第5話

「ここか?変わった物を見せてくれる今噂の奇天烈宿屋は?」


女将「あーはい 一応そうでございます」

「変わった身なりの人がいると聞いておるが」

「あちらにおります」


「はい多分自分たちだと思いますけど」

「そなたらか確かに変わった身なりをしてる」

「実はそなたらを城に招待したいとのことだ 殿様直々のお言葉である」

「それでは参るか?」


さつき「わわ殿?」

はじめ「そいうことなら準備したらよくない?」

さとし「そうだな」


さとし「そいうことなら殿様方に贈り物の準備をしたいのですがよろしいですか?」

「それは是非そうしていただきたい。」


さとし「では少々こちらでお待ちください」

はじめ「確かゲートをとじれば時間は確か流れないんだよな」

さとし「多分ね それかゆっくりになるはず」

さつき「現代のお金2万あるはずだけど三等分にしてもってく?」

さとし「そうだね」

さとし「6000円ぐらいずつもっていこう」

さとし「別に全部使わなくてもいいけどね」









さとし「犬とかかわいい動物の載った写真集と風景の綺麗な写真集とか買ってきたよ あと和訳辞典」

さつき「宝石とかいいとおもったんだけどなー買えなかった」

さつき「だからいろいろ雑貨買ってきた ボールペンとか」

はじめ「ふふふ俺は果物だ」

さとし「バナナ レモン みかん ドラゴンフルーツ パイナップル それにいろいろの種か!」

さつき「和訳辞典かーいろいろ役に立ちそうだね!」


さとし「準備できました」

使いの者「ではついて参れ」


==江戸城==

はじめ「入り口に橋あるんだなー城ぽいっ」

さつき「これで中にお殿様いるんだよね」

はじめ「うん空っぽのお城じゃないよ」

さとし「江戸城ってことは徳川家の人のだれかだよね」

使いの者「いかにも徳川家康公であられる」

(やべ聞かれてたまあ大丈夫か)


さつき「おお一番有名な人だ」

はじめ「まじで本物の徳川家康に会えるのか」

さつき「なんかどきどきしてきた」



==殿の間==


家臣「家康殿 奇天烈見せ物の者たちが参ったようです」

家康「よい入れよ」

使いの者「この者たちにございます」


家康「そなたたちは珍しい物を持っておるようじゃな」

家康「私にも見せてもらえないか?」

さとし「はい勿論にございます」

さとし「こちらはスマホといいます」

家康「ほうまことに綺麗な絵だ まるで写真のようだな

   カメラの役割も持っていると噂に聞いたが?」

さとし「はい これを押しますと」

家康「なんとも不思議な」

さとし「家康様をお撮りになってもいいですか?」

家康「やってみよ」

家臣「お待ちください 私に安全を確かめさせ下され」

家康「それがよいな ではこの家臣を撮ってくれたまえ」

カシャ!

撮れた写真を家康に見せる

家康「おおーー色も付いておる まるで生きてるようだ

   はははっ!小さい家臣もできたようだ!まるでそなたが二人いるようじゃぞ」

さとし「それでは家康様もお撮りになりますか」

家康「勿論撮ってくれ」

見せるととても喜んだ。

家康「それでこれはどこで手に入れたのだ」

さとし「私たちが住むところです」

家康「どこに住んでいるのだ?」

さとし「日本ではありますがとても遠いところです」

家康「どこかは言えないのか?」

さとし「はい!言っても行けない所にございます」

家康「ほうまるでナゾナゾのようだな!

   んーーまあよい!また珍しい物があったら見せに来てくれるか?」

さとし「お呼びになられましたらいつでも行きます」

家康「そうかそうか!」

さとし「実は自分たち3人から家康様に贈り物がありまして」

家康「おお!贈り物とな」

さとし「これにございます」

さとし「これは写真が載った本です」

家康「これはまた見事だ」

家臣を通して受け取る

家康「知らぬ動物がいるなこれもそなたたちの住む場所の動物か?」

さとし「はいそうです」

家康「ういのー」

さつき「そしてこれは ボールペンにございます」

家康「ぼぅるぺん? ペンってことは書く物か?」

さつき「そうですこちらのノートに書いてください」


2つのボールペンと3冊のノートが家臣と通して渡される


家康「こののぉととやらは表紙が英語であるな これは外国のものか?」

さつき「確かに英語ですけど 日本で作られた物ですよ」

家康「そうなのか」

ものさしとかコンパスとか分度器とか色々説明しながら渡していく

はじめ「後自分からは」

家康「ははは・・まだあると申すか?驚きを隠せないぞ でもみてみたい気もする」

実際家臣たちの目は輝きと驚きでいっぱいだった。あちこちでひっそりとがやがや言っている。


はじめ「ではふろしきを開けます」

家臣「おおみたこともない果物だ」

「これは見事だ」

はじめ「こちらのは色々な植物や野菜の種にございます」

家康「お見事・・そなたらの住んでる場所はまるで奇跡だ」

多くの家臣たちもそれに賛同する

家康「見たこともない道具・・果物・・そしてそのすまほと申す物

 おぬしたちは一体・・?」

さとし「僕たちは日本人です」

家康「・・そうであろうな日本人特有の黒い髪そして黒い目 日本人の顔立ち」

  「非常にその場所行ってみたいがいけないと申すか?」

さとし「・・・・」

(もし時空ペンのことを話せば取り上げられその上何に使われるか分からない穴だけを見せるにしても考えなければ)

さとし「私たちにしかいけない所なのです」

家康 「左様か分かった

   そなたたちの贈り物ありがたく頂こう

   そなたたち村がほしくないか?」

さとし「ほしいです」

家康「そうであろうそれとお金を贈ろう」

さとし「そんなにたくさん?」

家康「あれらにはそれぐらいの価値がある」

さとし「では遠慮なく頂きます」


金貨を30枚ほどもらった。


さとし「はっすっかり忘れていました。これも贈り物でした。英語の日本語が分かる辞書でございます」

家康 「ほほう・・これほど見事な辞書ははじめてみた なんと言う綺麗な字だ」

さとし「それも贈り物でしたのでどうぞ!」


お金をくれようとしてるが

さとし「いえいえもう貰いましたので」

家康 「そうか?ならばよい」



家康 「後村には好きな村の名前をつけてもよいぞそのままでもいいが」

   「家臣よ少し広めの村を与えてあげよ」

家臣 「かしこまりました。」

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