大島サイクル常連 理恵・速人・亮二・綾

インタビュアー(以下・イ)「続きまして、大島サイクルへよく来る常連さんたちです。皆さん高嶋高校へバイクで通う学生さんたちです」


「「「「こんにちは~!」」」」


イ「まずは簡単に自己紹介をお願いします。ついでに乗ってるバイクも教えてくれるかな?」


「白藤理恵です(以下・理)。ホンダのゴリラに乗ってます」

「本田速人です(以下・速)。ホンダのモンキーに乗ってます」

「佐藤亮二です(以下・亮)。ホンダのエイプ100に乗ってます」

「沢井綾です(以下・綾)。ホンダのDioに乗ってます」


イ「なるほどね~2人がゴリラにモンキーだから犬とは『犬猿の仲』なんだ」

理「犬は嫌~い。すぐに噛みつくもん」


イ「おっと、先に答えられてしまった。では改めまして、犬派ですか? それとも猫派ですか? 理由も添えて教えてください。」


速「理恵ちゃんは犬に追いかけられるけど、僕は犬派かな?」

理「犬嫌~い。ニャンコ好き♡」

綾「私も犬…かなぁ?亮二って犬っぽいよね」

亮「俺は犬なんか?綾は猫っぽいよな…引っ掻くし。俺は猫かな?」


イ「お客さんは犬好きも居るみたいですね。では次の質問。

大切な人はいますか? いたとしたら、なぜその人が大切なのですか?」


綾「私は亮二って事にしとこうかな?付き合ってるからね」

亮「もちろん恋人の綾さんでございます。違うなんて言ったら…」

速「両親・友達…一人に絞れないな」

理「私も家族や友達は大事やけど、1人には絞れないね」


イ「では次の質問。 10億円あったら、何をしますか?」


理「お腹一杯食べる!」

速「貯金です。今みたいな低金利でもそこそこやって行けると思います」

綾「貯金かな?凄すぎて想像が出来ないよ」

亮「貯金。それ以外思いつかない」


イ「ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?」


速「理恵ちゃんを見ていると毎日楽しいと言うか、笑えます。葛城さんに一目惚れとか、喉に芋を詰まらせて真っ赤になったりとか」

綾「デートかな~?」

亮「デートです」

理「何か食べてると楽しい」


イ「悲しかったことはありますか?」


理「一目惚れしたイケメンは女性でした」

速「希少なエンジンだと思って買ったらプレスカブのエンジン…」

亮「ん~特に思い当たらないな」

綾「パンダの眼が意外と鋭かった時」


イ「目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?」


速「触らぬ神に祟り無しです。今都ならね」

理「今都だと難癖つけて来られるから…安曇河ならどうしたのか聞く」

亮「何で傷ついたのかが分からないと答えようがない」

綾「ん~怪我してるなら消毒かなぁ」


見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?


理「知らない人に付いていくのは危ないんだよ」

速「勧誘かも知れないから怖いですね」

亮「用件は聞くけど、どうなるかは解らねぇよ」

綾「知らない男の人に声をかけられるのは怖いから逃げる」


イ「それでは視聴者から質問コーナーです。

まず最初は『P・Nご一緒にホタテはいかがですか?』さんからです」


理「ポテトじゃなくって?」


イ「どうして今のバイクに乗ることになったんですか?」


理「足が着かないと乗りにくいから…」

速「学校からの帰り道でパンクしたら迎えに来てもらえるようにです」

亮「最初はエイプ50をボアアップしようとしてたんやけど、おっさんに紹介されたバイク屋が『それやったら最初から100を買え』って勧められた」

綾「中古で安ければ良かった。2万円」


イ「今のバイクの仕様は?」


理「ホンダゴリラ・75㏄・足周り強化・ブレーキ強化・前カゴ・クラッチ無し(遠心クラッチ)あとは…わかんない」


速「基本的に理恵ちゃんと同じで後ろにトップケース。あとはウインカーブザー」


亮「俺はノーマル。最初っから100㏄で5速ミッションだからな」

綾「52㏄シリンダーボーリング・プーリー加工・DioSR用のキャブレターだって」


速「実際はもっと細かな部分をおじさんが改造したりしているんですよ」

理「綾ちゃんのDio先生もサスペンションが変わってるよね?」

綾「そう?う~ん、よく分かんない」


イ「君たちは改造バイクに乗ってるけれど、暴走はしないよね?」


理「頑張って時速70㎞出ないから暴走しようがないんだって」

速「おじさんが意図的に性能を押さえているみたいです」

亮「免許が惜しいからな。3年になって4輪の免許が取れないとな…」


綾「高嶋高校では免許取得・バイク通学が許可される代わりに事故や違反を起こした場合は自分で責任を取る必要があります。その結果が3年次に普通自動車免許を取れなかったり、就職でつまづいたりするわけですから暴走はしません」


速「高嶋市で自動車はバイクに乗れないのは死活問題です。就職や通勤で困る様なことはしません。それに、おじさんが作ったバイクは僕たちに『スピードの出し過ぎは駄目だよ』って言ってる気がします」


理「せっかく取った免許だもん。大事にしなきゃ」


亮「実際、Bコースの奴等は免取り・免停で苦労してる奴がいるからな」


速「高校生がバイクに乗るなんてある意味ファンタジーの世界ですけど」

理「社会に出ていきなり交通法規を学ぶよりも」

綾「乗って覚える事も大事だと思います」

亮「体験型の学習って事だな。だから、3ナイ運動を考え直して欲しい」


イ「以上、大島サイクルの常連4人組みでした」




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