シルフィーナ・ラディウス

Q:簡単に自己紹介をしてください。

A:エストレア王国第一騎士団、騎士団長のシルフィーナ・ラディウスです。


Q:犬派ですか? それとも猫派ですか? 理由も添えて教えてください。

A:。どちらも可愛いですが……犬ですね。言うことを聞いてくれた方がより一層愛情を注げると思いますので。


Q:大切な人はいますか? いたとしたら、なぜその人が大切なのですか?

A:え、えっと……それはその、どういう意味ででしょう? ……単純に大切な人? あぁいえ特に何かあるわけではないんです! そうですね……騎士団には古くから付き合いのある方もいますし、家族はやはり大切です。アシュリーを始めとした孤児院出身の子達も私の家族のような存在ですので大切です。男性ですか? それはその……ここでは。


Q:10億円あったら、何をしますか?

A:家の古くなっている部分を直したりもしたいですが、まずは騎士団の育成と備品の充実ですね。時として命懸けの任務もありますから十分な報酬は与えたいですし、優れた装備があればそれだけ危険も減ります。あとは孤児達や孤児院への援助ですね。過去の出来事が変えることが出来ませんが、未来は変えられるはずですから。


Q:ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?

A:そうですね……知人に料理を食べてもらったことでしょうか。やっぱり作ったものを美味しいと言ってくれるのは嬉しいですし、作るのも楽しくなりますので。最近とある理由からその知人が保護した子供が居るのですが、その子も良い子で一緒に居ると楽しいです。


Q:悲しかったことはありますか?

A:魔物の発生数の増加による被害が増えていることです。他にも魔人といった存在が再び確認されているようですし……騎士ではなく個人的なことですか? ……知人から結婚しないのかと聞かれた時は少し思うところはありました。え、その人は男なのか? そそそそんなこと言う必要はないのでは!? その、許可もなく名前を出すのもどうかと思いますし!


Q:目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?

A:助ける以外に選択肢はあるのですか? 傷ついたり困っている人が居れば助ける。それは騎士である前に人として当然のことです。


Q:見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?

A:職業柄内心では警戒はしてしまいますね。これまでに多くの犯罪者を逮捕してきましたし、場合によっては命を奪ったこともありますから……私に恨みを持ってる方がいないとは決して言えませんから。


Q:現状で気になっている殿方はいますか?

A:なっ……そそそそれは答えなければならないことなのですか!? 先ほどから名前の出ていた知人がそうなのかと思った? す、推測だけで話すのはやめていただきたいです! 顔が赤くなってるって……あなたが急におかしな話をするからです!


Q:おかしな話でしょうか? あなたは多くの方から告白や見合いを持ちかけられているそうですが、現状全て断ってますよね? それは気になる人が居るからでは?

A:そ、それは……その、まだ騎士としてやるべきことが多い時期ですし。いつかは……幸せな家庭を持ちたいとは思いますが。


Q:なるほど……まあこれはお節介かもしれませんが、たまには玉砕覚悟で行かないと後悔することになりかねませんよ? ルーク氏の周りには意外と女性が居るようですから。

A:そんなの分かって……何でそこでルーク殿の名前が出るのですか!? 私は彼の名前を一言も口にしてはいませんし、仮に出していたとしても私とルーク殿は友人です。その、あなたの考えているような……男女の関係ではありません。……ありませんから。


Q:…………最後に、このインタビューを読んでいる人にメッセージをどうぞ。

A:その全て分かってますよ、みたいな目はやめてくれませんか? 私も怒る時は怒りますので。……では、気を取り直しまして。今後何が起こるのかは分かりませんが、騎士団を預かる者として出来ることは精一杯していく所存です。

 ですので皆様は必要以上に不安を覚えることなく、いつものように過ごしてください。……え、女性として? それはもちろん……って、こんなところで言うつもりはありません!



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登場人物にインタビューしてみた 夜神 @yagami-kuroto

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