みらん編③

みらんは「もう、ゆるしてよおおおお!!!もうあなたを虐めたりしない。約束をする。」と泣きわめいきながら言った。薫は「そんなこと言われても信じられるわけないでしょう!」とみらんに怒鳴った。

みらんは「お願い!ゆるして!もう絶対にしないから。約束します!」と薫の前で土下座をした。薫は「人間は約束をすぐに破り、忘れたと言う。信用出来ない。」と言い放った。みらんは「絶対にもうしません。お詫びとして何でもするわ。」と言った。薫は「何でも...か。じゃあ、あなたの手に約束の印をつけましょう。一生残る印をね。」と不気味に笑う。みらんは「印?何それ?まさか火傷でもさせるつもり?」と不思議そうに言う。薫は「まあ、似たようなことかな。ねえ、根性焼きって知ってる?」とみらんに聞く。みらんは「一応は。それを私の手にやるのね。いいわ。やればいいじゃない。」と強がる。薫は「そう。じゃあ早速。」と言うとタバコを取り出し、火を付けた。薫は「手の甲と手のひらどっちがいい?聞き手とは逆でいいわ。」と言うとみらんは「手の甲にお願い。」と言った。薫は「分かった。印は✕にしましょう。」早々と済ませみらんに言う。「あなたはこれを見るたびこのことが蘇る。夜も眠れなくなるわ。私の前から姿を消してね。もう、学校にも来ないで!」と言った。みらんは「ええ。もう学校なんて行けない。ずっと家にいることにする。」と泣きながら言った。

みらん編終わり。

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