BKL〜僕と君と愛〜
まきもの
僕の想い・・・
放課後
いつもの場所
時間はまちまちで
同じ時間にいたことがない
でも君は、僕の肩にもたれかかって眠る
お互いに何も言わない
日常の一部に過ぎなくて
でも、その当たり前が少しずつ変わってきたんだ・・・
何時ものように、ただ君は僕の肩で眠る
僕の作業が終わるまで
だけど、新しい仲間の一人で唯一の華
奈央 が現れたことにより癒しが減った。
奈央は明らかに君を好き好きオーラ全開で
常に一緒にいる僕を睨みつけてくる
仕方ないじゃないか。僕と君は同性で男
奈央は女性だから
それから奈央は、僕の定位置を奪い
君の隣を手に入れた。けど君は机に
うつ伏せで寝るようになった
隣で寝てるのを見ていられて、とりあえず幸せ
と言いたげ。
だけど奈央は知らない
君がどうして奈央の隣の席で寝てるのかを
僕は知ってる。
放課後になると君は、僕の上着を着る
普段上着なんて着ないのに(笑)
そして、机にうつ伏せで寝る
根っこの関係性は変わらない。
見た目は恋敵破れたり、に見えるだろう奈央には
けど僕と君は、一緒にいるんだ(笑)
僕と君は、好き同士
君は、心を許した相手にしか甘えない
それに気づいてない、奈央はまだまだだな(笑)
でも、僕等はこの時間と土日に一緒にいる時間が大切
受け入れてくれる人はごく僅か
認知は少しずつされてきていると思う
けれどまだ弱い
だから、放課後の空き教室は憩いの場所だった。
奈央に見つかり、でも話はわかるやつだと思っていたから
居ても言わなかった。
けれど、本当の目的は
僕から君を、奪うことだった
君は、学校1のイケメンと名高い人でもばかである
僕は、平凡な顔 成績以外取り柄がない
そんな二人が、かたや腫れ物を扱うように
かたや、空気と同じ扱いされる。
補うように惹かれあった
周りからは
釣り合わないと
僕はキモい 君は可哀想
そう言われても君は、僕だけに甘えてくれた
君だけは同性でも好きだと思う
奈央に邪魔されてもくじけないよ
きっと君も、同じ気持ちだと思うから
とある、休日
僕と君は旅行に行った
誰にも邪魔されない。
見た目は仲の良い友達にしか見えないから(笑)
僕は、この日の夜に告白してみようと思い朝から
緊張して空回り。それでも君は笑ってくれる
電車の中で
「ねぇ。箱根についたら
俺、行きたい店あるんだ。
ヒロ、付き合ってくんない?」
僕は、一瞬勘違いをしそうになったが
「うん。いいよ トシ」
僕・・・羽海野 浩人(ウミノ ヒロト)
君・・・戸熊 祥太 (トクマ ショウタ)
僕は、舞い上がってる
君との時間はとてもとても尊い
僕らはいつまでも一緒ってわけにもいかない
将来
いつかは、親に孫が見たいと言われるだろう
僕とトシの間には子供は出来ない
男同士だから・・・
って付き合ってもいないうちから何妄想してんだろう(笑)
「俺は、ヒロ好きだから
子供出来なくてもいいぞ。」
僕は固まった
「心の声が、ダダ漏れしたから応えた
良かったな(笑)周りに誰も居なくて」
キョロキョロ見回すと、旅館に着いて部屋に居た
考えている間に着いたらしい
僕は恥ずかしくて
穴があったら入りたいくらいに
トシは
ちょっとだけ照れた声で
「夜に告ろうと思ってたのにな(笑)
ある意味プロポーズされちまった(笑)
ヒロらしいちゃらしいけどな」
照れた笑いの君と茹で蛸の僕
「暑いな〜まだ真夏やないのになー
あ。トシ、行きたい店ある言った
早く行こうぜ」
テンパり出す僕
トシはとってもいい笑顔で
手を差し出し
「顔真っ赤じゃねか(笑)
ほら、少しだけ手繋ごうぜ?」
更に真っ赤になりながら手を繋ごうと
トシの手に触れようとしたら
トシに手を掴まれ、勢いよく
抱きしめられたかと思ったら
アゴクイされて
ちゅ
僕はその瞬間に沸騰した(笑)
「えへ。ちゅしちゃった(笑)」
でも、君があまりにもイタズラっぽく言うから
少し冷静に
「ほっぺだけどな(笑)」
すると、ニヤリと笑うトシ
「ほう。今夜は寝かさないぜ。ハニー」
「だっだっだっ誰がハニーださっさと買い物に行くぞ」
「もう、照れちゃて可愛いんだから(笑)」
からかうトシと、恥ずかしくて死にそうな僕
僕は、誤魔化す様に君の腕を掴み買い物に行った
その後は、ご想像にお任せします。
付き合い出した僕達
奈央にバレたら邪魔のレベルでは済まない気がする
だって奈央は僕からすれば悪女でしかないから
これから先たくさんの壁にぶつかるだろう
でも君となら乗り越えてゆける
大好きなトシ。
終わり
P.S 最愛のヒロへ
また、旅館行こうぜ
今度は(笑)
戸熊より
トシのバカダーリン(笑)
BKL〜僕と君と愛〜 まきもの @fkm
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