♯187 母と娘と(骸姫の迷走4)



 額に浮いた汗を、拭う。


 特別に用意してもらった私室の中。寝台の上で、苦しそうに浅い喘息を繰り返すおかあちゃんの額から、頬にかけて浮き出る脂汗を、清潔なガーゼで拭い取る。


 部屋の中が、煙る。魔力を補う為に魔香を焚き続けなかん所為で、どこか息苦しさを感じる。けど、息苦しいのは決して魔香の為だけではあらせん。


 身体の奥底にどっしりと入り込んだ重たい何かに、胸が締め付けられる。


 呻きを洩らして喘ぐおかあちゃんの顎下を拭い、更に胸元にガーゼを押し当てた。押し当てた手の平からガーゼ越しに伝わる動悸が短く、……荒い。


 その姿を見守っていると、何だか一人用の寝台が広く感じられ、そのままぽつんと独り、おかあちゃんがどこかに行ってしまいそうで不安になる。


 寝台が大きい訳ではあらせん。

 おかあちゃんの身体はそれほどに、……小さい。


 側で看護を続けて、改めて思う。


 おかあちゃんの身体はこんなにも、小さかったのだと。


 ガーゼを脇に置き、冷水に浸しておいた布を手に取って固く絞る。水気を切った布を緩く戻して畳み、寝台の上の小さな額へと当てた。昨夜から続く発熱も、引いていく気配が微塵も感じられない。


 重くのしかかる感情に堪えるようにそっと、静かに伏せた瞼を固く閉じる。


 幻魔の一族は、虚弱に過ぎる。


 自然界にある精霊のような、より思念体に近しい存在である幻魔の一族は、生まれながらにして強い魔力を持つ反面、身体を構成する物質要素の結び付きが弱く、脆い。


 かつては魔族の中でも最弱と評され、虐げられ、蔑まれながらも、隠れるようにして生き延びてきた一族。


 そんな一族の為におかあちゃんは傀儡の術を極め、幻晶人形を作り出した。


 一族の固有技能である空間操作で、虚弱な身体を亜空間に隠し、幻晶人形に魂を移して行動する。


 それは、物理的な耐久力という点において、弱点を補って余りある利点を一族にもたらっせた。


 それまで虚弱が故に迫害され、隠れ潜むように息を潜めて生きてきた幻魔一族は、胸を張って生きていけるだけの力を、強さを得る事が出来やっせた。


 けれど力には必ず、代償が求められやあす。


 それがおかあちゃんの、……この小さな身体。

 脂汗を拭うのにも簡単に拭えてまう、幼い身体。


 亜空間には時間が存在せえせん。


 時間の概念がそもそも無く、変化を続ける『生きた』状態の命はそのままでは亜空間から拒絶されてまう。亜空間に身体を移す時には、魂を移した後の仮死状態でなければならせん。


 そしてそれも、ある程度身体が成長してからでなければならないと、きつく戒められとりやあす。そうでなければそこで、身体の成長が止まってまうから。


 そこで身体が、時を止めてまうから。


 ゆっくりと目を開け、改めておかあちゃんの姿を眺める。


 誰よりも一族を思い、誰よりも術を使い続けたおかあちゃんの身体は幼いまま、もう成長する事はあらせん。


 一族の誰よりも幼いまま。

 一族の誰よりも小さな身体のままで。


 誰よりも重いものを背負い続けて来たのだと。


 その、あまりにも小さな身体に、思いを馳せる。


 正視し続ける事が出来ずに鼻頭を押さえて俯くと、知らず握り締めていた手にそっと、小さな手が重なった。


「こん馬鹿娘が。なんちゅー顔しとらすか」


「あかあちゃん……」


「そんな顔されてまうと、死ねるもんも死ねんがね」


「……たーけた事こきやあすな。そんな勝手に死なれたらこっちが往生こきやあすがなっ」


 相変わらずの憎々しい物言いに自然と頬が緩み、何だか悔しいので軽くねめつけ、舌を出して潤む目頭を誤魔化す。


 苦しそうなおかあちゃんの表情の中にも、目元に緩やかな表情が浮かんどるような気がした。


 重ね合わせた手がポンっと、軽く跳ねる。


「堪忍な。おかあちゃん、……負けてまったわ」


 申し訳なさそうな様子に、掌を包み込むようにして握り返して、そのまま、首を横に振って答える。


 そんな事、あらせん。

 

「おかあちゃんは強い。負けるハズがあらせん」


 ひき止めるように、すがりつくようにして、両手の掌で深く、深くおかあちゃんの手を握り込む。


「おかあちゃんが負けるハズ、あらせんがねっ」


 小さくて冷たい、華奢な手の平。


 けどこの手が、今まで色んなもんを支え、守ってきたのを誰よりもよう知っとる。


 ずっとこの手に、守られてきたんだと。小さな頃からずっと、ずっとずっと誰よりも何より側でそれを見てきた。


 ずっとそれを、見続けてきたのだから。


 そんなハズあらせん。

 おかあちゃんが負けるハズ、……あらせんもん。


 何かの、……間違いだと。

 絶対そうに決まっとる。ありえせんっ。


「こんなん、すぐようなる。気弱なんは全然おかあちゃんらしくねぇて。またすぐ元気んなって、今度こそスンラをギッタンギッタンに負かしたってや、なっ、なっ?」


 見上げて続けていたおかあちゃんより背が高くなったのは、いつだったか。気付けばいつの間にか、おかあちゃんよりも大きくなっとる自分がいた。


 それでもずっと、見上げ続けていた。


 おかあちゃんはずっと、わんしゃの目標だった。


 皆に一目置かれ、信頼され、敬われるおかあちゃんの姿はそれでもやっぱり、わんしゃには大きすぎる程の憧れだった。


 それは今も同じ。


 これからだってずっと同じ。


 ずっとずっと同じハズで……。


「……ごめん、な」


 包み込んだ手の平が、握り返される。

 おかあちゃんは目を閉じてそっと、申し訳なさそうに言葉を続けていく。


「自分の身体の事は自分でよう分かっとる。幻晶人形だから大丈夫だと油断もあらした。……もう、そんなに長くは持たせんがね。砕かれた魂の器を直す方法は、あらせなんだ」


「そんなのっ! まだ分からせんがねっ!」


 反射的に叫んだ声が上擦る。


 認めたくない。


 分かりたくない。


 その一心だけが、思いだけが込み上げてくる。


「まだ、まだ分からせんてっ! そんなん嫌だて、ありえせんっ。ここは聖都だがん、治療魔法の得意な神官もいっぱいおらっせる。ガマ先生っていう名医もっ、今はおらんけど、レフィアだってっ。まだ神聖魔法を覚えたばっかであらすが、レフィアならきっと、駄目なもんでも無茶を押し通すに決まっとるっ。それでもっ、それでも駄目なら聖女マリエルに、聖女に頼めばきっと……」


 掴みかかるように、しがみつくかのように、矢継ぎ早にまくしたててまう。


 自分でも何を言っとるんだか分からせん。


 けど、何かあるハズだと。

 絶対何か方法があるハズだと希望にすがる。


 ふいに、片頬におかあちゃんの掌が触れた。


 握りしめた掌とは反対の手が頬に優しく、添えられて、……そこではじめて、自分の頬が濡れとる事に気がつく。


「……別嬪さんが、だいなしだて」


「おかあちゃん……」


 言葉にならない感情が溢れる。


 喉元までで堪えていた感情が、溢れてまう。


「嫌だ。……嫌だ。そんなん嫌だっ。絶対嫌だっ!」


 小さなおかあちゃんの身体に被さるように、すがりつくようにしがみつくと、押さえていたものが止まらなくなる。


「まだ、まだおかあちゃんには教えて貰わんとかん事が一杯あらっせる。傀儡も、魔法陣だって、略式起動術式もまだまだやし、数値換算の演算略式だってまだっ、もっと、もっと一杯あかあちゃんから教わらんとっ、ちゃんと教えてくんとっ、……わんしゃ、わんしゃっ」


 駄々をこねる童のように、ただ甘えた事を言っているだけだと分かっていても、……どうにも出来んかった。


 格好悪くて。

 惨めで情けなくて。


 それでもただ、自分でもどうにも出来ん思いに身体が全力で強張り、心が乱れる。


「わんしゃらの代での事はわんしゃらの代で何とかしときたかったが、……勘弁な、おんしゃらの代にまで、ツケを回すような形になってまった」

 

 しがみついた身体が、抱き締められる。


 労るように宥めるように、後ろ頭をゆっくりと何度も、何度も撫でながら、おかあちゃんの優しげな声が、心と身体を包み込んでいく。


「……クスハと会うとな、アヤツ、いっつも同じ話ばかりせやあしてな」


 反発心は確かにあらした。


 なんでいっつもわんしゃばかりなのか。

 なんでそんなにわんしゃにだけ、厳しくするのか。


「アスタスが、アスタスがと。まるで我が子の事のように、……嬉しそうに喜びながら」


 そんなん、本当は分かっとった。

 分かっとってただ、……甘えとったんだと。


「アスタスは確かに一つの天才だがね。ようもあれだけの才を見つけ出したもんだと。けど、天才ならうちにもいらしやす。とびっきりの天才がうちにもおらしやすとその度に、わんしゃもよう自慢しとったもんだがね」


 おかあちゃんの手が頬に触れて、止まる。


 見上げる目線が慈しみのこもった眼差しと、重なる。


「……今まで、すまんかったな。母親らしい事もあまりしてやれなんだのに、いつも修行ばかりで」


「……おかあちゃん」


 ……嫌だ。


 ……そんなん、嫌だ。


「おんしゃはもうとっくに、わんしゃなんか超えとらっせる。……それでももうちっとばかしは、甘えさせてやりたかったんは、わんしゃの、ただのワガママだがね」


「……何、言っとらあすんか、さっぱりだがね。……らしくも無い事を、……そんなん、聞きたくあらせん」


 声がくぐもってまう。


 視界が潤んで、零れたものが頬を伝わる。


 挟み込むように支えるおかあちゃんの指を、濡らしてまう。  


「……まだ、……あかんよ? ……そんなん言ったらかんてっ、嫌だよ? ……置いてかんどいてな? どこにも行ったらかんてっ、行かんどいてなっ……」


 自分で自分が、押さえられせん。


 今までこんなワガママを直接言った事なんてあらせんかったのに、ここに来て、ここに至って、取り繕う事も出来ずに只々、幼稚な駄々ばかりが口から溢れてまう。


「……ごめんな」


 おかあちゃんは申し訳なさそうにそう呟くと、両手を頬から離し、しがみつく手へと重ね合わせた。


 重ねた手から空間が繋がる。


 おかあちゃんの持つ亜空間とわんしゃの持つ亜空間とが同調して、繋がっていく。


「こんなもんしか残してやれんけど」


「何を……」


 亜空間同士が繋がり、通じた経路から直接に何かが送り込まれてきたのが分かりやあした。


 骸兵。


 それらは傀儡術を用いて戦う際に、戦闘用に特化した、おかあちゃん秘蔵の骸兵達。


「骸巨兵は破壊されてまって残っとらんけど、それ以外のわんしゃの骸兵達を全て、……ベルアドネ、おんしゃに」


「……おかあちゃん」


「……これを託すんは、まあちっとばかし先だとばかり思っとったが、……もうわんしゃには、時間があまり残っとらせなんだでな」


 努めて穏やかなに呟くおかあちゃんに、すぐ様否定を返そうとして、息を飲む。


 優しく穏やかで、強い眼差しが刺さった。


 真正面から投げ掛けられた視線に言葉が詰まり、ゆっくりと、その穏やかな眼差しに対して姿勢を正す。


「いずれはおんしゃも、大公を継がねばならんくなる。魔の国の大公は、魔王の配下には入らせん。自身で考え、その時代の魔王に力を貸すかどうかを選ぶ事が、許されとる。……ずっとずっと古い時代の、約束事だがね」


 魔の国において大公と称される存在。


 それまでは三魔大公と呼ばれとったが、おかあちゃんが大公になって四魔大公になった、魔の国でも特異な立場を有する者達。


 その起こりは遥かな昔、魔の国の創設の時代に遡るのだという。


「……初代魔王殿は、虐げられ続けていた魔族の為に立ち上がり、光の女神を宿した人間の聖女に討たれ、滅んだ。……だが、その志を受けて立ち上がった者がおった」


「……魔の国の創設者であり、二代目の魔王であらしやすな。その話はなんべんもおかあちゃんから聞いとるがな」


 一つ頷き、おかあちゃんは先を続ける。


「魔王とは、魔族を守る為にあるもの。そしてそれは、何者よりも強くなければならんせんかった。強さとは、何かを守るべきにこそあるもの。けど、強き力を持つ者がいつの世も、弱き者の為にその力を使うとは限らせん。……二代目はそれを憂いて、大公を作らっせた。大公には魔王の為人を見定める責任があらせやす」


「……魔王の為人を、見定める」


「わんしゃもクスハも、セルアザム殿もあの筋肉バカも、スンラを魔王として認める訳にはいかんかった。それが故に血が流れ、多くが犠牲になったとしても、アヤツを認める訳にはいかんかったんだがね……」


 強い眼差しの中に、微かに動揺が揺らぐ。


 スンラが魔王であった時代。四魔大公は誰一人としてその味方にはつかず、特にヒサカとスセラギはスンラに対して、全面的に徹底抗戦の構えを見せた。


 その戦いの激しさは幼いわんしゃでも知っとる。現にスセラギにいたファーラット達はアスタスを残し、そのほとんどが戦死してしまった。


 ファーラットだけではない。その時の傷痕は今でも深く、魔の国の至る所に刻み込まれとる。


「……後悔が無いと言えば嘘になる。もっと他にやりようがあったんではと、今でも悩み続けとる。……もっと早く、直接、スンラをこの手で討っておけばと、悔み続けとった」


「おかあちゃんが、……直接」


「わんしゃやクスハがそれをせなんだのは、自分達の領民の為だった。スンラはその恐怖で縛り付け、狂気にかられた軍勢を送りよせてきとった。スンラを討つ為に領地を離れれば、それだけ領民の犠牲も増えてまう。……大公とい立場にありながらわんしゃらは、魔の国どころか、自分の領地を守る事しか、……出来なんだ」


 大きく息をつき、瞑目する。


 自分達な一族や領地を守り通したおかあちゃんはそれでも、自身を悔いてるのだと、伝わる。


「……間違う事もあらっせる。どんだけ悩んでも、後悔せん事などあらせん。それでも、それでも自身で考え、自身で決める。そしてそうやって決めたら、もうそこから逃げたらかん。自身で決めた事に最後まで逃げずに向き合い続ける。……それが、大公としての、責任ってもんだがね」


 間違っていたとしても、後悔したとしても。

 逃げずに、向き合い続ける。


「……自分で決める事の、……責任」


「マオリ殿は強い。そして優しくもある。器としてはこれ以上もないかもしれん。……そんなマオリ殿でもスンラを討てるかどうかは五分五分かもしれんが、……それでも、マオリ殿を魔王と認めるかどうかはベルアドネ。おんしゃが自分で考え、自分で決めなかん事だがね」


 自分で考え、自分で決める。


 マオリ様を魔王として認めるかどうかを、……自分で。


 その責任を持って。


「……スンラは、が討つ」


 おかあちゃんの言葉を受け、伝えてくれた大公としての責任の重さを受け、自分の中にあるはっきりとした答えを、意思をこそこめて強く言い切る。


「……認めるいうんならそんなもん、一目会った時から認めとるがね。この人だ、この人しかおらんて。そんなん、今更だがね」


「だからおんしゃ、それはっ……」


 呆れ顔で何かを言いかけるおかあちゃんの、その小さな口元にそっと、人差し指を伸ばして優しく押し当てる。


「同じ事でやあす。大公としてだろうが、一人の女としだろうが、この人と決めた気持ちに嘘や偽りはあらせん。……例え側に寄り添う事が叶わんくたって、そこから逃げたりなんかは絶対せんて」


 マオリ様はレフィアの事しか見とらん。

 どんだけ想いを寄せたとしても多分それは、ずっと叶わないままなんだろう事は、とっくに分かりきっとる。そんなんは重々に承知の上だがね。


 けど、だからと言って、マオリ様の為人を認めるかどうかは関係あらせん。


「それにまだ、わんしゃは大公であらせん。だから今はまだ、個人の思いのままでも許しといたって欲しい」


 まだ、もう少しだけ。


「……こん馬鹿娘が」


 何かを言いかけ、そこで言葉を止め、おかあちゃんはゆっくりと息を吐いた。息を吐いて肩を竦め、やんわりと困ったように目元を緩ませた。


 さっきまでの自分が少し恥ずかしいのと照れ臭いのとで、強いて表情を作って見栄を張ってみせる。


「スンラはわんしゃらが討つ。絶対に討ってみせやあす。だからおかあちゃんは、余計な事を考えずに、もう少しだけ、堪えててなっ」


 もう一度しっかりと、おかあちゃんの手を握り締める。今度はすがりつく為でも、しがみつく為でもなく、諦めず、支える力を込めて。


 まだ、諦める訳にはいかん。


 最後の最後の最後まで諦めない戦い方は、他の何処でもないこの場所で、レフィアや聖都の人達から、痛いほどしっかりと教えて貰ったのだから。


「必ず、必ずおかあちゃんを助けてみせやあす。助かる方法を、見つけ出してみせるがねっ」


 ぐっと力を込めて握り締めた手が、更に強い力で握り返される。握り返され、引っ張られ、おかあちゃんの小さな身体に、わんしゃの肩が大きく包み込まれるようにして抱き締められた。


「……こん、馬鹿娘が。本当に、馬鹿な娘だがね」


 肩の上から間近に聞こえるおかあちゃんの声が、くぐもる。


 首筋に暖かいものが触れ、嗚咽を堪える小さな身体にそっと、支えるようにして手を添える。


「……本当に、自慢の、……馬鹿娘だがね」


 これまでどれだけの力を貰ったのか。

 これまでどれだけ、愛されてきたのか。


 その事を噛み締めるかのように抱き締めたおかあちゃんの身体は、やっぱり小さく、幼く、そしてどこまでも大きいものであらした。






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