あとがき

 はっきり言っておこう。私は切り裂きジャックが大好きだ。

 本物の事件について考えるのが好きだ。いくら考えてもまったく答えが得られないあのじらされる感覚がたまらなく好きだ。

 彼をモデルにしたキャラクターが好きだ。中二病のサイボーグも、英霊の女の子も大好きだ。

 とにかく、私はあの事件が大好きなのだ。

 どうしようもないくらいに大好きなのだ。


 ……意味がわからないと思ったことでしょう。

 改めて見返すと僕もちょっと何言ってるかわかんないです。

 まぁ、切り裂きジャックというコンテンツを楽しんでいることは間違いないんですけどね。


 今回、このエッセイ? を書いた理由は、特にありません。

 強いて言うのなら「最近なにも書いていないなー、なんか書きたいなー」くらいの気持ちです。

 その結果があの駄文という訳です。

 

 でも、何も考えずに書いたわけじゃないです。

 自分なりに色々考えて、どうやってそれを伝えようか考えながら書きました。

 創作する上で最も大事なことですよね。

 それを意識しながら書けたので僕的にはとても満足です。

 

 今は切り裂きジャック以外にも色んな猟奇殺人事件を調べてます。

 調べると言ってもあくまで創作活動のネタ探し。それもど素人がやれるだけの範疇ですけどね。

 中には最近起こったばかりのものとかも。不謹慎だと思われることでしょうが、僕はそういうのもネタにするために調べます。


 でも、どんな形であれ、どんな内容であれ物語を知るのって大事なことだと思います。

 僕たちの人格形成は物語によって成り立っていると思うのです。

 物語の質が人格の質。体験した物語の数が経験の数。

 よく成長において環境が大事って言われてますけど、その環境って具体的にどういうものなんでしょうね?

 僕が思うに、最も優れた環境というのは物語が生まれやすい環境です。

 それで話が飛躍するんですけど、僕が至った結論が猟奇殺人鬼ほど悲劇的な物語を多く体験しているということです。

 彼らについて調べていると、みんなどこかで悲劇を体験しています。それも、僕たちが普通に生きているだけなら絶対に経験しないようなとびきりの悲劇がほとんどです。

 本当かどうかはわかりません。あくまで記録されたデータ上のものですし、誰かが作った物語かもしれません。

 でも、もし本当なら、彼らがおかしくなったのはそういう悲劇のせいだと思います。

 だからと言って彼らを許す気はありませんし、事を犯した彼らに慈悲はいらないと思っていますのであしからず。

 

 とにかく、殺人事件とかの悲劇を知っておくのも大事だと思います。

 僕は偶々殺人鬼とか猟奇事件とかについて調べるのが好きだからいいんですけど、そうじゃない人は結構きついと思います。

 でも、知っていて損はないと思うので、あくまで本質――つまり悲劇を残しつつオブラートに改変した物語をこれをきっかけに作っていきたいです。


 むむむ、やっぱり文章がぐちゃぐちゃしてしまいました。

 書きたいことをやたらめったらと詰め込むもんじゃありませんね、まったく。

 でも、少しでも僕の言いたいことが伝わってくれれば嬉しいです。


 それでは、さようなら。


零壱Zerone

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