アリスコとロヒガルメちゃん(魔法使い、30代女性とその使い魔)

──簡単に自己紹介をしてください。


アリスコ(以下ア)「アリスコ・レンタと言いますわ。お見知りおきくださいませ」

ロヒガルメちゃん(以下ロ)「ロヒガルメちゃん、ちゃん、まで、名前」




──犬派ですか? それとも猫派ですか? 理由も添えて教えてください。


ア「あらやだ、さっそく迷っちゃうわ。あぁ、あー、どうしましょう。あ、ご存知? 最近は小さな犬を飼う方もいらっしゃるのよ。元々アナグマ狩りの猟犬だったらしいんですけどね? 見せて頂いた事あるの。ちびっ子が尻尾ふって付いてくるのよ? やっぱり犬かしらねぇ」


ロ「ロヒガルメちゃん、どっちでも」



──大切な人はいますか? いたとしたら、なぜその人が大切なのですか?


ア「あのー、うふふ。ちょっと最近ね、かわいい男の子が大事になっちゃって。何しててもすぐそばに来るのよ。うふふ、あらやだアタシったら」

ロ「ぬしさま、うれしい。ロヒガルメちゃん、しあわせ」



──金貨10万枚あったら、何をしますか?


ア「お引っ越し。二人で暮らすかわいらしいおうちを買うの。心機一点したいわぁ」

ロ「金貨、積み上げて、寝る。ロヒガルメちゃん、金色のウロコなる」



──ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?


ア「……うふふふふ(頬を染める)」

ロ「蜘蛛とロヒガルメちゃん、仲良しなった」


── 悲しかったことはありますか


ア「悲しいというか……何でしょうね。命について考える事がふえたわ」

ロ「無言。ロヒガルメちゃん、無言」

 


──目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?


ア「どうしましょう、お話お伺いするぐらいならアタシでも」

ロ「ロヒガルメちゃん、密林の子。怪我した子、密林、生きられない。大事に食べる」


──見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?


ア「うふふ、ちょっと遅かったわねぇ」

ロ「ロヒガルメちゃん、使い魔。卵、産めない」




──最後に、このインタビューを読んでいる人にメッセージをどうぞ。


ア「そうねぇ。魔法協会はガス燈より明るくて火事の危険もない魔力燈を推進しています。あなたの街にも魔法の明かりを」

ロ「ロヒガルメちゃん、お願い」



──ありがとうございました


ア「ありがとうございました」

ロ「ロヒガルメちゃん、しゃべる、すぎた」

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