さな額縁でいいな

    現在の写真立てみたいな」

さとし「それがいいな」


はじめ「これなら小さいぞ」

さとし「じゃあこれを出来れば加工してもらおう」


さとし「すみませんできればこれ加工してもらえませんか?」

店主「加工か まあできるぞ どんな風にだ?」

さとし「ここにこの蝶つがいをつけて」

はじめ「まってちょっと動かすだけでよくない?」

はじめ「別に外す必要はないし」

さつき「じゃあひもで縛って円つくるとか?」

さとし「なるほどでも額縁のもほしい」


はじめ「額縁は蝶つがいのでいいとおもう いい方法が思いつかないし」

さとし「OK」

さとし「では額縁のここら辺を切って蝶つがいで開け閉めできるようにしてください」

店主「分かったぞ」

店主「それぐらいならすぐできるからそこらで待ってろ」

さとし「分かりました。」


はじめ「後このかばんとかも欲しい」

さつき「私はこのかばん」

さとし「じゃあ俺はこれがいいな」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る