アルル、インタビューだって。

フーヴィア(主婦、10代女性)

──簡単に自己紹介をしてください。

フーヴィア(以下フー)「はじめまして、フーヴィア・イォッテ＝トルクです。子育て中です」

──犬派ですか？　それとも猫派ですか？　理由も添えて教えてください。

　フー「大きい犬が好きなんですけど、今は動物どころじゃなくて。余裕ができたら、一頭分けてもらいたいです」

──大切な人はいますか？　いたとしたら、なぜその人が大切なのですか？

　フー「たまにわからなくなりますけど、やっぱりグッカが、娘が一番大切です。夫も優しいし、大切なんですよ？　でも、グッカをみているとたまに不思議な気持ちになります。産む前と産む後で、同じ私のはずなのに、私がもう一人そこにいるような……。と、とにかく、グッカが一番です」

──金貨10万枚あったら、何をしますか？

　フー「ええっと、ええっと……困ったな。ペブルさんならいい使い道知ってるかな」

──ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか？

　フー「グッカがたまに笑うんです。あと、なにか言うんです。手をパタパタさせたり、目をキョロキョロさせたり。この子は何が見えてるのかなあって、楽しいです」

── 悲しかったことはありますか

　フー「みんな父さんの思い出があるのに、私だけあんまり無くて、それが悲しかった事はあります。グッカには、同じ思いはさせたくないなぁって思います」

──目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか？

　フー「えっ？　えっ？　そんなひどいことした人がいるんですか？　どうしよう、なんとかしなくちゃ」

──見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか？

　フー「それって、そういうことですよね？　困ります。エルクは力が強いし、アル兄（にい）は魔法使うから、えーと、はい。困ります」

──最後に、このインタビューを読んでいる人にメッセージをどうぞ。

　フー「今のララカウァラならトウマツの新芽がとれますよ。砂糖漬けにしてもいいし、お酒につけても、ジャムにしてもおいしいです。思い出のお酒なんです、トウマツ酒」

──未成年でお酒は

　フー「えっ？　わたし成人してましたよ？」

──そうでしたか。ありがとうございました

　フー「ありがとうございました」