ロッキとクービアック(魔法使い、30代男性とその使い魔)

──簡単に自己紹介をしてください。

ロッキ(以下ロ)「ロッキ・アーペリです。魔法協会勤務の魔法使いです。普段は魔法使いのとりまとめのような事をやっています」

クービアック(以下ク)「あっしが使い魔のクービアック。街中飛び回るのが仕事でさ」




──犬派ですか? それとも猫派ですか? 理由も添えて教えてください。


ロ「犬ですね。素直で賢いのが好みです」

ク「話の通じねぇ肉食獣はちょいと勘弁して欲しいです」



──大切な人はいますか? いたとしたら、なぜその人が大切なのですか?


ロ「妻と息子です。今回の災害対応で留守がちでしたので、申し訳ないことをしました」

ク「使い魔にその質問しても、みんな答え同じになりますぜ」



──金貨10万枚あったら、何をしますか?


ロ「あまり遠出をする事がありませんので、家族をつれて、旅行に行きたいですね。南部は海が美しいと聞きますし、東部の異国情緒を味わうのも良いかもしれません」

ク「お供いたしやすぜ」




──ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?


ロ「息子が絵をね。はは。いや、親の欲目もあるとは思うのですが、ちょっとこちらを」


──あ、持ってきたんですね。


ロ「このあたり、ええ、力強いでしょう。我々大人は、均斉というか、正しい形みたいなところに縛られがちなんですがね、描きたい所をガッと描いてしまえるのが本当に、いやまだあるんですよ例えばですね見てくださいこちらは(息継ぎ)恥ずかしながら私を描いた絵なんですがはいこう言ってはなんですが溢れていると思いませんか愛が(略)」



── 悲しかったことはありますか


ロ「魔法は万能ではない、それを思い知らされる日々が続いています」

ク「


──目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?


ロ「ただ施しをするだけでは意味がないのですが……悩ましい所です」

ク「あっしらはナワバリ意識が強いんで、親とはぐれたカモメの雛は悲惨なもんでさ。今でこそヒトの流儀を知るとはいえ、あっしらにはあっしらの流儀がありまさぁね」


──見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?


ロ「道を尋ねてきたってわけではありませんよね。ははは、妻子持ちですよ私は」

ク「あっしはなんとも、クチバシを挟むのは差し控えて置きやす」





──最後に、このインタビューを読んでいる人にメッセージをどうぞ。


ロ「現在、ウ・ルーは大変な状況から立ち直ろうとしております。暖かなご支援をお願いいたします」

ク「お願いいたしやす」





──ありがとうございました



ロ「ありがとうございました」

ク「やした」

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